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G81・G73・G83でのS45C材料の穴加工時のマシニング負荷について
- G81・G73・G83のOSGのコーティングドリルを使用した際、S45C材料の穴加工時には負荷が58%発生します。
- 負荷を軽減するためには、ステップ量を少なくしたり、速度を下げるなどの対策が有効です。
- 加工の深さや穴径によっても負荷は変わるため、使用するドリルをG81、G73、G83の中から選ぶ必要があります。
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こんばんは。 機械の負荷についてですが、これは機械固有の能力によってまちまちで、#50の機械でも、簡単に出てくる数値だと思います。OSGのコーティングは、一般的なハイスの錐よりも丈夫にできているので、メーカー推奨の切削条件で切ると、かなり主軸の負荷が増えるのは確かです。機械側の問題は、58%なら問題ないと思います。 ステップ量は切粉が工具に巻きついて綿菓子になるなどの特別な事情が無い限り、下げない方が良いです。本来、切粉が正常に排出されて、工具に巻き付かなければ、G81が工具に優しい切削だと思います。その理由は、一旦切削面から離れた刃先が、切削面に切り込み始めるときに切り屑暑さゼロからの切り込みになるので、工具が切り込まずに滑ってしまい、チッピング、逃げ面磨耗につながると思います。 負荷についてですが、まだまだかけられます。 大径エンドミルの切削なんかでは、当たり前に4050%行きます。 G81,G73、G83については、特別な事情が無い限り、穴深さが4D(Dは錐の直径)までは、G81でやっています。G73は、4Dまでの穴あけで、切り屑が流れ形になって出る場合。それ以上の深穴は、G83を使っています。なお、孔径が小さい場合は、ステップを小刻みにしています。 切り屑の排出に問題が無ければ、G73,切り屑が上手く排出されない場合はG83.こんな感じで使い分けをしています。 ワークのの材質によって条件が変わりますので、トライアンドエラーで、がんばって行きましょう! 先刻ご承知でしょうが、加工時間は早い方から、G81、G73,、G83、です。錐が折れるところまで条件を追い込んでみるといいかと思います。
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> OSGのコーティングドリルで、S45C材料で、 > 穴加工時に、マシニングの負荷が、 > 58%出てしまいます。 > どれくらい出るものなんでしょうか? 主軸の出力によりますので数値的に良いかどうかはなんとも言い難い所ですね。 それより大事なのはロード計の変動が通常より大きくなる事です。 それは何を表しているかと言うと切粉のハケの状況で出ないために負荷が大きくなり 無理矢理押し出した瞬間に下がる といったことを繰り返すためです。 工具の寿命(逃げ面摩耗幅、肩の痛み、外周のコートの剥離等の確認)に影響します。 > あまり負荷が、かからないように穴加工するには、 > どのようにすれば良いでしょうか? > ステップ量を少なくしたり、速度を > 下げたりすればいいのでしょうか? 穴明け工具の負荷はスラスト荷重が大きいです、スラスト荷重を減すにはシンニングがX等になっているタイプが良いですね。 先日の回答で言いましたVP-GDRなどはそのタイプです。 > G81・G73・G83において、 > 加工の深さ、穴径によって変わると思うのですが、 > どうように使い分けたら良いでしょうか? お勧めしたVP-GDRタイプでクーラント外掛けならなんとか5DまでG81で可能です、オイルホール付きならポンプ能力によりますが10D以上でもG81可能です。 最新では30DをG81で加工可能な物も出ているようです。 切粉の切れるタイプを使用しG81で行きましょう!よほどじゃないとG73、G83は使用しません。
お礼
ありがとうございました。 使い分けが、あまりわからなかったので、 少しでも、深穴行程だと、G73・G83を していました。 勉強になりました。
お礼
ありがとうございます。 負荷がかかってしまうと、不安になってきて しまうんですよね。 参考に、いろいろ試してみます。