製図 ねじ・ざぐりの表記について

このQ&Aのポイント
  • CAD化作業で困っていること
  • メートル細目ねじの指示表記について
  • 本体鋳物、フランジ貫通でねじの外径と本体の距離が近い時の指示方法とざぐり指示について
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製図 ねじ・ざぐりの表記について

紙でしか残っていない図面をCADに起こす作業をしています。 基本的に元の図面をそのままCAD化していますが細かい修正指示が入ってきます。 業種・業界未経験で特に工学系の勉強もしたことがないため基礎的なことがなかなか分からず困っています。 ・メートル細目ねじの指示表記  M24ピッチ2を「M24×2」と指示したら「M24×P2」と修正するように言われました。  「JIS B 0123 ねじの表し方」を見ると特に P を入れる記述はなく、元の図面も P 表記  はありませんでした。  「Pを入れるのが当たり前」とのことですが確認できる規格は他にありますか? ・本体鋳物、フランジ貫通でねじの外径と本体の距離が近いとき  「貫通」指示ではなく「ねじ深さ」で指示するように修正が入りました。  距離がどれくらい近ければ「ねじ深さ」で指示したらいいのかわかりません。  何を参考にして考えたらいいですか? ・ざぐり指示について  基本的にJISを参照するようにという指示だったため JIS B 0001 機械製図 の  ざぐり記号で指示したら「こんなのわからない」と言われました。  寸法線で表記するように修正が入りましたが、ざぐり記号の使用はしない方が  いいのでしょうか? あまりまとまりがなく質問で申し訳ありません。 社内で聞いてもはっきりとした回答をもらなかったため、助言を頂けると助かります。

  • low31
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質問者が選んだベストアンサー

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  • kon555
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回答No.5

 まず図面を書く上で重要な点として 「間違いなく伝わることが最重要」「見間違い・勘違い・作業ミスの発生を最小化する」 というのを念頭においてください。  JISの作図ルールも基本的にはこれに則っているのですが、どうしても個々の会社にはそぐわなかったり、必要ないレベルの細かさになっていたりします。  よって「JISではこうなのに」はそんなに意味がありません。少なくともJISルールは金科玉条ではないのです。  そうした視点から考えると、貴方が今感じている疑問にある程度の妥当性が見えてくるはずです。 問1.「M24×2」ではいけないのか?  これは他の方の回答にもありますが「ホニャララ×〇」という表記は加工の個数表記として使われることが多々あります。多分ですが「C3×4」とか「2×R5」みたいな表記は見たことがあると思います。  これは同一加工の箇所を示す表記ですが、これと誤認する可能性が「M24×2」には存在するため、間違いなくピッチ指定だと理解できるように「P」をつけるわけです。 問2.距離がどれくらい近ければ「ねじ深さ」か  これはケースバイケースとしか言いようがありません。ただおそらくですが、『フランジへの加工』かつ『本体とネジ外径が近い』という条件からすると、その指示を出した方は加工時に工具チャックと本体との接触を懸念しているのだと推測できます。  つまり『貫通』という表記では、「それを見た加工者が何も考えず突っ切ってしまい、ドリルまたはタップを保持しているチャック部分が本体に当たるかもしれない」という懸念です。実際、こういう不具合は多々あります。  そこであえて深さを指定する事で、作業者の注意喚起を促そうという意図でしょう。  しかし実際のところ、加工者がどんな工具、どんな条件で加工するかは予想できませんので、何とも言い難い部分です。  一応市販のドリルチャックの寸法などを見て、何となくの感覚を把握しておくといいかもしれませんが・・・これに関しては、都度指示を聞くしかないかと。 問3.ザグり指示について  最新のJISでは規定のあるざぐり記号についてですが、これについては「日本国内での流通を想定するなら、現時点では使用しない方がいい」と断言できます。  図面の作図ルールというのは国際的な共通規格のようなものなので、他国で書語で書かれた図面も見れば何となく理解できます。また、そうなるようにルールが整備されていきます。ザグリ表記もその一環なのでしょうが、如何せん馴染みがありませんし、正直分かりにくいし書きにくい。  20年後30年後は別として、少なくとも現時点においてはあの表記方法を守る必要性はゼロです。  こんなところでしょうか。  製図は中々奥が深く、感覚的な部分が多いわりに、加工や組み立て、検査の実務が分からないと中々理解できないと思います。  しかしなにはともあれ「間違いなく伝わることが最重要」「見間違い・勘違い・作業ミスの発生を最小化する」が最優先です。それを忘れなければ、何とかやっていけると思います。頑張ってください。 (なので「いままでコレでやってきた」はそれなりに留意すべき条件です)

low31
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 問1に関して他の方にもお伝えましたが、私の知識不足でして成程と理解致しました。 図面の誤認で加工されてしまうのは怖いですね。気を付けていきます。 問2ですが、上司は「ねじがぶつかる可能性がある」と言っていました。今回の場合は多少本体が削れても構わないようです。 ですがkon555さんの回答で加工の工具や本体に傷がつかないかを考える必要があることに気がつきました。ありがとうございます。工具径ならば加工サイズから予測できるので調べてから上司にねじ深さで指示するか確認してみようと思います。 問3ですが、新JISの馴染みは本当に薄いのですね。 ただ馴染みが薄いからと使わないと覚えないので、いざ使っている図面に出会った時に理解できなくならないようしたいです。 図面を書くこと自体は今は楽しめています。加工方法や組立などの話しを聞く機会があることもあって図だと簡単な形状だが加工は難しいなど現場を知らないとわからないことを聞くことができるのもありがたく思っています。 ただ上司の指示に説明がない(説明されているのかもしれないが理解に至らない)ことがとてもストレスになっています。 上司からではないですが「製図は作業する人のことを考えて書く」と教わりました。本当にその通りだと思います。 丁寧な解説ありがとうございました。 頑張ります。

