３Ｄモデルに放電加工指示を付加する方法

質問

金型加工の方法(放電加工部の指示)を３Ｄモデル上に書き込む手段を探しています。

以下経緯
現状では、２Ｄ図面を受注先からもらってきて、社内で型分割指示の入った２Ｄ図面(素材図)を起こし、３Ｄで金型をモデリング、金型作製しています。

金型加工に直彫りと放電加工を併用しているので、
専任者１名が素材図に放電加工部分と電極材料寸法を記入着色し、３Ｄ素材モデル起こしをしている者に渡し、電極モデルも作成させています。

ところが、このところの流れで受注先も３Ｄ化が進み、数年内には３Ｄモデルのみが支給されるという可能性が高くなってきました。

寸法の入った紙がなくなってしまうわけです。
放電加工すべき個所を見極めるために３Ｄモデルをチェックするのはかまわないのですが、「この放電加工部をどうやって３Ｄモデル作成者に伝えるか」という問題が発生します。
客先支給３Ｄモデルをいじるにしても客先によってＣＡＤがＣＡＴＩＡだったりＩ－ＤＥＡＳだったりするので、先述の専任者にこの両方のハイエンドＣＡＤの操作を覚えてもらうわけにもいきません。

ということなので、ＣＡＴＩＡｍｏｄｅｌファイルとＩ－ＤＥＡＳｐｒｔファイルを取り込めて、かつ操作の簡単なＣＡＤとかコラボレーションツールもしくはまったく異なった考え方に基づくアプリケーションを探しています。

さらに困ったことに、扱う製品のデータサイズも大きめです。
ほとんどの製品が各ＣＡＤのオリジナルデータの状態で５ＭＢ２０ＭＢあるので並みのアプリではおそらく太刀打ちできません。

ちなみに社内ではＣＡＤＣＥＵＳを使用しています。
ＣＡＤＣＥＳＵデータに出力できればうれしいですが、これにはこだわりません。

３ＤＣＡＤはすべてＵＮＩＸ版です。

回答No.1

noname#230359

データ交換の解決策としては、やはりダイレクトトランスレータ
が最も良いようです。エリジオン製のトランスレータが評価が良い
ようで、実際、IDEASとCADCEUSを使われているメーカで導入したと言う話を聞きました。
　データをビューアで読み込み、それに注記を加えるという方法も
あります。これならCADよりも簡単に操作を覚えることができますが、
問題はCATIA、IDEASの両方のネイティブデータに対応したビューア
が無いことです。特にIDEASはPARTデータを読み込めるビューアは
無く、IDEASからビューア用のデータを変換して吐き出してやる必要
があります。
　現時点では両方に対応したビューアは事実上ないと思いますが、
今後はPDMツールと一部として出てくると思います。
　また余談ですが、IDEAS-Ver8、CATIA-V5R6では、３Ｄ注記機能
があり、２Ｄ図面に入れていた寸法公差やデータム、注記などを３Ｄ
に記入することができます。これらの注記はIGESやトランスレータ
などを介すと消えてしまうようですが、IDEASに関しては「ランド
マークビュー」というビューアが注記を見ることができます。

　まずは、データそのものを伝える事と、放電加工指示などの注記
を伝える事を分けて考えてはいかがでしょう？必要なデータの目的を
明確に分ければ、それに必要なツールも見えてくると思います。

参考URL：

http://www.landmark.co.jp/

補足

実は、エリジオン製のトランスレータ導入済みです。
もうＩＧＥＳ経由のデータ変換には戻れません｡
ライセンス料高いですけど。

では、なぜＣＡＤＣＥＵＳで電極指示をしようと考えないかというと、
客先から検討段階の３ＤモデルをＣＡＤＣＥＵＳに取り込んで
新規にワークスペースを作り、ここに大まかな電極形状を置き、電極指示。
設計が決まってからもう一度ＣＡＤＣＥＵＳに取り込み。
となると二度手間ですしモデルの管理を考えると間違ったデータで金型を作ってしまう可能性も出てきます｡
さらにＣＡＤＣＥＵＳ端末は常にふさがっている状態なので、電極指示するためだけにもう１台リースするにはＣＡＤＣＥＵＳは高価すぎるのです｡

シーセット製の３ＤＴａｓｃａｌＸ
http://www.3dtascal.com/
で２Ｄ化するとか
サイバネットシステム製のＷｅｂＳｃｏｐｅ
http://www.cybernet.co.jp/products/webscope/index.html
で３Ｄ注記をつけてみるとか
検討してみましたが、やはりデータサイズがネックになりそうです。
1MBくらいのデータならサクサク動いてくれて良い感じですけど。

ＣＡＤＣＥＵＳでやってしまうという逃げ道があるので、まだ考えを固めていません。
検討するに足るツールなど教えていただければ幸いです。