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ヘリコプターの燃費について知りたい
- ヘリコプターと飛行機の燃費にはどれほどの違いがあるのか
- 南スーダンなどの雨期には飛行機の輸送が困難になるため、ヘリコプターの使用が考えられる
- しかし、ヘリコプターは燃費が高いため、実際に使うことはできない
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質問者が選んだベストアンサー
>ロシアのミグ社に使用量を問い合わせてみます。 打ち間違いかもしれませんが、Mi-8(Mi-9はMi-8の改良版です)の設計・生産は「ミル」社です。ソ連軍ファンの間では「ミル設計局」の名で知られています。ただ、ミル社そのものはもう消滅していて、今は「ロシアン・ヘリコプターズ」というなんのひねりもない会社に引き継がれているようです。 とはいえ、ソ連(ロシア)にそういうことを聞いても「必要な活動に対して十分な量である」とか答えがかえってきそうですね・笑。 設計がソ連時代ですから、燃費なんてーもんは最初から頭にもないと思います。ただソ連製品というのは「デカい・単純・頑丈」なものですから、アフリカのような国では運用しやすいと思いますけどね。Wikipediaによると、整備費は飛行1時間あたりで500円という破格のお値段です。 んで、セスナ機の燃費ってどんなもんだろうかとちょっと私も調べてみたのですが、「1時間あたりで約8ガロン」というのがありました。約30リットルですね。機種によって数値は全く違うでしょうが、ブラックホークの1/10で済むということになりますね。 落ち着いて考えてみれば、飛行機は最悪エンジンが止まってもグライダーで飛行することができますが、ヘリコプターはエンジンが止まったら即墜落ですから、そりゃ燃料を喰いますね。エンジン2基で飛んでるオスプレイは凄そうだなあと私も今回の回答で改めて思いました。 「1機あたりの値段は(中古品と想定すると)おそらくMi-8のほうが安い(それなりに中古ニーズがある割にタマ数が少ないセスナ機は値段が落ちないため。一方、旧東側諸国で幅広く使われていたMi-8は軍用の払い下げ品が大量にあると思われます)。整備費は明らかにMi-8のほうが安い。一度に運べる量もMi-8のほうが多い。1時間あたりの燃費はセスナ機のほうがはるかに少ない」 と、こういうところではないかなと思います。「お役所仕事」というのは世界中どこにでもありますから、1機あたりの値段の安さと整備費の安さをプレゼンされてMi-8を購入したものの、あまりの燃費の悪さ(運用予算の少なさ)に持ち腐れ状態になっている、と推理しました。 「輸送用ヘリコプターを使いたいが燃料費が多くかかるので滑走路は未整備だが止む無く飛行機を使用している」という国連職員の言い分は、概ね正しいのではないかなと推測します。
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- rmpk4197
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「飛行機が使えないならヘリコプターを使えばいいのに」という考えは、マリー・アントワネットの「パンが無ければケーキを食べればいいじゃない」という発想に近いです。非難しているわけではありません。真剣に難民のことを考えたらそういう考えに至るのは理解できます。申し訳ありません。 通常、ヘリコプターはヘリポートから離着陸します。ヘリポートは単なるヘリパッドよりかなり広いイメージです。ヘリコプターがヘリポートで離着陸する様子をよくみると、飛行機と同じように坂を登るように離陸して、坂を下るように着陸しているのが分かります。つまり、ヘリコプターであっても通常は滑走路が必要なのであって、狭い校庭なんかに降りるのは非常時の措置です。 難民キャンプで疫病が発生したために緊急に医薬品を運ぶ必要がある、といった状況でヘリコプターを使うのは合理的な運用であると思いますが、毎日50トン以上もの貨物を、飛行機が使えないという理由でヘリポートもない所にヘリを飛ばすのは安全上も問題のある運用であると思います。 燃費を問題にされているようですが、運航にかかる経費は燃料費だけではなく、整備費、人件費、機体の減価償却費(またはリース費)などあって、ヘリはコスパが悪いのです。ヘリに乗ってみればすぐに分かりますが、振動が激しくて乗りごごちが悪いです。ローターの機構は複雑で、機体の消耗も早いし、安定したホバリングには相当な訓練も必要です。ヘリパイロットではないので、これ以上のことは分かりませんが、大変危険な仕事であることは想像できます。
