• ベストアンサー

重傷者を救助?軽症者を救助?

ロングロードホームなどのアメリカ映画を見てると、部隊が壊滅の危機に陥っても必死に衛生兵が重傷者に人工呼吸等をしています。 一方空母いぶきという漫画では、早期に戦線復帰できるよう重傷者をあとまわしにし軽傷者から救助しています。 通常軍隊としてどちらが正しい姿なのでしょうか?陸戦と船乗りで違いでもあるのでしょうか?

  • 洋画
  • 回答数4
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1749/3354)
回答No.1

細かいシチュエーションが分からないのですが、「トリアージ」という概念が軍事医療・緊急医療の世界では存在します。 つまり助かる人、助からない人を選別し、助からない人には治療を施さない、という、医療レベルのダメージコントロールです。 今まさに船が沈もうとしている、という緊急事態では、助かる助からないではなく「戦えるかどうか」を基準にトリアージする事はおかしくはないかと。 軍隊としてどちらが「正しい」かと言えば、空母いぶきの方です。 ただ軍隊というのは激烈な仲間意識で構成されているので、身内をそんなにアッサリとトリアージできるかと言えばそうでもありません。 助からない味方を助けようとして死んだ軍人は枚挙にいとまがなく、下記のような事例もあります。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AE%E6%88%A6%E9%97%98 『近づきつつある民兵たちから負傷したブラックホークのパイロット(マイケル・デュラント准尉)を守るために地上に降下した。』 そう考えると、「衛生兵が重傷者に人工呼吸等をしています」という描写も、軍隊として『正しくはない』が『正確である』かもしれません。

jkpawapuro
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。 指揮官としては見捨てる命を下す状況はあるが、現実として現場は見捨てないしその現場の意向を指揮官も無視しきれないといった感じですね。

その他の回答 (3)

  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1749/3354)
回答No.4

>>現実として現場は見捨てない ちょうどいい余談、あるいは与太話の類をひとつ。 実は軍人の訓練において最も大きなハードルは「人を撃てる様にする」部分だそうです。 人間は本能的に同属の殺害を忌避するので、殺すと分かっていて引き金を引くのは大変大きなストレスです。実は「殺すか、自分が殺されるか」というシチュエーションなった時、かなりの割合が「殺される」を選ぶのだとか。 当然、この心理的ブレーキが外れいてて躊躇なく人が殺せる人間もいるのですが、それはそれで物騒で軍隊にはむきません。 では軍隊はどうするかと言うと、こう言うのです「お前が殺すべき奴を見逃せば、そいつがお前の隣の奴を殺す」 要は強烈な仲間意識、身内意識によって心理的ブレーキを突破するのですね。自分が殺される事は許容できても、仲間が殺される事を許容できない。そんな人間こそ軍人にふさわしいのです。 だからこそ『見捨てるべきときにも見捨てられない』という事態が発生する、軍隊という存在が抱えるジレンマです。 非常に興味深い戦場の心理学と言えます。

jkpawapuro
質問者

お礼

御回答ありがとうございました。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10479/32960)
回答No.3

軍隊という組織の性質上、負傷した仲間を見捨てるということはあり得ません。なぜならいつ自分もそうなるか分からないからです。もし命令で負傷した仲間を見捨てるとなったら士気が崩壊すると思います。負傷したら見捨てられるなら、絶対に負傷してはいけなくなるわけで、だとするとなるべく戦わないほうがいいということになりますね。 映画「ブラックホークダウン」の元ネタは93年のソマリア内戦のときの史実の出来事です。このとき、墜落したブラックホークのパイロットが負傷していることが分かったので、2名の勇敢な兵士が救出に向かうことを申し出ました。それはあまりに危険な任務だったので一度は上官は却下したのですが、「仲間は絶対に見捨てない」という本人たちの強い希望により上官は救出に向かうことを許可しました。 しかし結局その2名の兵士は戦死、パイロットは捕虜になり後に釈放されて帰還しました。戦死した兵士のうちのひとりは激高して興奮した民兵派によって遺体がジープにくくられて市中を引き回されるという扱いをされました。この映像が撮影されていて世界中に公開されたのが、アメリカ軍のソマリア撤退の大きな理由になりました。なお、救出に向かった2名の兵士はその勇敢な行為を讃えてアメリカ軍で最高位の勲章である名誉勲章が与えられました。 アメリカ軍はそれこそ今でもアフガニスタンに派兵していることもあり年がら年中戦争をしているので、戦場の心理というものの経験者には事欠きません。だからそこはリアリティがありますし、リアルに描かないと「こんなんじゃねえよ」と経験者からそっぽを向かれます。 その点、かわぐちかいじ先生はちょっとそこらへんの心理描写が甘いところがあると思います。「沈黙の艦隊」でも「ジパング」でもそうだったんですが、普通極限の状況に置かれるっていうのはとてつもないストレスで、ずっとそういう状況に置かれると戦争神経症になるんです。だけどかわぐち先生の作品で、特に主人公側が度重なる精神的ストレスでミスをするっていう描写が私が知る限り全くないんですよ。 でも実際の戦争というのはお互いに判断ミスをすることの連続なんですね。「戦争の霧」っていうのですが、敵がどこにどれだけいるなんてのは分からない。昔の戦争を経験している世代の人は「五分五分と思える状況はこちらが7割有利。こちらが不利だと思う状況で五分五分だ。こちらが負けているから撤退しようと思った瞬間に敵が撤退を始めたなんてよくあること」なんていいます。 かわぐち先生が意図的にそのような描写を省いているのか、そのような描写を苦手としているのかは分かりません。ただ昔の「沈黙の艦隊」と比べても年々やたらと勇ましくなっている傾向にあるような気がします。 重傷者より軽傷者の救出を優先するというのは、戦争だろうが災害だろうがあり得ないと思います。だってだとしたら、戦争で死にたくないなら軽く負傷するのが一番だとなるじゃないですか。死を恐れずに勇猛に戦ったやつが見捨てられて、後ろで軽傷を負ったやつが助かるなんて、そんな命令を下す上官は「勇戦中に壮烈な戦死をされ」て頂くに限りますね。

