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人の骨
国立競技場かなんだったかの工事で人骨がたくさん出てきて困っているというようなニュースを見ました。 そこでふと思ったのですが、今までの歴史を考えれば日本のそこら中に骨が埋まっていても不思議じゃないような気がするのですが、そうでないのはなぜなのでしょうか? 極端な話国土を十分埋め尽くせるくらいのひとが今までに死んでいるんじゃないかと思いますが、実際には掘ればどこでも出てくるという具合なのでしょうか?
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- oska2
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>国立競技場かなんだったかの工事で人骨がたくさん出てきて困っている 江戸時代の(300年前)墓地らしいですね。 >日本のそこら中に骨が埋まっていても不思議じゃないような気がするのです まぁ、理論的には各地で人骨が埋まっています。 >そうでないのはなぜなのでしょうか? 火葬でも土葬でも「骨は、分解されて大地に戻る」のです。 墓地の骨壺は、「空気・水分が通る素焼き」ですよね。 これも、故人の遺骨は大地に還るという宗教的な観点からなのです。 時々、有名な陶器の骨壺を用いている方がいますよね。 これだと、遺骨が分解されないので300年経ってもそのままです。 >実際には掘ればどこでも出てくるという具合なのでしょうか? どこでも掘れば出る個所は、既に骨は分解しています。 当時の遺体捨て場だった化野念佛寺でも、掘っても骨は出ません。 対して、大阪の千日前辺りでは掘れば(今でも)多くの人骨が出ますよ。 江戸時代から明治5年頃まで、犯罪者の処刑場でしたからね。 首を刎ねて、そのまま打ち捨てです。 首のない胴体は、解剖したり肝臓をとって漢方薬にしたりしています。 その後、胴体は刑場内で山積みにしていました。 野良犬が死体を加えていた事も、多かった様です。 ※江戸時代の死刑は、6種類存在。 ※下手人として処刑された場合のみ、遺族関係者に胴体・首を返還。 ※現在では、下手人=容疑者を意味します。 ※斬首・獄門・磔・火あぶり・のこぎり引き刑では、遺体は返還しない。 まぁ、地質と土地の由来次第ではまだまだ眠った人骨が埋もれているでしようね。
- cwdecoder
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通常は、日本の土は酸性のため数十年で骨は分解されて跡形もなくなります。 数百年前の骨が見つかることはアルカリ性の物質が含まれているなど好条件が重なった場合で極めて稀です。 例外的に貝塚のそばで人骨が発見されるのは貝がアルカリ性だからです。
- eroero4649
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国立競技場の近くで出てきた大量の人骨は、江戸時代の埋葬地の跡なんだそうです。江戸時代ですから、せいぜい200年前です。その程度だと骨はまだ大地に還りません。骨も分解されるようになるにはもっと長い年月が必要です。 また時代と共に、人が住む場所も変わってきました。東京は江戸から都市でしたから、江戸時代のちょっと郊外のあたりを掘れば人骨が出てくることもしばしばです。けれど例えば飛鳥時代なんかは奈良県が一番の都市だったわけで、奈良県の田畑を掘り返せば飛鳥時代当時の人骨なんかも出てくるかもしれませんが、あの野ッ原をのべつまくなしに掘るのも現実的ではありません。また、飛鳥時代の遺跡が何メートルもの地下から出てくるように、月日が経てばそこに大量の土砂が溜まります。 運が良い(?)保存状態の骨は化石になりますが、ほとんどの骨は長い年月のうちに自然分解して大地に還ります。 それでなくとも、人類の人口なんて産業革命前までは10億人いたかどうかです。20世紀になってから文字通りのネズミ算式に爆発的に人口が増えました。それまではそれほどの人口密度ではなかったうえ、ほとんどは子供のうちに死にました。子供は骨化も不十分ですから、埋めれば大人より早く自然に分解します。小さいですしね。
例えばなんですが、今、新国立競技場がほぼ完成しましたよね。 何の建設関係でも同じなのですが、出て来ると困ることがあります。 古墳、お話に合った人骨(殺人とはではなく、昔の埋葬跡地)、鍾乳洞など。 これらの物がでてくると、工事を一旦止め、各分野の方々で調査、発掘をしなくてはならないのです。 そうなると、当然、工期は伸びますでしょう。 なので、重要でない、出土物については、見て見ぬふりをしてやり過ごす。 という話を、その業界の方から聞いたことはあります。
補足
つまり掘ればどこでも出てくるということですか?