お礼
コメント有難うございます。ヘリパッドはヘリコプターがまさに離着陸する場所です。ヘリポートはエアポート同様に飲食施設や休憩室を備えた施設です。最近のYOUTUBEで「国境なき医師団」で南スーダンに居られる日本人看護師さんが「雨期で飛行機が使えない。泥沼で離着陸できないので困っている」と語っておられました。飛行機が使えないならヘリを使えばよいのにというのが私の単純な疑問です。国連活動支援局(UN/DOS)ではロシア製のヘリ(最大貨物積載量4トン)を90台使っています。国連人道輸送航空サービス(UNHAS)に何故ヘリを使わないかとたずねたところ、poor fuel efficiency (燃費が悪い)だからという簡単な答えが返ってきました。人道支援という仕事の重要性と燃費性能を比較すると燃費性能が人道支援より重要との答えかと驚き、更に質問しましたが、以降の回答はありません。経費報告を見ると確かに燃料代の割合が非常に大きく、燃費が重要であることは分かりますが、飢餓に苦しむ人々の救済より燃費の節約が重要なのか、それほどヘリの燃費は飛行機に比べ大きいのかと思っている次第です。なお、UN/DOSが使用しているヘリパッドは22mx22mで垂直離着陸するため滑走の距離は考慮していません。
- eroero4649
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>アフガンでもよく事故が起きた 乾燥地域のお約束です。ヘリコプターが砂を飛ばして、その砂がエアインテークから入ってエンジンを故障させます。湾岸危機(湾岸戦争前のとき)ではアメリカ軍も慣れていなくて事故を頻発させました。今は砂漠用の特殊なフィルターを使っていますが、それでも故障は頻発でエンジンの寿命も短くなるそうです。 >ヘリパッドがしっかりしていれば問題ない そんなものがきちんと整備できるなら、難民問題で悩まないと思いますよ。上下水道の基礎的なインフラさえままならない国で、ヘリパッドを整備するなんて不可能でしょう。その辺の野っ原に着陸するだけだと思いますよ。 >雨期の雨風も離着陸の障害になるのでしょうか。 >ヘリの雨の中での離着陸が危険だから ヘリコプターの運用は、有視界飛行が原則です。アフリカといっても広い(全ヨーロッパとインド、アメリカ、中国がすっぽり入ります)ので、地域によって気候はだいぶ違うと思いますが、一般的にアフリカの雨期は日本の夕立のような激しい雨が半日くらいずーっと降るということなので、とてもヘリコプターの運用はできないと思います。 え?災害のときに自衛隊のヘリは飛んでいる?そりゃ、日本の自衛隊は世界トップクラスの飛行時間を持っていますからね。世界一の練度を持つアメリカ軍に次ぐレベルだと思います。自衛隊のパイロットがプロのカーレーサーだとしたら、アフリカの民間ヘリのパイロットはそのへんのおばちゃんの車の運転みたいなものだと思います。 アフリカの雨期は激しい雨でそこかしこに池のような大きな水たまりができるということなので、そんなところには着陸はできないですね。日本の民間パイロットでも無理だと思います。自衛隊のヘリはそういう場所に降り立っていますが、実はあれは着陸しているのではなくて、ホバリングしているそうです。地面に着くか着かないかのホバリングは、最も難しい技術だそうですね。うっかりバランスを崩すとローターが地面にぶつかって墜落ですから。 >多分値段も安いでしょう。ヘリは安くとも南スーダンまで運ぶ運賃がかなりかかるでしょうね。 かつてあのオウムがサリンを撒くため(!)にMi-8を購入していたのはご存知ですか。当時はソ連崩壊でタダ同然の値段で軍の払い下げ品の中古が買えたそうです。それで、日本に持ってきたはいいけれど、ロシア語の整備マニュアルを誰も読めなくてそのまま放置となった(一連のオウム事件のときに警察が押収しましたが、その頃でもう飛べない状態だったそうです)というオウムらしいエピソードがあります。 問題点は、「輸送手段(ヘリコプター)がない」ではなく「ヘリは使わない」なのですから、仮にヘリコプターをプレゼントしても整備できる人がいなければただのオブジェになるでしょう。 また、使わない理由も「燃料代がかかるから」なわけですから、使えといっても拒否されるでしょう。使うか使わないかは向こうの自由ですからね。どうしてもヘリコプターを使って難民支援がしたいなら、ご自身で会社を立ち上げてヘリコプターを買ってパイロットと整備士を雇って飛行機輸送より安い値段で引き受けるということになるのかなと思います。それで「採算がとれる」ならヘリコプターの運用は有効であるということになるのかなと思います。 国連職員の「ヘリコプターは燃費が高いので使えない」という理由を思い出していただければと思います。決して「ヘリコプターを持っていない」ではないのです。そして燃費問題については過去の回答で検証したように「どうやら、ヘリコプターより固定翼(セスナ)機のほうが燃費が安い」と考えていいのではないかなと思います。