その他の回答 (4)

回答No.4

修正できないので 再度  貫通はΦ5穴遠し、遠し、トオシ、貫通、とかで書かれる事が多い。 ミスですね 下が正解  貫通はΦ5穴通し、通し、トオシ、貫通、とかで書かれる事が多い。

回答No.3

・M24x2 と M24xP2 での違い 始めの「M24x2」ではM24を2カ所という表記や指示になります。ではM24での粗目なのか細目なのか複数あります。 ねじのピッチが分からいと適当にその場にあるのでは困りますよね。 それで表記は「M24xP2」このままでは2つの意味合いがあるので、 1つがねじに対しての「P2」(ネジ山の間隔、2mm)という表記のを使う。 1つが「ピッチの間隔2mm」に加工をするという意味ですが出てくる。  (普通M24でピッチ2mmでタップやねじ加工なんてありえないけど、これがP60とかだとありえるのです) では初めのM24x2でいいじゃんと思うかもだけど、こちらはM24をどこに2カ所かなんてわからない。 その辺にある適当なM24ねじならなんでもいいから2カ所加工するという意味にもなるからです。 それで正確にねじ部の指定カ所に「M24xP2」表記をする事でこの部分は、メートルねじの24mmで、ピッチ2mmのタップやねじ加工をするという意味になります。 ・貫通と止まりの表記 前の方が書いてそのままなんだけど。あるある図面表示込みでw 貫通はΦ5穴遠し、遠し、トオシ、貫通、とかで書かれる事が多い。 止まり穴は指定方向からの穴の深さを記入 「Φ5 深さ10」 とかで表記がされる。 ネジだと完全ネジ部と不完全ねじやドリルがどこまで入れられるのかで、ただ止まりねじだからでは意味不明です。 仮に板厚が10mmで5mmネジが入るようにするなら当然、タップサイズで深さ5mmの文字で書かないとだれが見ても意味不明でしょ。 M5x0.8 深さ5 という風に ・ザグリ記号 はっきり現場や図面上でそんなの長年してきた記号ではありません。使わないと思いますし、現場からなにこれとなるのは当然ですね。図面の印字やこすれなどによってその記号だと印字のごみや図面が色んな現場で淀れたや文字が小さい隣の文字とにじんでいるでは全然分からないし現場では話が通用しません。 ですから、ザグリをするならちゃんと「ザグリ深さ〇〇」と書く。 他の方も書いてますが社内規格もあればローカルルールもあるからこそ、先輩たちがというのだが。 状態によって転職考えた方がしあわせかもよ。

low31
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ねじ穴の数は「2-M24」で表記していたので「M24×2」でも数の指定になるということを知りませんでした。 それならば「P」の表記も納得できます。 新JISはまだ馴染みが薄いのですね。 今は旧JIS表記が社内で使用されているので自分がJISの改訂についていけなくならないように気にしつつ使っていこうと思います。 悲しいことに転職は考えています。

  • hahaha8635
  • ベストアンサー率22% (800/3609)
回答No.2

上の2点は社内規定 最後のはJISの改定をしらない設計者 無知によるいじめ 引き出し指示・正面粗さ はほとんどが社内規定があったり 個人判断があったり JISの改定を知らなかったり 無知ゆえの抵抗があるため サンプルをもらい それに統一するしかない 3Dの場合 自動ではいるのでそれに準じるのが手間もなく早いのですけど 抵抗勢力が強すぎる Φ7トオシ Φ7通し Φ7貫通 ↑ JISには規定がないが 以前止まり穴を貫通させた反省から現場から言われたので書くようにした場合が多い しかも日によって違うってorz 20キリ ↑ 加工法を指示してるんでDRILLで開けなければならないが 薄板でもDRILLで開けろというのかww ▽ いつの時代のJISだよ 突っ込みどこは満載だが 抵抗は無意味だった

low31
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「どっちでもいい」と言いながら赤ペンで思いっきり×を書き込んで返してくるので個人判断が強いのかと思います。 サンプルは無意味でした。 表記のゆれも実感している最中です。 自分の使っているPCに「SOLIDWORKS2012」が入っているのに全く使われていません。勿体無いです。 hahaha8635さんは「なんでだ!」という気持ちが一番伝わった気がします。 ありがとうございました。

回答No.1

JISではない会社もしくは業界のローカルルールが有るのは仕方がないです 指示に従うのがベターです

low31
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 できる限り知識を吸収できるように指示を聞いていこうと思います。

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