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ハイサイドドライバIC IR2110の動作不良(ラッチアップ?)について
- 私はゲートドライブ回路を作っていますが、ハイサイドを駆動するためにIR2110のハイサイド機能を使用しています。
- IR2110のハイサイド機能では、2番ピン(COM)と3番ピン(Vcc)の間に10V以上20V以下の電圧をかける必要がありますが、この電圧をかけるとICが発熱し、熱で爆発してしまいます。
- IR2110を使用した経験のある方から、原因を推察していただきたいと思います。
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>Linを変化させてもLoはHのままほとんど変化しません どこか異常になっている結果としての現象と思います。 (1)Vcc→VB間のダイオードはときとして微妙な振る舞いをします。 特性の良いFRDをご使用でしょうか? (2)プリント基板のパターンやバイパスコンデンサの容量、実装などは 適切でしょうか?絶対最大定格のVcc+0.3とかVss-0.3のような値は、 直流的な値ではなく、スイッチングに基づくリンギングなども含んだ 過渡的な波形で評価する必要があります。 (3)駆動するFET素子などは、常識的な組み合わせ(駆動能力的に)でしょ うか? (4)ハイサイドの電源はチャージポンプ方式で作っていますので、ハイサイ ドが直流一定電位の場合は標準回路のままでは動作しません。 支障のない範囲で結構ですので、回路図を提示して頂けると、問題点が考え 安いと思います。画像データを掲載できるサイトを参考URLにつけておきま すので、宜しければご利用下さい。 当たり前すぎて、問い合わせるが憚られますが、Vss-Vdd間には、適切な 電源電圧を供給なさっているでしょうか? Vss-Com間の電位差は、最大定格内となるような回路でしょうか? 刑事ドラマのアリバイ調べのような内容で申し訳ありません。 どなたにも必ずお尋ねする内容ですので、不躾な質問ご勘弁下さい。
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こんな感じの使い方なら問題ないと思いますが http://www.irf-japan.com/technical-info/designtp/dt92-1j.pdf ローサイドとの電位差を確認してください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 返事が遅れてすみません。 資料を提示していただきありがとうございます。 外部のチャージポンプを使った場合、本来VccとVbの間のダイオードは必要ないはずですが、それををつながないという例外的な回路はどこにも描かれておらず、認められていないのだろうと思い、ダイオードをつけたら、発熱は回避できました。
お礼
詳しいご回答、どうもありがとうございます。 返事が遅れてすみません。 結論から言うと、VccとVbの間にダイオードを入れることでこの問題は解決しました。 おそらく、このICは標準回路で示されているような特定の使用法を前提に設計されていて、汎用性があまり意識されていないのだと思います。 外部のチャージポンプでVb端子に給電する場合は、理屈上はダイオードを入れなくてもいいはずであり、また、データシートにもVccとVbの大小関係には触れられていません。ところが、実際にはVccがVbより上昇すると大電流が流れてしまうようです。 この位置にダイオードを入れるのは、大前提とされているのだと考えました。 Vss=Comとし、Vss-Vddは5Vとしています。 経験のある方に説明していただいたことで、解決の方向性が見えやすくなり、大変参考になりました。 どうもありがとうございました。