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スキージャンプ選手の上肢の位置について
スキージャンプの滑空の際、どの選手も上肢を決して前方に広げることをしない理由は何でしょうか。前方に広げた方が上方に引き上げられないかと思うのですが、バランスの問題なのでしょうか。
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重力だけが影響する自由落下とは違い、放物線落下には射出の角度や速度が大きく影響する。 カンテのマイナス10度も、前へ踏み出すサッツも、ジャンパーの身体とスキー板だけで得た揚力を有効利用して”理想の放物線”を描くために、長年の研究をした成果。 >選手は飛翔あるいは滑空の感覚はないのでしょうか。 ”為す術も無い”自由落下とは違い、自分の身体やスキー板で揚力を作りながら滞空時間を延ばすコトが出来るんだから、数秒とはいえ、飛行の感覚はあるだろうな。
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- Sasakik
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”机上の思いつき”ではなく、実地の試行錯誤の結果が今のスタイル。 今、主流であるV字ジャンプは、V字に開いたスキー板とジャンパー自身の身体で揚力を発生させるスタイルだけど、両腕を身体に沿わせることで、風を受ける面積が大きくなり、より大きな揚力を生むことになる。 ジャンプ競技は、「放物線落下」による飛距離を競う競技。 >前方に広げた方が上方に引き上げられないかと思うのですが、 ジャンプ台のカンテ(踏切台)が上向きになっていると思い込んでいる人がいるようだけど、カンテの角度はマイナス10度と”下向き”になっている。 サッツ(踏み切り)は、”前に向かって”飛び出せるタイミングが重要。タイミングが早いと”上に引き上げる”サッツになるけど、上向きのサッツは失速して揚力を失い、手前にストンと落ちるジャンプになったりする。 スムーズな放物線を描くためには、スムーズな飛行姿勢への移行が必要。 バンザイ姿勢からだと無駄な動きが多すぎ、揚力のロスも多すぎる。
お礼
放物線落下ですか。選手は飛翔あるいは滑空の感覚はないのでしょうか。
- eroero4649
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https://www3.nhk.or.jp/sports/story/1927/index.html こちらにあるように、様々な試行錯誤の歴史があるのです。腕を前に出すバンザイスタイルもかつては存在しました。 バンザイスタイルは、ジャンプて腕を前に出す瞬間が空気抵抗になりますよね。そこで減速してしまいますから、不利になると思います。 この質問を見てふと思ったのですが、そもそもスタートするときに両腕を体に揃えるのではなく、水泳の飛び込みのときのように頭の上で揃えて、そのままジャンプしたときにバンザイスタイルにするってのはどうでしょうかね?
お礼
いろいろ紆余曲折の結果現在の形式が定着したのですね。 >水泳の飛び込みのときのように頭の上で揃えて、そのま>まジャンプしたときにバンザイスタイルにするってのは>どうでしょうかね? 頭から突っ込むより恐怖心が減るかなと思いました。下肢の屈伸と同調させるとうまくいくかもしれませんね。
- kon555
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スキージャンプは空気抵抗を利用して、上向きの力(揚力)を発生させています。 そのためには滑らかな平面が重要で、スキー板のワックスがけが重要な要素です。その点人間の腕というのは理想的とは言い難い形状をしており、またバランスを崩す要因にもなり飛距離が落ちるため、誰もやっていないのです。 スキージャンプの歴史的には腕を使うフォームも存在しましたが、淘汰されたようですね。 https://www3.nhk.or.jp/sports/story/1927/index.html
お礼
なる程そうですか。腕や胴体が平らになるような衣類などに工夫することは禁止されているでしょうね。
- 4500rpm
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前方に伸ばすと隙間ができ、腕の面積を有効に使えません。 体の横に付けると隙間ができにくいので、有効に腕の面積が使えます。
お礼
真横に延ばしても同じですね。
お礼
色々詳しく興味深いお話を伺えました。