jkpawapuro
質問者

お礼

指揮官としては見捨てる命を下す状況はあるが、現実として現場は見捨てないしその現場の意向を指揮官も無視しきれないといった感じですね。 かわぐちかいじ作品では、沈黙の艦隊では海江田艦長が超人であるということですませてましたが、私もいぶきにいたってはどうにも侵略してる中国兵がまるで機械の様に無機質に感じられることがあります。 御回答ありがとうございました。

  • nagata2017
  • ベストアンサー率33% (6235/18587)
回答No.2

フィクションの中のことですから 実際に同じことがあるかというと NOです 最初のほうは衛生兵ですからどんなときにも自分のできることをする という姿勢を描写したもの。 後の方は 軍隊としてというより 人としての感情を優先したという描写です。 質問は通常の軍隊ではどうなのか ソンミ村虐殺事件で実行した中尉は上司の命令に従ったという主張で無罪。 軍規に従う行動が最善とされるでしょう。

jkpawapuro
質問者

お礼

御回答ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 軍人の階級、その仕組みについて

    軍隊には階級があって、昇進したり、場合によっては降格したりしますよね? この、階級が変動する仕組みを教えていただきたいのですが。 自衛隊でも、旧軍でもいいです。(できれば両方) もちろん、ほかの国の軍隊でもいいです。 例えば、任務を成功させるとか、敵部隊を壊滅させるとか、そういうなにかしらの結果を積み重ねると昇進できるんですか? スコア(?)とか。 それとも、成果+試験(?)みたいなものの結果で昇進できるんですか? 戦場で、例えば隊長を務めていた大尉の階級の者が戦死したとします。 そしたら、どこかから中尉の階級の者を引っ張ってきて、その人を昇進させて補完するみたいなことはあるんですか? それとも、同じ隊内で済ませるんですか? 昇進させずに、例えば副官を務めていた者を隊長にするとか。 あと、二等兵から始まった者は、どこまで昇進できるんですか? 曹長? それとも、もっと上まで行けますか? 士官学校を卒業すると、少尉から始まりますよね。 彼らは、どこまで上がれますか? 大将まで? それから、階級名って下から 二等兵 一等兵 上等兵 伍長 軍曹 曹長 准尉 少尉 中尉 大尉 少佐 中佐 大佐 准将 少将 中将 大将 でいいんですよね? 陸軍と海軍で呼び方が違うんでしたっけ? とある漫画で、士官学校出が准尉から始まっているんですけど、こういうところもあるんですか? 質問だらけで申し訳ありません。 分かるものだけで結構ですので、解説お願いいたします。

  • 軍隊にいた親類について(東部第23部隊山内隊、呉海兵団 小林(芳)部隊 松前隊) 

     私の親類が2人、軍隊に従軍しておりましたが、すでにその時代のことを知る人もおりません。数少ない情報ですが以下のような手がかりがあります。どのような情報でもご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。 (1)陸軍上等兵  ・東部第23部隊山内隊  (東部第23部隊長 山崎 文一郎)  ・昭和19年4月2日召集解除   銃弾による傷を見せてもらった記憶がある。また病気がちだったともきいており、それらのために召集解除になったのでないかと思われます。  ・中国方面に派遣されていたといっていた記憶があります。しかし、南方の果実の写真の絵葉書(ラバウルの果実の写真)も出てきたので、そちらにも行っていた可能性があります。   (2)海軍上等水兵  ・昭和19(18?)年10月23日消印の葉書には「呉海兵団気付 小林(芳)部隊 松前隊」所属となっており、文面では「先日の江ノ島行軍の際には悪天候にも関わらず来てもらったことに感謝する旨」記されております。  ・墓碑には「昭和20年4月27日 比島北部ルソン島陣歿」と記されております。  ・海軍でも船で戦うのでなく、いわゆる陸戦部隊であったという話を聞いたことがあります。

  • 軽症者

    新型コロナに感染した人で、軽症だといわれた人は、突然 お亡くなりになったようです、病気というのは油断できない のでしょうか、よろしくお願いいたします。

  • これって重傷ですか。

    怪我をしてて入院している友達から写真 が送られて来たのですがこれって重傷ですか。 話によると身体中包帯らしいのですが…

  • 軽症うつ?

