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AC7AはAC4Aに比べて柔らかいのでしょうか?
- AC7AとAC4Aの違いや性質について調べました。
- AC7AはAC4Aと比べて柔らかいのか、曲がりやすいのか気になると思いますが、機械的性質の数値を比較することが重要です。
- より詳しい情報をまとめましたので、ご参考にしてください。
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先ず、参考のWEBを確認下さい。 アルミ合金鋳物の特性2 の内容の ←技術データ一覧に戻る を クリックして アルミ合金鋳物の特性1を確認しますと、成分等が 確認できます。 また、←技術データ一覧に戻る をクリックして 調質記号、ステンレス の表面仕上げ を確認しますと、記号の内容が確認できます。 参考に、鋳物でないアルミのデータも調質記号等の参考にして下さい。 因みに、硬度と引張強さは、鋼の硬度換算表に記述されている内容と 同じで比例関係にあります。 これも、、←技術データ一覧に戻る をクリックして かたさ換算表 および引張強さ を確認しますと、鋼類の内容が確認できます。
日本アルミニウム協会 発行の比較表がありましたので紹介します。 耐食性・靭性において AC4C<AC7A 強度・被削性において AC7A<AC4C となっています。強度に関しては AC4C-T6の評価かもしれませんが。
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物 によれば, 材質記号 調質 引張強さ 伸び ブリネル硬さ N/mm2 % AC4A F 170以上 3以上 約60 AC7A F 210以上 10以上 約60 この数字からみると曲げ加工を想定したとき, AC4の方が脆く(伸びが小さい),ほとんど塑性変形しないで折れてしま うと考えられ, AC7Aは,折れずに塑性変形しある程度の曲げ加工ができると考えられます。 言葉としての「曲がりやすい」を解釈すると,より小さな力で曲げ加工でき るように思えますが,現実には上記の通りと思います。 「柔らかい」とは,技術的に言い換えると,「塑性変形させやすい」に相当 すると思います。 「柔らかい」は,直接的には,「硬さ」の値が小さいことに対応しますが, 材料特性として「塑性変形させやすい」には,引張強さの値が小さく,伸び が大きいことが対応すると考えればいいと思います。
昭和アルミのハンドブックより 金型試験片の引っ張り強度 AC4A-F(鋳造のまま)18Kg/mm2以上。AC4A-T6(焼入れ焼き戻し)25以上 AC7A-F 22以上。 砂型試験片の引っ張り強度 AC4A-F 14以上。AC4A-T6 22以上。 AC7A-F 15以上。 です。 参考にしてください。