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SUM32LとSCM435の違いについて

材料について質問です。 1.SUM32LとSCM435は同等品ですか? 2.鉄鋼のJISブックではSUM32(Lなし)しか記載がなかったのですが、 SUM32とSUM32Lでどう違いますか? 3.SUM32Lの引っ張り強さ教えてください。 4.SUM32Lで焼入れ可能ですか?焼入可能な場合、浸炭焼入と調質、  どちらがよいですか? 質問が多くてすいませんが、回答よろしくお願い致します。

noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.2

「SUM○○」は硫黄快削鋼で、「SCM○○○」はクロムモリブデン鋼です. 見た目は大して違わないでしょうが、性質には雲泥の差があります. 同等どころの話ではありません. 切削性ともなると、似ても似つかないでしょう. SUM材には、クロムやモリブデンは添加されていません. 通常、普通鋼で末尾に「L」が付く鋼種は、「L」の付かない鋼種に対して鉛が添加されています. 鉛の添加は専ら被削性の向上ですので、「鉛快削鋼」になります. 「SUM○○L」は、硫黄・鉛複合快削鋼という事になります. SUM材は、引っ張り強さは規定されません. SUM系材種の多くは低炭素鋼の範疇に入りますので、あまり引っ張り強さの求められる部材には適さないと思います. SUM32は炭素量が0.12~0.20%という事の様なので、そのままで焼きが入るかは微妙なところです. 浸炭焼き入れの方がよろしいかと思います.

noname#230358
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 本を読んでいてもわからなかったので、大変役にたちました。 焼入れは浸炭焼入を検討して上司に投げてみます。

その他の回答 (2)

noname#230359
noname#230359
回答No.3

快削鋼は,切削加工性をよくすることを第一に考えられていて,切り子が分断しやすい性質があります。素人表現ですが,曲げ加工をした場合,ぐにゃっと曲がらず,簡単にぽきっと折れるような性質ととらえれば良いと思います。ぽきっと折れる起点が,快削成分として加えた硫黄や鉛です。 従って,機械的な性質は快削性を付与されていない鋼種に比べ劣ります。曲げ加工や溶接などには適さないとされています。 炭素%と焼入性の関係,浸炭焼入や調質の可能性をお考えのようですが,焼入によって硬度を上げることができたとしても,快削成分により靱性が劣るので,所望の結果は得られないと思います。

noname#230358
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 材質によって加工が違うことがわかり、勉強になりました。 今後は性質だけではなく、加工のことも考えようと思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

>1.SUM32LとSCM435は同等品ですか? まったく別物ですね「鉄鋼」見てね >2.鉄鋼のJISブックではSUM32(Lなし)しか記載がなかったのですが、 SUM32とSUM32Lでどう違いますか? →「鉄鋼」のJISブックに記載が無い以上、SUM32Lというのも、まづ無い >3.SUM32Lの引っ張り強さ教えてください。→無いものは無い >4.SUM32Lで焼入れ可能ですか?焼入可能な場合、浸炭焼入と調質、  どちらがよいですか? →無いからね・・・SUM32ならば浸炭焼入でないと炭素量が少な過ぎて、 そのままでは、焼き入れが出来そうにも無いと思います それと調質というのは・・・下記URLを見て確認してください ※まづ材料屋に材料証明書の写しを貰い、材質を確認しましょう

参考URL:
http://www.aitech-inc.co.jp/h_processing.html
noname#230358
質問者

お礼

すばやい回答ありがとうございました。 まだまだ勉強不足なので、もう一度JIS鉄鋼の本見てみます。 材料屋さんに材料証明書もらおうと思います。 焼入れについては、URL参考にさせてもらいます。

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