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トイレットペーパー騒動は防げた?
- はたして災害時の価格の釣り上げは悪いことなのか、というNYタイムズからの話題。
- 値段を上げることで供給が増え、値段を上げることで不要な買占めが防げるんでは、という。
- 避難先のホテルの宿泊料金を上げることで、一つの部屋で家族ががまんをすれば、その分宿泊人数が増えるなどのいい効果もあるんでは、という。
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これは国民性の問題です。 「クリスマスキャロル」という話がありますね。あれは、クリスマスみたいな行事のときに、それほど金持ちでもない庶民でも自分の懐から何かを提供し、助け合おうという習慣を皆が共有しているのに、スクルージというおじさんが金は努力して儲けたもののものであり、努力しないものが得る権利なんかないと主張するのですね。 そこに亡霊やら過去の罪悪やらいろいろなことがからんできて、人にものを施すことが結局自分の利益になるのだとおじさんが気づくという話です。 英米系はこういう感覚があり、そのために乞食というようなものが存在することを許します。 そうすると、たとえばトイレットペーパーが不足するときにそれを高くすると、高くした分誰かが助かるという考えをするまでそれほど遠くありません。高くすることで、自分の持っている予算で買える数は減るので広くいきわたることができるのではないかと考えるのです。 これは生物学のほうの発想にも現れており、たとえば人を襲い害をなすとして狼をどんどん撃ち殺し絶滅させたら、その狼によって食べられ数が安定していたイノシシやシカが天敵がいなくなったため増えまくり、作物を荒らし、草原を食い尽くし、生態バランスがくずれ、こんどはその動物たちが自滅していくというようなことを観察し、その発想で環境バランスを考えようという発想は英米人の発想です。 で、日本人は、そういう発想と違うところに感覚があります。 オイルショックのときにトイレットペーパーがなくなった経緯は何人もの人が書いていますから細かく言いませんが、ようするに「ないんだ、なくなるんだ」という恐怖感で買いあさるということを止めないのですね。 スクープで「ほら、ここにこれだけあった、隠していた」などとメーカーに乗りこんで言う。メーカーにしてみれば、在庫ゼロと言う状態はありえないし、そもそも生産計画で作っているもののキャッシュ分なのに、おばさんたちはそれもむしって自分のものにしようとした。 災害用として役所が保持していた者もむしりとろうとした、その結果世の中からトイレットペーパーというものがなくなり、おばさんたちの家には、何十年分だろうと思うほどのトイレットペーパーの山ができ寝る場所もなくなっていて、それでもまだ「ないない」と不安がったのです。尻がもうなくなってしまうぞというような分量買ったんだという、いわば自己レビューをいっさいしない。 このときに何の脈絡もなく、洗剤がなくなるというデマに乗ってブルーダイヤみたいな箱をやっぱりどっさり買いあさった。 その結果どうなったかというとペーパーよりわかりやすい。洗剤は湿気を含みかたまってダマになり、石ころ、レンガ状態になって、使い物にならなくなったものが続出しました。 日本人というのはこういうところがあるのです。木材資源を大事にしようという話を聞きつけると、建築中のかんなクズにまでケチをつけ、割りばしをつかわないようにしよう、とか、門松を拒否しようみたいに動く。割りばしにしてしまうような木材をとっておいて家を建てるのか、とか、そもそも正月のために門松畑というところで育てる松は松林のあれとは違う種類だと思わないのか、と誰もいわないわけです。 だから、そのNYタイムズの学者の意見は、英米に関してはおそらくまっとうで ただしいものだとおもいます。 しかし、日本人には適用できないかもしれないぞ、という判断です。 経済というものを理解していないんじゃないかと思うことがよくあります。 会社の社長が富を独り占めして、末端労働者は吸い取られるばかりだ、みたいな、キカイ産業が発生したころの搾取理論、やがてマルクスがでてくるぞみたいなものを堂々と言っている人が結構います。共産国家の中国だってそんなことは今言いません。数字をきっちりあげて、これだけ搾取しているとか労働量に対して不当賃金だと明確に言う人がほとんどいない。 なんとなく雰囲気があったらそれに染まり反省もしないような民族性をもった場所ではこの意見は無駄だと思います。
