炭素鋼の納品時の熱処理状態

このQ&Aのポイント
  • 炭素鋼の棒鋼の納品時の熱処理状態についての疑問を解消
  • 炭素鋼の熱処理状態が焼ならしなのかについて調査
  • 炭素鋼の棒鋼の材料特性を把握するために熱処理状態を確認
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炭素鋼の納品時の熱処理状態

炭素鋼の棒鋼で納品された時の熱処理の状態はどういった状態なのでしょうか? JISでは焼ならしの参考値が記載されていますが、炭素鋼棒鋼の製造工程で 焼ならし処理になっているのでしょうか? 人に炭素鋼の熱処理状態を聞くと”生材”と回答をもらう事が多いのですが、 炭素鋼にほんとの意味で生材など市場に出回っているのでしょうか? 製造工程の冷却過程で何らかの熱処理が必然となっているように 思えてなりません。 また、それが焼ならしなのかな?と思っていましたが違いますでしょうか? 違う場合は製造された状態の炭素鋼棒鋼は一体どういった熱履歴を 状態のものなのか? またその特性はどの程度のものなのかご教授願います。 幣方、炭素鋼棒鋼で加工された部品を購入しているものですが、 コスト低減で材質の見直しも考えた場合に、現状の炭素鋼棒鋼 の材料特性がはっきりせず困っております。 よろしくお願いします。

noname#230358
noname#230358
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noname#230359
noname#230359
回答No.1

先週、「炭素鋼 S45C アズロール 機械的性質」の質問があってほぼ同じ事 を説明したので、検索して見て欲しいです・・・が、もっかい説明しよう ミルシートを確認して頂ければ判るが、AS ROLLED:圧延しっぱなしとあれば 熱処理はされていない。これを圧延工程=空冷で焼ならし材と同じと解釈する 設計屋が随分居るが、これは所謂、勝手読みで全く別物で「生材」と言います 近年では非調質鋼というのも有るくらいなのです。またJISでは炭素鋼自体の 機械的性質について記載しなくなった。良く読むと、熱処理のやり方や設備 などによりバラツキが多いので規定してませんっと書いている筈です。そして 熱処理は最終的に使う目的により選定されるべきものであると考えます。 ここでミルシートに記載されている機械的性質は該当材料に適正な熱処理を した場合JIS試験片においてはその数値になり得る材料ということで注意です 私が熱処理しないで使うのはSS400やS25Cとか溶接する場合などが多いです S20Cはそれ自体が炭素量が少なく熱処理して強度や硬さを上げるには不足です 強度的にS20C生材で十分ならば別に熱処理する必要は全然ないと思いますよ 図面に表面硬度が指示されていてもどれ位まで中身が硬いかは指示されない事 が多い。単に硬い=強いでない所が難しい。素材に不均一な部分があると、 却って鋭敏で脆性や疲労など心配が残る。強度部品なら調質位はしたいです 生材で初め設計し、強度不足の場合に初めてやむを得ず合金鋼を考えます もし熱処理をしたのなら熱処理屋さんがその材料証明書を出せる筈ですし 材料屋さんから購入した機械材料ならば材料証明書の写しを入手も可能です 要は部品を購入する側が、それらを要求するかどうかだと思います

参考URL:
http://www.weblio.jp/content/%E7%84%BC%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%97
noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 幣方、素材を作る方ではなく使う方が作った物を買う方なので細かなところで専門の方であれば当たり前なことも分からないことが多々あります。 先週の質問は確認しましたがまだ少しはっきりしないことがありましたので 質問を投稿しました。 ミルシートは入手できないことはないと思いますが、部品メーカーに問い合わせてみます。 幣方は部品の要求値からコストも考えて適切な素材を用いる様、部品メーカーに依頼しなければなりませんが、 現状は炭素鋼を生材のまま使っています。(結果、生材を使っていたと確信しました。) 炭素鋼(S20C)の熱処理(焼ならし)を部品メーカーに問い合わせたときは 熱処理の設備も無いし、今までも炭素鋼(S20C)で造った部品を熱処理なんてしたこと無いと回答をもらいました。 図面も硬さを要求値としておりますので、結論から言えば、AS ROLLでも硬さの要求値は満足していたものの組織に バラツキが多く決してよい材料ではないと言うことですね。 幣方も部品メーカーもこの部分の認識に乏しく昔から間違った使い方をしていたようです。問題の根は相当深いような気がします。 ありがとうございました。

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