    はじめまして、私は26歳のOLです。じつは1ヶ月ほど前から、好きな人が、軽症のうつっぽくて悩んでいます。 どうやら仕事には行ってるみたいですが、彼の周りの友達も連絡が取れないそうで、私も電話を掛けてみたり、どうでもいいメールを送ってみてるのですが反応はありません。今後、何もしないでじっと待ったほうがいいのか、それとも何かできることはないのか、すごく悩んでいます。どうか、アドバイスをいただけないでしょうか?

  • 軽症うつ病について

    5年間、軽症うつ病を患っています。 まじめに通院し、薬も飲んでいるので最近はだいぶ調子が良くなってきたのですが、天気が悪い日などはしんどくて寝込んでしまいます。 軽症うつの人が、日常生活でやってはいけないことってありますか?食べてはいけないものとか、飲んではいけないものとか。お酒はあまりよくないのは聞いたことがあります。

  • ご救助ください

    windows98.IE6sp1.ウイルバスターを使用してます。 DIAL_JAPUPが駆除できません。駆除のしかたを教えてください。

  • 軽症うつ病

    軽症うつ病で通院しています。 1日を通じて、「だるい、えらい、ねむい」 という症状が続いています。 日中、視線を一定の位置に固定しておくのが、だるいとかえらい感じがあり、寝よう寝よう、とする感じがあります。しかし、起きている訳だから、目はあちらこちらを捕らえようとしています。何かちぐはぐな感じがして、目がしばしばして、頭がボーッとして、悩んでいます。この症状によって、活字を読んだり、理解したりするのが、だるくなる事があって悩んでいます。(睡眠はとれています。) うつがひどくなると、立っていられないとか、頭が凝り固まった感じになり、動けなくなります。 うつの方、うつ回復中の方、うつだった方で、このような漠然とした、目の辺りや、頭の辺りの症状に悩まされた経験はおありですか? 日常生活では、抗うつ薬を飲んで、食事に気を付けて、ウォーキングや座禅などをして治療中です。

  • 軽症うつ病について

     実は、以前にも、同じ病気にかかってられる方に限って、質問させていただきましたが、広くご意見、アドバイス等をお持ちの方、教えていただければ幸いです。  私は、軽いうつ病(医者から、休職を3から6ヶ月勧めれ、抑うつ状態にあると言われています。)を、10年ほど、寛解と再発を繰り返しており、未だ完全寛解に至っていません。現在、2人目の医者に診てもらっており、気分変調症(抑うつ神経症)で3か月の休職を余儀なくされています。  医師からは、トレドミンとレキソタンを食後に、睡眠薬も処方され、朝早く起き、朝日を浴び、眠くなったら、午睡は1時間から1時間半は許され、10時半には睡眠薬を飲むという、規則正しい生活を指示されています。以前、かかっていた医者は、規則正しい生活を勧めるというより、眠いときは寝てもよく、たとえば、夜中にパソコンでインターネットをしていることについては、何のお咎めもなかったのですが、今の主治医は、夜中にパソコンをすると、ディスプレーの明かりで体内時計のリズムが狂うのでご法度になっており、できるだけ健康人らしく振舞うように言われ、そのような生活を心がけています。しかし、このような生活方法は、よく、本に書いてあるような、十分な休養をとりなさいといった、今までの治療法と異なり、若干の違和感があるのも事実です。   以上、私の、だらだらとした長いうつ病について書きましたが、この気分変調症(アメリカの精神分類では気分変調症と呼ばれ、日本では従来、抑うつ神経症と呼ばれていたそうです。)の治療法及び療養者として、この病気への対処法などをお教えいただければ幸いです。

  • 軽症鬱だと思います。

    今年で28になる男性です。 1年前まで作曲家をしていました。事情により離人症になり、音楽を辞めて派遣などしています。4月で派遣の契約が切れたので現在、休養の為無職です。  もうほとんど離人感が取れて、将来の為に英語の勉強などしているのですが、どうにも将来が不安だったり家族のことが心配だったりして、中軽度の鬱症状があります。集中できなくて勉強出来なかったり、何をしても楽しくなく、基本的に無感動です。(日によりますが)  不安感に襲われたときは、もうどうしようもなくて、全然眠れず、胃が重くなります。 どうしたらこういう症状はなくなるのでしょうか。 もっと毎日充実したいのに出来ない自分が居て、とてももどかしくなります。