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穴の直径測定方法と真円度の考慮について
- 穴の直径測定に際して真円度(穴歪み)はどの様に考慮するのでしょうか?
- 穴の直径を測定する場合、なんらかの測定方法規定があるのでしょうか?穴が楕円形の場合は最小値と最大値の両方を管理したいと考えています。
- 真円度の規定が必須となる場合、どのような規定が存在するのでしょうか?
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回答(2)の者です。 補足に、φ40mmの穴を2mmの薄板にプレスで開ける為、真円度測定が困難と推測します、 と記述していますが、回答(2)のURLに示します資料で“真円度”の意味を確認すれば 真円度の規定は必須か否かが判る筈です。 また、加工に関して寸法公差は、以下のURLで規定されていますし、また金属プレス加工 品に関しても加工寸法公差が規定されています。 そちらの方法を活用すれば、真円度の規定は不要となります。 それと、以下のURLを http://www.nmri.go.jp/eng/khirata/design/ch03/ch03_02.html
>穴の直径を測定する場合、なんらかの測定方法規定があるのでしょうか? JISB0024の5.1.1 長さ寸法公差にある、2点測定法でいいと思います。 >仮に穴が楕円形だとすると、穴径とは? 単純に円の場合、相手が軸である場合が多いので2点測定で小さい寸法になると思います。 >2点測定で小さい寸法になるとの事ですが、これは何故そういえるのでしょう?(イメージ的にはモットモナ考えですが、やはり暗黙の了解でしょうか?) JISB0401-1(寸法公差及びはめあいの方式)の5.3.1.1 寸法公差では 寸法公差は、ある形体の局部寸法(2点測定)だけを規制するものであり、 その形体公差(例えば、円筒の真円度及び真直度、又は平行平面を規制する ものではない、個々の形体の幾何学的相互関係は、寸法公差によって規制さ れない。 とされていますので参考にして下さい。 暗黙の了解の件ですが、 近年は独立の原則をJISで定めていますが、それ以前はテーラーの原理と いうものがあったようです。たとえばφ40で+0-0.04の公差の軸の 曲がりは公差0.04を超えてはならないとうルールです。 私も独立の原則を知るまでは、このような考えでしたが、独立の原則が浸透 してからは穴径と曲がり(真直度)は別ものとなり、組み立てを容易にする ために穴径に真直度或いは円筒度いくつと入れないといけなくなっていると 思います。 ※独立の原則は1977年(33年前)に与えられたようです。 >単純に円の場合、相手が軸である場合が多いので2点測定で小さい寸法になると思います。 この発言をしいていうなら、テーラーの原理と解釈してもいいと思うし、 私も含めて年配の方はそのように思っていると思います。 >この場合真円度を規定しない限り、図面規定上は楕円の長径はどんなに大きくてもOKと言う事でしょうか? JISB0419(普通公差-第2部:個々に公差の指示がない形体に対 する幾何公差)では真円度の普通公差は直径の寸法公差の値に等しくとるが、 半径方向の円周振れ普通公差の値を超えてはならない。 とありますので、こちらもあわせて参考にして下さい。 またプレス品でしたら、 JISB0408(金属プレス加工品の普通寸法公差)が参考になります。 余談ですが、 JISの使用は任意かと思います、しかし法律で引用されている場合、強 制法規になっている場合もありますので、設計・加工等される場合はご注意 ください。 強制法規は日本工業標準会の、データベース検索→全ての検査項目→強制法 規で検索する事が出来ます。
課題探求には、どのような用語で検索すると答えに行き着くかの推理が重要です。 ネット上検索では広すぎるので?JIS検索?のサイトを使う。これで?内接円??外接円?で調べると、数十件あるが、更に推理を働かせる。 JIS B0022 幾何公差のためのデータム JIS B0022 製図-幾何公差表示方式 これは当然のこと、しかし読みこなしが面倒なのでパス、、、他を探すと、、 JIS B0401-1 はめあい 5.3.1 5.3.2 に、その規定がある。そして規定文中に登場する別の規格 JIS B0024 製図-公差表示方式の基本原則 を見ると『円寸法』の扱い方が書いてある。 これにある?包絡?という言葉はアタマでは判ってるつもりでも説明が書ける程の実力が無いのが哀しい。。。 はめあいを云々するなら上記規格で規定されるのは当然のこと。しかしはめあいをしない穴、円筒、というのも当然あるので製図通則などで決めてしまうのは無理がある。 円筒でも穴でも外接円/内接円よりも平均半径ででも決めたい場合ってありますよね? しかし機械製図では はめあい でなくともそれを暗黙的に使うことが多いでしょう。
難しく考えすぎのように思う。 仮に、φ20.0+0.05・-0 真円度 0.003 の穴に φ19.999+0・-0.05 真円度 0.003 の軸があれば必ず入ると考えるかどうか? JISの約束事で JIS B0024 の中に「完全形状の包絡面を超えてはならない」とある。 よってデータムとなる形状の最大値を超えない事 当然、穴の場合は最小値と考える。 加工時に真円度が寸法公差に影響する事は多々あります。 追記、 回答 1)さんのノギスの話 一般的に正確に測定すれば「小さい値」だが・・・・・ C形ノギスもあるし、アッベの法則・フックの法則で大きくなる事もある。 ある意味、こちらの議論の方が難しい。
穴の真円度は、以下のURLで規定されています。 そして、その表示方法もです。(振れ幅表示なので、どちらかは回答できません) その資料から、貴殿の答えを導きだして下さい。 又は、具体的なを。 又は、具体的な補足質問を でした。 穴の直径測定に際して真円度(穴歪み)はどの様に考慮するのでしょう? の内容に、“寸法の公差”は直接的に関係が無いと、小生は思います。 紛らわしくなります。
基本 通止めなので 厳密に言えば最も小さい寸法 実はノギスで測ると 厳密には小さい値になる どうしても 明確にしたい場合 ○M とか ○Lを入れる http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20091203/178276/?P=4
お礼
コメント有難う御座います。 2点測定で小さい寸法になるとの事ですが、これは何故そういえるのでしょう?(イメージ的にはモットモナ考えですが、やはり暗黙の了解でしょうか?) この場合真円度を規定しない限り、図面規定上は楕円の長径はどんなに大きくてもOKと言う事でしょうか?