絶縁抵抗試験と絶縁耐圧試験の方法と注意点

このQ&Aのポイント
  • 制御盤の通電テスト後に必要な絶縁試験と絶縁耐圧試験の方法と注意点を解説します。
  • 絶縁抵抗試験ではスイッチングパワーサプライ、インバーター、SSR、DC24Vリレー、ノイズフィルター、PLCを外し、短絡させた電線の絶縁抵抗を500Vレンチで測定します。
  • 耐圧試験ではAC1500Vを一分間流してから絶縁破壊がなかったか絶縁抵抗計で再測定します。詳しい手順と注意点を解説します。
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絶縁抵抗試験と絶縁耐圧試験

いつもお世話になっております。 制御盤の通電テストの後、絶縁試験と絶縁耐圧試験をしなくてはいけなくなりました。 3年程前に一度だけ先輩と一緒にやり、それっきりやったことはありません。 その先輩は一年前に退職しており、自分にやれと会社から指示が出ました。 たった一度だけ経験し、その上3年もたっており、その時にメモしたノートを見ながら当時のことを思い出しているところです。 その制御盤は一次電圧AC380Vです。使用パーツは、 ブレーカー、サーキットプロテクタ、マグネットリレー、スイッチングパワーサプライ、インバーター、SSR、トランス、AC100Vリレー、DC24Vリレー(内部にダイオードが入っているリレー)、蛍光灯、換気ファン、ノイズフィルター、PLC等です。 質問ですが、 絶縁抵抗試験・絶縁耐圧試験をする前に外すパーツは(パーツを外さなくても、電気が回らないように電線を外す)半導体関係の電子機器で上記言えば、スイッチングパワーサプライ、インバーター、SSR、DC24Vリレー(内部にダイオードが入っているリレー)、ノイズフィルター、PLCだけでよいのでしょうか? 上記のパーツを外し、各パーツを電線で全て短絡し、絶縁抵抗計を500Vレンチにし、絶縁抵抗を測るでよろしいでしょうか? その後、上記の状態で耐圧試験機でAC1500Vを一分間流し(試験機から出ているリード線の片側は接地し、もう片側は短絡した電線に繋ぐ)それが終わった後、絶縁破壊が無かったか絶縁抵抗計でもう一度計測する。これでよろしのでしょうか? もし間違っていたら、詳しく教えてもらえないでしょうか。 どうか宜しくお願いいたします。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

絶縁抵抗,耐電圧試験は,機器組み立て工程において絶縁上の問題がないか最終確認する試験ですから,部品を取り外さない(結線をはずさない)で実施することが大原則です。入力線と接地(筐体)間に接続されたバリスタなど,それが接続されていると試験できないものだけ,結線をはずして試験してください。むやみに接続をはずすと,試験の意味がなくなります。 試験器を接続する箇所は,1次入力の電圧線一括と接地(筐体)間でいいと思いますが,他の部分の絶縁耐圧についても規定があるか仕様書で確認してください。(1次回路と分離した2次回路がある場合は,2次-接地間や1次-2次間について規定する場合もあります) 耐圧検査で絶縁破壊がなかった調べるため再度絶縁抵抗を測る必要はありません。耐圧検査で絶縁破壊があれば,耐圧試験器のブザーが鳴って知らせてくれます。 なお,試験をはじめる前に,試験器がきちんと動作するか(絶縁破壊がおこったときにブザーが鳴るか)確認する始業点検を確実に行ってくださいね。 入力電圧AC380Vの場合,試験電圧1500Vでは不足するように思います。 適用する試験規格を確認してください。本来は,仕様書に規定してあるはずです。 もしかすると,適用規格が明確になっていないかもしれないですね。 その際は,一般的な試験電圧 2E+1000(V) としたら如何でしょうか。 (ここでEは定格電圧を示します。試験電圧=2×380+1000=1760(V)

noname#230358
質問者

お礼

大変詳しい解説ありがとうございました。 適用する試験規格に注意し、慎重にやってみたいとおもいます。 ご教授感謝いたします。

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