【安全規格】浮いた導電性部品との絶縁距離について

このQ&Aのポイント
  • 安全規格において浮いた導電性部品との絶縁距離に関する規定はどのようなものか調べています。
  • 具体的な規定や基準がわからず、必要な空間距離や沿面距離、電位についても知りたいです。
  • 詳しい情報を知っている方がいらっしゃれば、教えていただきたいです。
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【安全規格】浮いた導電性部品との絶縁距離について

電子機器の安全規格(例:JIS C 6065 オーディオ,ビデオ及び類似の電子機器-安全性要求事項)等で、 基板上の浮いたヒートシンク等⇔付近の電子部品の空間距離・沿面距離は、 どのような規定になるのでしょうか? 周囲と何mm必要なのか 又は 電位をもっているとみなすのか 等々 (例えばクラス? 基礎絶縁のみの場合) 調べてはいるのですが、どう記述されているのかわからず、 はっきりとしません。 ご存じの方いらっしゃいましたらご教示頂けませんでしょうか? 宜しくお願い致します。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

JIS C 6065をきちんと読めば、規定で定められていることがわかります。 附属書E(規定)空間距離及び縁面距離の測定のE図8をみてください。 中間に浮いた電位の金属体がある場合の縁面・空間距離は、浮いた金属体 の寸法を除いた縁面・空間距離の合計と考えることになっているのがお判 り頂けると思います。 ただし、個別の沿面・空間距離の値が一定値(Xmm)以下の場合は、 その値は無効と考えゼロとみなすことになっています。 一定値が未知数Xであるのでは判断に困ると思いますが、この値は通常、電 圧区分で決まる必要とする沿面・空間距離の1/3です。 ただし、必要とする沿面・空間距離が3mm以上の場合は、E表1の値を使う決 まりになっています。この場合は、「汚損度」によって値が変化します。 汚損度は、その部位の「ほこりや湿気の侵入のしやすさ」で判断します。 いずれにしても、JIS本文13章「空間距離及び沿面距離」を熟読なさって 下さい。 JISは、参考URLのJIS検索ページからアクセスできます。ただし、ダウンロ ードや印刷はできない設定になっています。(著作権保護のためです) どうも、JISの日本語への翻訳が良くないですね。このJISのもとになってい るIEC 60065の英文を読んだ方が正しく理解できそうに思います。 あるいは、JISの解説を入手してみれば、説明がついているかもしれません。 予断を含みますが、お問い合わせの規定文章は、 トランスのような巻線部品において、浮いている金属部は、そのトランスの 最高電位部に接続されているものとみなす のように読めば良さそうに思います。 >これは例えば 最高の動作電圧が200Vだった場合、 そのセットの電源電圧や、そのセット中で扱う最高電圧ではなく、当該巻線 部品に加わる最大電圧という意味で解釈すればいいと思います。 現物を見ている訳ではありませんので、断定することはできません。 であしからずご了解下さい。 安全規格の遵守は、御社のコンプライアンスに関わりますので、匿名・無料 の掲示板ではなく、最終的には、電気製品の安全に関わる第3者認証機関に 相談なさって下さい。

参考URL:
http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html
noname#230358
質問者

お礼

遅くなってしまいましたが、ご回答本当に有難うございます。 付属書の範囲を見落としておりました。 具体的な内容でとても理解しやすかったです。 また、アドバイス頂いた通り、「空間距離及び沿面距離」を確認していたところ、 13.2項 動作電圧の決定  -巻線部品又は他の部分が浮いている場合、すなわち大地に対して相対的なポテンシャルをもつ回路に接続されていない場合は、最高の動作電圧が得られる点で接続されているとみなさなければならない。 とゆう記述がありました。 これは例えば 最高の動作電圧が200Vだった場合、 教えて頂いた 「付属書E 図8」 の距離d 及び Dは、200V時の必要絶縁距離分が 最低必要とゆうことになるのでしょうか? 分かりづらい質問で恐縮ですが、 お時間あった際にはまたアドバイス頂ければ幸いです。

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