ローラー状のものの焼入れ・研磨後にひび割れが生じる原因と対策は?

このQ&Aのポイント
  • 焼き入れ後、研磨を行った際にローラーの側面(芯の周り)にひび割れが生じる問題が発生しています。現在の焼き入れ時間と硬度について詳しく説明し、ひび割れの原因と可能な対策についてアドバイスをいただければと思います。
  • 焼き入れ後のローラーの硬度は62度であり、焼戻し後には60度まで下がっています。もしひび割れの原因が焼き戻し不足である場合には、焼き入れ時間を増やし、より高い硬度から焼き戻して60度まで持っていくことを提案しています。
  • また、研磨業者がひび割れの原因とは関係ない可能性もあります。焼入れと焼戻しに注力した対策を検討してください。質問内容について、詳しくアドバイスをいただける方、お願い致します。
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  • 締切済み

ひび割れ(ロールの焼入れ・研磨で)

直径50ミリで、長さも50ミリ、SKS3のローラー状のもの。転がすため左右に10ミリほどの芯が出てる。硬度が60度ぐらい欲しいのです。しかし、外注の研磨後、決まって側面(芯の周り)にひび割れが生じます。  焼き入れ内容は、まず600℃を30分。続けてメモリを830℃に合わせて30分(830になるまで10分かかりますが)。そして、油冷。素手で触れるぐらいなるまで、油の中でゆすってます。これで、硬度は、62度。  焼戻しは、200℃を30分。次に、スイッチ切って30分いれたまま(170℃ぐらいまで下がってくる)。そして、取りだし、自然冷却。色は、かなり薄いこがね色ですが、硬度は、60度まで、下がってます。  もし、ひび割れ原因が、焼き戻し不足なら、「焼き入れ時間を増やし、もっと高い硬度(65度とか)から、かなりのこがね色まで、焼き戻して60度にもっていく」、というのはいかがでしょうか??  あと特に、研磨屋さんは、関係ないですよね? どなたか教えて頂けないでしょうか。どうか宜しくお願い致します。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

 焼き割れですね。これは急冷を行うことで、表面部と深部の マルテンサイト変態のタイミングのずれで起きます。  それでは、ゆっくり冷やすべきですが、今度はSKS3は焼き入 れ性が悪いので、硬さが出なくなります。  それで焼き入れ性の良い材料としてはSKD11がありますが、 被削性が悪いので最近ではARK1(日立金属)と言う材料が使われ 始めています。

参考URL:
http://www.hitachi-metals.co.jp/j/product/steel/
noname#230359
noname#230359
回答No.2

研磨割れの危険性もあります 割れの形態は? 研磨部の表面が亀甲状に細かく割れていれば研磨割れ chisyou さんが言うように角部が割れていれば焼き割れも考えられます 研磨割れの場合は研磨条件の見直しでいけます

noname#230358
質問者

お礼

KATOさん、どうも有難うございます。亀甲状に割れているか、よく確認し、研磨屋さんにも、やはりご相談してみよう、と思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

焼き割れでないかと思います。 転がすため左右に10ミリほどの芯とありますがその部分とローラー部とのコーナーの形状がシャープになってはいないでしょうか?その部分を起点に割れが発生してはいませんか? 対策としてコーナー部にRをとると有効です。 また、SKS3は比較的焼き入れ性の良い材料です。 冷やしすぎると割れます。 冷却中止温度は250度位が良いと思います。 現状のように素手でさわれるくらい冷却してしまうと割れるおそれがあります。 冷却油に浸け250度位まで冷やしたら引き上げて徐冷しても充分硬度はでるはずです。 他、焼き入れ温度等は特に問題無い気がします。若干焼き戻し時間が短い気がしますが・・・まあ大丈夫ではないでしょうか。 以上簡単ですが回答します。

noname#230358
質問者

お礼

chisyouさん、どうも有難うございます。かなり冷やし過ぎていたとは知りませんでした。あと、コーナーR付け、と焼戻しが十分でない事、大変参考になりました。 早速、取りかかってみたいと、思います。

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