- ベストアンサー
固溶化処理と加工ひずみとは?
- 固溶化処理により加工ひずみを抑制できる可能性があります。
- 材料購入時に固溶化処理されているかはメーカーに確認が必要です。
- 他の材質でも固溶化処理により加工ひずみが抑制されることがあります。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
?固溶化熱処理とは確か一般にはステンレスにだけ1050℃以上での熱処理を 言うと記憶している。ステンレスの場合、鋼のような応力除去焼きなまし温度 での熱処理は材質上、逆に耐腐食を大きく損なうからだという知識だけある ?ミルシート上には、固溶化処理済みと記載されていた筈と思います ?ステンレス以外は?で言うように、応力除去焼きなまし又は焼鈍と言います ?1050℃にもなると、残留応力も全てクリヤされると考えても良いと思います 最後に一般に固溶化熱処理すると青黒く酸化皮膜(黒皮)が出来てしまうので 近年の技術である真空固溶化熱処理?を指定しないと、おしゃかになるだろう 機械切削による残留応力がどれ位か判らないが、相当な精度を要求されている と思われますが。。。お力になれたか判りませんが、参考にしてください SUS303は快削用に材料としては、不純物であるSが多いので実際はどうかな ?専門家では無いのですが、切削により刃先は1000℃近くに達する筈ですが 局所的に熱を加えられそれが急に冷やされることにより生じるのではないかな (所謂、鉄板に御灸をする事により変形させることが出来る→真逆だが) 残留応力と耳にするがそれよりもコノ熱影響によるところが大きい気がします ?熱処理屋に相談した方が早いが、現状で反りが「2mm」が生じているならば これを平らに拘束させた状態で固溶化熱処理をかければ、応力はその状態で リセットされると理屈の上ではそう思われます 上記は、あくまで私的な知識だけで書いてますので、専門家に相談して下さい 下記サイトではSUS303焼鈍材を使用している(耐食性を犠牲にしている筈) http://jp.misumi-ec.com/ec/ItemDetail/10300537110.html
その他の回答 (1)
?劇的に改善します。 ?規格によって異なります。同じSUS303でもJISG4303のピーリング材は固溶化されてますがJISG4308のミガキ丸棒なんかは固溶化されてません。材料メーカーに指示してしてもらうのは不可能でしょう。ロールで注文を入れて何トンも全て買い取るなら応じてくれるかも。 ?応力除去は効果あります。 ?加工によって蓄積される応力を取るという意味で効果があります。 残念ながら、加工歪みが元に戻るということは期待できません。荒取りしてから応力除去する方が、仕上げ加工完了時のトータルの歪みは低減できるという意味です。製品の形状によってはプレス焼鈍、矯正テンパー、と呼ばれるような熱処理を追加することで修正できる場合もあり、私も色々と試したことがありますが、私の場合は期待したほど効果はありませんでした。
お礼
回答ありがとうございました。 とても勉強になりました。 荒加工後の固溶化は重要ですね。ただコスト低減のためには、できるだけ固溶化せずにすむ加工方案を考えなければならないですよね。
補足
早速の回答ありがとうございます。 ?の回答についてご質問があります。 "加工によって蓄積される応力をとる”とありますが、例えば平板を加工し、荒加工した時、片面側にワークが反ってしまった状態を、固溶化することで、平坦側に改善できるのでしょうか?(プレスによる焼鈍で反り除去しないと無理ですか?) それとも反りは改善できないが、固溶化後の仕上げ加工に変形が発生しにくいという意味でしょうか? 御教示願います。
お礼
回答有難うございます。 やはり熱影響ですかね。もっと自分でも勉強してみます。
補足
ご回答ありがとうございます。 ?荒加工切削による残留応力発生のメカニズムを御教示願います。 ?ステンレスの荒加工後の応力除去は、熱処理業者には、どのような頼み方が一般的でしょうか?(ただ単に固溶化処理?応力除去の焼鈍?プレス焼鈍?応力除去のための低温焼鈍?) ちなみに機械切削による残留応力は、約25mm厚さで、500L×500Bの平板において、反りが最大2mmほどありました。