H鋼の曲げと許容応力の求め方
- H鋼の曲げ応力と許容応力を求めるための条件と計算方法について解説します。
- 図Aのように外力と断面の重心が一致しない場合、断面二次モーメントと断面係数を使用して計算します。
- 具体的な計算方法については、使われている部材の寸法や外力の大きさによって異なります。まずは部材の寸法や条件を詳しく調査し、正確な計算を行ってください。
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偏心によるH鋼の曲げと許容応力を求めたいのですが
条件:両端固定(作用する点は中心です) 使用する部材:H400×200×8×13×1300L 矢印の位置にP=1000kgfの力が作用しています。 _____ │ │ P │ ↓ │  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 図A 図Aに示すような、外力と断面の重心が一致しない場所に外力Pが作用する時の、断面二次モーメントと断面係数はどの様に求めればよろしいでしょうか? 分かりにくくて申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
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断面二次モーメントや断面係数を考える前に、H鋼の負荷荷重に 関して、考察しますと、 ? 引張荷重がH鋼に掛かります。 1000kg÷H鋼の断面積=引張応力(kg/mm2)で確認をします。 ? モーメント荷重を確認します。 P点と反対側のH鋼端面が支点となり、P点までの距離をL1 (mm)としますと、1000kg×L1(mm)がモーメント荷重です。 __________ H鋼の →∥ ∥← 寸法は400mmです。 ∥ ∥ H鋼中心からP点までを600mmとすると、 ∥ ∥ ?のL1は、600mm+200mm=800mmです。 ∥ ∥ 上板とH鋼と下板が溶接構造だと、 P ∥ ∥ P点側溶接部には 1000kg×800mm÷400mm= ↓ ∥ ∥ 2000kgの力が掛かります。これは、上板と  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ H鋼溶接部、下板とH鋼溶接部に、それぞれ 図Aの解釈 掛かります。 また、H鋼自体も、P点側のH鋼板幅厚13mm×200mmに約2000kgの荷重 が加わると考えて下さい。<P点と反対側のH鋼板幅厚13mm×200mmや 8mm×(400mm-2×13mm)は、無視しても良い数値なので、便宜上無視> の様な見方をします。 ボルト結合でも、P点と反対側のH鋼端面(板がある場合、板の端面) が支点となり、ボルトまでの距離で割るとボルトの引張応力で、強度 確認ができます。 以上の様な考察をして下さい。
この場合、梁の曲げ応力よりも、ねじれの応力の方が比較してかなり大きい 従って局所的に荷重が1000kgf働くのであれば、リブによる補強を薦めます 実務的にザックリと私が計算するなら3辺支持又は3辺固定の平板として リブのピッチや板厚などを計算し相当な安全をみて決めるでしょうね
お礼
ご返答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。
H鋼の図心回りの断面二次モーメントと断面係数はJIS G3192に記載されています。提示の問題は曲げもしくはねじりの問題だと思います。荷重点近傍 (H鋼フランジの対称側)が拘束されている場合は板材の曲げとして扱えますし,拘束点が荷重位置から離れればねじりで考えるのが妥当だと思います。 個々のケースのモデル化の問題により考え方は違ってきます。 断面二次モーメントは面積モーメントの積分により求まります。曲げの場合は軸平面を基準にし,ねじりの場合はねじりの中心軸を基準にします。 後者を前者と区別して断面二次極モーメントと呼びます。詳細計算については材料力学の書籍などで調べてください。断面二次モーメントについては 計算ツールもあるはずですし,CAD上で計算できる場合もあります。
お礼
とても参考になりました。 さっそく教材を使って調べてみます。 ありがとうございました。
1300Lの中心にP=1000kgfが作用する両端固定はりであれば 断面二次モーメントも断面係数もH鋼のものでいいでしょう。 あなたが心配しているのはPによるH鋼のねじり応力をどう扱うかということでしょうか? ねじりについては下記を参照してください。 断面二次極モーメントはわかりますよね。XとYの断面二次モーメントを足したものです。 http://homepage2.nifty.com/ty-1999/keisansiki/kousikisyu-02.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 PによるH鋼のねじり応力について参考資料等あれば教えてください。 よろしくお願いします。 参考資料を提示していただきありがとうございます。 参考にさせて頂きます。
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