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リーマ加工前のエンドミル加工について
- リーマ加工に問題はでてくるのか? φ9.8のエンドミルは用意すべきか?
- エンドミルの深さはどの程度でいいのか?
- エンドミルは完全に通すべきか? 刃長が足りなくなる可能性あり
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私の工場では、φ5~φ12迄は、下穴はリーマ径より-0.3のドリルを使います。φ10なら、Ф9.7です。それで、エンドミルで突くのでは無く、Ф3のエンドミルで、ガイドを作ります。いわゆる入り口です。下記がサブの例です。 GO ZO G1 Z-5 F1200 G91 G41 G1 Y-5 F120 D00 G3 I0 J5 G40 G1 Y5 F300 G42 G1 Y5 F180 D00 G2 I0 J-5 G40 G1 Y-5 F300 G90 G0 Z100 RTS D00は、径補正番号ですので、使用する工具により、任意で代えてください。
φ9.8のエンドミルを用意したほうがいいです。 もし刃長が足りないのであれば、ロングエンドミルを購入するべきです。 もしくはうちでは刃長が長いものに関しては古くなったドリルをグラインダーで底刃をエンドミルの様に研いでリーマ下穴用として使用しています。
φ10よりも小さい穴にφ10のエンドミルを突っ込んでも、穴はφ10にはなりません. エンドミルはドリルみたく、穴をほぼ呼び寸通りに仕上げる様な設計にはなっていませんから、 穴が大きめ上がる事が少なくありません. φ10なら下手すればφ10.2くらいになる事も考えられます. φ10のリーマ前にφ10のエンドミルを入れたら、リーマが空振りになる可能性が高いと言えます. 空振りしなくても、リーマ仕上げに適切な取り代というのは確保できませんから、 リーマが本来の性能を発揮しません. リーマを入れるために穴を拡げるのが目的なら、 深さは、リーマが通るのに必要な量を確保する必要があるでしょう. 何のためにエンドミルを入れるのかが判らないので、確かな事は書けませんが...
問題が出ます。 ?エンドミル加工で既に穴径がオーバ 削りシロが大きいと、振動、発熱膨張、構成刃先などの要因でエンドミル径より穴径が拡大してしまうことがあり得る。 ?穴径が仕上がっている リーマは何もしない → 面粗さ、位置精度、真円度が向上しない。 ?僅かな削りシロが残っている 僅かな削りシロでは正常な切削にならないことがある。 ・(リーマの)刃先の鋭さ=微小な丸まりが削りシロの大きさと接近すると材料をすくい取れない。 ・特に材料がステンなど、削ることにより表面が硬くなる材料は、硬くなった面を超えて削る必要がある。 上記いずれでも結果として、削るよりも擦る状態となり、面が荒れて精度も得られない。 (エンドミル)下穴加工をリーマ深さまで通さないと、途中で加工条件が変わる。これが?と同様な現象になり精度が得られない。 過去質問 No.15576 あたりが参考になります。また?リーマ?で検索すると他にも多数あります。
回答の前にまず、2つの事を考えてください。 1.なぜ、リーマ加工が必要か? 2.なぜ、リーマ加工の前にエンドミルを通すのか? 1.に関しては精度の必要な穴だから・・ 2.に関してはリーマの前にエンドミルを通すと精度が安定するから・・ では、他の方法で高精度の穴が加工できれば 1. 2. は必要ない・・? ドリル加工で高剛性のドリルを使用する事で エンドミルを通す工程は 無くす事も可能(ワークの材質・形状・穴精度 等による) Φ9.9かΦ9.8の超硬ドリルなどで下穴を加工でも良いのでは。 穴加工とリーマ加工を1工程で出来るバニシングリーマやVドリルなども有ります。 質問に対する答え >φ9.8ぐらいのエンドミルを用意したほうがいいのでしょうか? その通りです。 >エンドミルは深さどの程度でいいのでしょうか? 完全に通すのでしょうか? その通りです。刃長が足無ければロングタイプを使って下さい。 Φ9.8のリーマを代用しても可能かと。(材質により加工硬化に気を付けて下さい)
- 参考URL:
- http://www.omikogyo.co.jp/