お礼
オウムがMi-8を持っていたとは初耳です。サリンを空からばらまいていたら、死傷者は数千倍増えていたでしょう。恐ろしい話です。国連活動支援局(UN/DOS)はMi-8を90機所有しており、アフリカでのPKO活動に使用しています。ヘリパッドはムスタン(MUSTHANE)というフランスの会社製で材料は織物にゴムをコートしたもの。22メートル角のヘリパッドで重量1トン。5人が作業すれば1時間で完成するそうです。重機は使用せず人力で敷設可能とのことです。日本製のヘリパッドも軽量で人力のみで敷設可能、しかもフランス製と比較にならないほど頑丈(rugged)で長寿命(long service life)だが、値段が少し高いので買えないそうです。 私はインドネシアとタイに合計15年暮らしたので雨期は経験しています。豪雨と共に頭上で雷鳴が響きわたり窓が震えました。しかし雨が止めば快晴で、降雨時間は1、2時間くらいです。国連やMSF、ICRC赤十字国際委員会がヘリを使わない理由は今は分かりません。なんとか究明したいと思います。
- eroero4649
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>セスナも1時間に200KM飛行できるのですか? 単発機で最大の大きさのセスナ208ですと、Wikipediaによると巡航速度は341キロということです。最高速度ではありません。一番燃費がいい速度が巡航速度です。ペイロードは1.3トン。質問者さんがおっしゃるように、Mi-8のほうがペイロード量は大きいです。さすがソ連製品。 巡航速度の比較では、ヘリコプターより固定翼機のほうがずっと速いです。そこは比較にならないです。ヘリコプターの利点は垂直離着陸ができる点にあります。 で、仮に3700リットルの燃料を行動半径600キロで使い果たすと仮定すると(実際はどうなのか分かりませんが、頼る資料がここしかないので)、1キロあたり3リッターの燃費となります。200キロだと約600リットルとなり、ブラックホークとほぼ互角となります。まあ、中らずと雖も遠からずなんじゃないかなという気がします。速度はブラックホークのほうがずっと速いですから、さすがブラックホークというところでしょうが。 とはいえ、ペイロードがセスナ208の4倍くらいあるので、どんな飛行機を使っているか分かりませんが、いろいろ差っ引いてもセスナの2~3倍の量の荷物がMi-8なら運べるはずだというのはいえるかもしれません。 しかし前回回答したとおり、セスナ機だと燃費が約1/10ということになってしまうと、少なくとも7倍くらいの積載量がないと割に合わないということになるかなァと思います。 あとはどうしても、飛行安定性(事故率)はヘリコプターは固定翼機に劣りますから、そういう「パイロットをなるべく死なせる危険に遭わせたくない」つまり「ヘリコプターでなければならない用事なら(渋々)ヘリコプターを使うが、飛行機が使えるシチュエーションならなるべく飛行機を使いたい」あるいは「ヘリコプターじゃないといけない場面以外は常識として飛行機を運用するもんだろ」という価値観もあるかもしれませんね。 あるいは、運用する時期は雨期ということですから、現地のパイロットの質として視界が悪い悪天候下での飛行には不安があるという事情もあるかもしれません。単純に、ヘリコプターの操縦は難しいのです。特に悪天候下では難しく、日本でも防災ヘリコプターが悪天候下で墜落(山に激突)する事故がしばしば発生します。 https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/h30/topics3/38192.html ↑の事故は「天候は良好」で「風も弱い」のに発生している事例があることに注目してください。自衛隊と違って防災ヘリの場合はパイロットの飛行時間が少ないのです。 「燃料代が高いので難民への食糧配給は止めておこうか」という話が出るくらいですから、本心では難民救助への士気が低いというのはあると思います。お金をかけて、事故の危険を背負ってまではやりたくない、が本音なのかな。 ホームレスへの炊き出しにウニモグを使いますといったら、そんなの使うな、軽トラでやれ、軽トラで。っていわれるようなもんじゃないでしょうか。
