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中国関連会社との連携方法とは?
- 中国関連会社との連携方法について質問させて頂きます。小規模ながら中国にて関連会社が活動しておりますが、技術的な問題から、経営状態が思わしくありません(経営側が、はじめから高品質を要求しているため)
- 個人的には、中国には、簡単で、ある程度量産できるコピー的なものを、発注し国内で、最終的な製品にする方法がよいのではないかと考えております。(最終製品が、多品種少量生産のため)
- 今会社では、もっと高価な機械を導入して品質を上げようとしていますが、チャイナリスクを考えると私は、安い労働力を駆使してある程度の品質を安く仕上げ設備投資を控えるのがいいと考えていますが、皆様は、どのようにお考えでしょうか?アドバイスをよろしくお願いします。
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先ず、中量産品、高付加価値商品というものの定義をはっきりさせる必要があります。 中量産品と云うのは、手間も掛らず、ある標準的な設備を用いてじゃんじゃん製造し、マーケットもそこそこ大きいものと考えます。その場合は日本で問題になる人件費率は小さいですよね。設備の自動化もやり易い。合理化すれば日本で作っても十分に競争力を保持できる。 逆に、高付加価値品は熟練したオペレーターにより、沢山の設備を駆使し、尚且つ何重もの検査を経て世に出る。しかもマーケットは小さく量産は効かない。従って人件費比率は高いが合理化は効かない。 となると、人件費の安いメリットを経営的に享受できるのは、高付加価値品ではないでしょうか。つまり高付加価値品を海外に出せです。 多分、高付加価値品を海外に出すと、技術ノウカウが流出してしまうと尻込みされる方が多いと思いますが、パテントで防御する手段はいくらでもある筈です。また熟練オペレーターが育たないという方には、貴社の製造マニュアルがちゃんと整備してありますかとお聞きしてます。 海外エンジを通じて得たことは、当方にちゃんとした作業標準(作業マニュアル)があれば、それをLevel-IIのコンピューターにプログラミングした後、暗号化して(ブラックボックス化)して相手に渡す事が可能であるという事です。1980年代のリストラを経たヨーロッパ諸国が、平気で最先端技術を中国に提供しているのは、このような背景があるからです。
私も中国技術援助(鉄鋼関連技術)を始めてから既に15年程になります。 その中で私共も反省しなければならないのですが、「中国人はレベルが低いから、私共が教育するのだ」と云う思い込みです。 確かに私共が進出した当時(文革直後)は、製造業のTopに物つくりを知らないで演説ばかりする怪しげな連中が座っていましたが、3年もするとそのような人物は淘汰され、ここ3年程を見ると、30~40代の実務的な人物が経営を任されてきています。 現場で働くオペレーターもかなりの比率で大卒が占め、基礎知識は日本の大学生よりよほどしっかり叩き込まれております。彼等に足りないのは経験だけです。 日本の場合、大抵職場の中に経験豊富な長老がいて、若い者を鍛えるか、居なければ隣の同業者に頼んで、教えてもらうことが出来る環境にありましたのでそう不自由を感じませんでしたが、中国の場合隣の工場といっても東京-大阪位離れているので、そう簡単に訪ねるわけにもいかない。 ですから手っ取り早いのは、これと思った人物を日本の工場で実習させ、彼を核に中国で高付加価値品(大抵の場合大手間品)を作って行く方法が良いでしょう。中間検査、最終検査に掛ける人手を倍に増やしても、日本よりまだまだ安く済みます。 この場合、技術流出を心配する馬鹿な経営者が多いのですが、特許できちっと護っておけばそのリスクは減ります。技能と思っている部分も論理的な思考の持ち主なら特許に出来ます。 日本人はアフターユーさんがおっしゃっているように”優秀"と思い込んでいるので、物事・作業を標準化する事が大変苦手です。中国技術者の受入れをチャンスに、貴社の作業の標準化を更に進められたら一石二鳥と思います。
日本人の陥り易い発想です。 『安い労働力を駆使してある程度の品質を安く上げる』は、 製品の仕様にもよりますが、失敗します。 製品の確認を人がやりFailすると、その後をまた製品確認Fail… の様な無限ループに陥り失敗します。 台湾系の中国メーカー(ファンドリーの)等は、従業員は何をするか 判らないので、決まった機械の様なオペレーター業務をする機械や ライン構成を希望します。<日本人は、優秀過ぎるので、例えばISO の様な決まりきった事を文章化して、実施する事の大切さ・必要性 が判らない事と同じです> 優秀でない人を使用して、品質維持をするには…の発想で、事に 取り組むと、貴社上層部の考えが理解できると思います。
>>日本もオリンピックおよび万博等をきっかけに経済は一気に国際化しました。 中国もそうなるのか謎ですが イケイケドンドンでオリンピックまで、中国は買いでしたが オリンピックが開かれて、市場は幻想から覚めつつあるようです 中国人はああゆう人種なんだとわかりつつあるため、どうなるのかわかりません 少数民族の件もあるし、(内戦になったら目も当てられない) 海外進出するのには、リスクあるのでしょう (国内とは違う意味で) このへんの、リスクを考えて、経営すべきです ちなみに、原油価格、高騰してる高騰してるとマスコミは言ってますが 実は暴落気味です http://chartpark.com/wti.html 8月に入ってから、下がってきてます ガソリン代も下がるといいな
弊社も約10年前に中国に進出しましたが当時のメリットと現在ではかなり変化があります。貴殿のように【安い労働力を駆使してある程度の品質を安く仕上げ設備投資を控えるのがいいと考えていますが】と考えになるのはごく自然だと思いますが日本もオリンピックおよび万博等をきっかけに経済は一気に国際化しました。今、中国もそのかどきかと思います。日本の発展期こ経験した経緯を踏まえるとこれから安い労働力・設備投資を控える・社員のスキルもあげない・技術のバックアップもしないでは今後の中国事業展開は厳しいものがありそうですね。小生は安い労働力を駆使するのではなく国際社会(中国平均)賃金で最新の設備投資をし技術のバックアップをして社員のスキルもあげて中国で完成品にしなければ輸送コスト・管理体制等リスクが伴うと思います。国際情勢を見ながらことを進めてはいかがでしょう。