S60C水素脆化の影響とは?酸洗い工程の関与について知りたい

このQ&Aのポイント
  • S60Cを板バネ効果を出し使用している際に、3カ月後ぐらいに破壊される現象が起きました。先輩の所見によると、この現象は「水素脆化」の影響があるとのことです。酸洗い工程において、水素が鋼に浸透し水素脆化の起因となる可能性があります。
  • S60Cをプレスで成形し、その後焼き入れ焼き戻しを行っていますが、この工程で酸洗いを行うことはあるのでしょうか?もし行う場合、この酸洗い工程が水素脆化の原因になる可能性があります。また、S60Cの素地の段階でも、水素脆化の起因となる製造工程はあるのでしょうか?
  • 水素脆化は、水素が鋼に拡散し集積するまで時間がかかると言われています。経験値を持つ方から、水素脆化について教えていただけないでしょうか?
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S60C 水素脆化

S60Cを板バネ効果を出し使用しているのですが、 3カ月後ぐらいに、破壊されてました。 現物をみると、錆の進行がものすごく、切欠き効果部分からの破損でした。 先輩の所見を聞くと”水素脆化”の影響がある。 ベーキング処理を行っているか?との事でした。 いろいろと調査してみると、 酸洗い工程において、水素が鋼に浸透し水素脆化の起因となる。 酸洗いといいますと、鍍金工程によくある工程ですが 今回のS60Cには、メッキを促しておりません。 焼き入れ焼き戻しは、しております。 そこでお聞きしたいのですが、 ?S60Cをプレスで成形し、その後焼き入れ焼き戻しをしてますが  この工程で酸洗いを行うことはあるのでしょうか?  行うのであればこの酸洗い工程が水素脆化の起因となるでしょうか。  また、S60Cの素地の段階でも、水素脆化の起因となる製造工程は  あるのでしょうか?   ?水素脆化は、水素が鋼に拡散し集積するまで時間を要するとの事でしたが  どなたか経験値で構いませんので、どなたか教えて頂けませんでしょうか。

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

水素脆化 の確認も大切ですが、 本来の計算では、寿命は何ストローク 又は 何年だったのでしょうか? それには、形状係数や切り欠き係数も加味した、条件と表面仕上げだったのでしょうか? 壊れるべくして、壊れたのではないでしょうか? 引張ばねの、フック部分のコイルからの折り曲げ部分が、壊れるのと同じような内容で。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

ご質問の状況からして、錆の進行により、板バネの実質的な板厚が局部的に 減少してその部分から折れたと想像します。 水素脆化といった難しい問題ではなく、錆による実質的な板厚減少が問題と 思います。 では、工程で水素吸蔵を起こす可能性があるか、水素吸蔵が錆の進行を増加 させるかを確かめたくなるように思います。 ご質問に記載の内容からして、工程で顕著な水素吸蔵を起こす可能性は少な そうに思います。 上記のような絞り込みを行うと、単なる錆の問題のようにも考えられます。 水素吸蔵と錆の進行について、情報が得られましたら、改めて回答したいと 思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

ブルーの色のS60C焼入済リボン鋼帯   http://www.daiwakg.co.jp/ITEM.htm >焼き入れ焼き戻しは、しております。 加工後に焼入はしないはずですが? その色のまま使います。酸洗すると弱いながら耐錆性のある酸化膜を取ってしまうのですぐ錆びる。 何もしないなら水素脆化はせずベーキング処理も不要。 但しピアノ線はやや近い?ブルーイング処理?を行う事はあるが目的と条件が違います。 >錆の進行がものすごく、切欠き効果部分からの破損 錆も破損に関係すると思います。しかし錆びない状態で負荷に耐えるか否か確認が必要でしょう。 ばねは計算もよいけど耐久試験をやるべき。<切欠き効果部分>があるなら尚更。 直近質問にも書きましたが   No.41988 SUS304-CSP材の疲労限度について 簡易に出来ることです。 錆と応力の関係について   最初は錆が偏らず発生する、   一部が孔状に深くなる、   それは微細な切欠部となって応力集中する、   元々の切欠部で応力集中してる地点で起きると更に現象が昂進する のサイクルで切欠部では錆と破損が加速してしまう「応力腐蝕割れ」という現象があります。なので錆対策をすれば割れも防げる場合もあるが、そもそも高応力なら効果がない → 耐久試験で確認する必要性 これも水素とは関係しないです。 水(水滴でも)が絡む悪条件なら電気化学作用が生じ、水素が絡んでくることがありますが、S60C無処理の使い方なのでそうではないと思います。

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