お礼
「巡行速度」というキーワードを教えて頂き有難うございました。ヘリコプターはブラウンアウトという現象(着陸時にローターの起こす風で周囲の砂ぼこりが舞い上がりパイロットの視界を遮る)により乾燥地帯では事故が起きやすいという話はアメリカの国防総省の人から聞いた話でアフガンでもよく事故が起きたそうです。雨期の雨風も離着陸の障害になるのでしょうか。ヘリパッドがしっかりしていれば問題ないような気がしますが。国境なき医師団(MSF)もヘリは使用せず普通の飛行機で医療品や医師・看護師の輸送をしていますが、雨期には一面の泥で着陸できないことが多いそうで、何故ヘリを使わないのか不思議です。ヘリの雨の中での離着陸が危険だから、あるいはヘリのパイロットが少ないからでしょうか?国連もMSFも何故ヘリを使用しないのか不思議です。Mi-8を製造しているRussian Helicopters JVCという会社に値段を問い合わせてみます。Mi-8は1961年の開発依頼世界で17,000機売れたそうで多分値段も安いでしょう。ヘリは安くとも南スーダンまで運ぶ運賃がかなりかかるでしょうね。 余計なことですが、私は年金生活者で、いまさらヘリの取引で金儲けしようなどという気はさらさらありませんが、ほんの少しでも人の役に立ちたいと思っています。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11074/34516)
戦争映画によく出てきて、東日本大震災でも大活躍したUH-60ブラックホークは1時間の飛行で約650リットルの燃料を必要とするそうです。往復で200キロ圏内ならほぼ1時間前後のフライトでしょう。燃料は、航空燃料(ケロシン)ですね。気になるお値段ですが、原油価格は結構上がり下がりが激しい上に「アフリカの空に飛ばす自衛隊のブラックホークのケロシンに、どこの税金がどうかかるのか」がどうにも分らんかったのでここは割愛します。国の組織である自衛隊に納入する燃料に、税金てかかるんですかね? トラックだとすると、仮にリッター5キロとして200キロなら40リットルですね。ディーゼルエンジンなので、燃料は軽油です。もちろん不整地の道路なら燃費はもっと悪くなると思いますけどね。
お礼
ありがとうございます。国連との会合で南スーダンなどの難民に食糧や薬品、医師を輸送しているが、雨期でトラックも4駆も使えないことが多い。輸送用ヘリコプターを使いたいが燃料費が多くかかるので滑走路は未整備だが止む無く飛行機を使用しているとの話があり、知識がないため話が進められなかった次第です。別の機会に国連活動支援局は主にヘリを使用しロシア製Mi-9を90機所有しているとの話がありましたが、一般飛行機との燃料使用量の多寡の比較はありませんでした。ロシアのミグ社に使用量を問い合わせてみます。UH-60ブラックホークは200KM飛ぶのに650リットルの燃料が必要とのこと。トラックより燃費はかかっても道路が使用できない場合もヘリなら輸送可能というメリットがあります。飛行機よりどれくらい余計に燃費がかかるかしらべなければいけません。
- maiko04
- ベストアンサー率17% (345/1956)
1円でも惜しいということなのでは? 儲けの出ない慈善事業ですからね。
お礼
各国政府や一般市民の浄財によって運営されている事業なので、仰る通り1円でも無駄に使うことは許されません。問題は雨期には車が泥に浸かって4駆も走れない状況になり、空輸(場合によっては落下傘で降ろすエア・ドロップ)が避けられません。ヘリで運ぶのがベストですが、燃費が高いのでヘリは使えないと言っています。
お礼
セスナも1時間に200KM飛行できるのですか?ならばブラックホークより燃費はケタ違いに安いですね。WIKIPEDIAでMi-8 (Mi-8T)を読みました。積載可能燃料3700リットルで航続距離600KM、最大貨物積載量4トンならなら輸送費としてさほど高くはないと思います。これなら食糧もかなり積めます。「燃料代が高いので難民への食糧配給は止めておこうか」と述べており、本末転倒な話です。色々と裏があるのかも知れません。日本は官民合わせ国連への拠出額が米、中に続き3番目ですから、国連に訊けば答えてくれるでしょう。