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それは、一番基本的な経済論理ですよ。 需要と供給で、価格が変動する。 経済学の基礎のところのものですね。 今だと、任天堂のゲーム機のスイッチ などが、そんな状態ですね。 需要に供給が追いついていないので、ネットでの市場価格は、標準価格+1万円以上で販売されていますね。 まぁ、それで諦めるかどうかと言うところで、価格のポイントが決まってくるんですけどね、
- eroero4649
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ひでー屁理屈で、実際は「値段が吊り上がったから買い占めが防げられる」じゃなくて、「買い占められたから値段が吊り上がる」なのですよ。話が逆です。その話をした人は「世の中には人の不幸につけこんで金儲けをしようとする悪いやつがいる」っていうことを知らないのでしょう。 記録が残っている範囲でも何百年も前から、災害などで物資が不足すると買い占めに走る連中が出て値段が吊り上がるなんてことはしばしば起こりました。江戸時代でも災害や飢饉などで商人が米の買い占めをして値段が吊り上がり、幕府が介入して価格を決めた、なんてこともしばしば起きましたし、授業で習う「打ちこわし」も悪徳商人の値段吊り上げに対する庶民の私的制裁行為です。 もしそれが正しいなら、転売屋が嵐のチケットを買い占めて値段を吊り上げる行為も間違ってはいないということになるかなと思います。 なお、1973年に起きたトイレットペーパー騒動はデマが原因でそうなったことであり、もし値段が吊り上がったら余計にパニックの火に油を注ぐ結果になったと思います。バブルってのがまさにそれで、値段が吊り上がることによって市場が「プラスのパニック」を起こして「今、買わないととても買えない値段になる」っていうのが買いが買いを呼び込んで値段が吊り上がるのです。暴落するときは、その心理が逆方向に向かうわけですね。
不要な買占めは防げません。 記憶に新しいことですが、東日本大震災の時、日用品や食料を求めて長蛇の列ができました。 そんな時、全く関係のない地域で、野菜をたくさん抱え込んだニュース映像が流れていました。すごく馬鹿馬鹿しい行為ですが、たくさんの同調者がいましたよね。 つまり人の不安心理は伝染するのであって、不必要なものまで買ってしまものです、金がなければ、略奪行為に走ることも実証済みです。 ガソリンスタンドでは値段の吊り上げ、購入制限等がありましたが、ひどい店は、マスコミにより晒し者になりましたし、結果潰れてしまったお店もあるようです。 それでもないときは、長蛇の列ができていいるのをニュースで何度も流れた光景だから、値段を高くしたから、買占めがなくなるというのは、実際の現場にあっていないことだと思います。
- takuranke
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>日本もトイレットペーパーの値段を上げれば不要な買占めが防げたんだろうか?皆さんどう思いますか。 昭和48年のなら、 災害とは関係無く起こったもので、 石油の輸入価格が70%上がるので「紙節約の呼びかけ」を政府が行なったら、「紙が無くなる」という話になって買い付け騒動が起きたので、 実際に母親につれられて買いに行きましたけど、 小売店が自主的に購入の個数制限をして販売していました、 なので、家族総出で来ていた友人(両親、友人、妹、祖父母で)もいました。 このときに価格を上げたら余計にパニックになっていたと思いますけど。 アメリカの場合、 価格を上げればお金を持っている人が買い占めるだけで、 持っていない人は犯罪に走るのではと思います。 、 離島(伊豆七島のどこかだった記憶が)で、 台風直撃で、船が数日間欠航することになり、 帰れなくなった旅行者に、 空き部屋提供していました(こういうところは通常料金だったらしい)。 空き部屋の無い旅館では、 だ家族関係無く男女で振り分け部屋割りをしたところもあったそうです。 ここの通常宿泊客には料金の減額をするなどで対応していたそうです。
- jojoke
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トイレットペーパー騒動が あったから 時代を経て あなたが これを話題に 質問出来てる・・ 少なくとも あなたにとっては 好都合だったって事です・・
面白いというより・・その学者の言い分は、ただの屁理屈だね。 言いたい事はわかるけど、それで大きく値を吊り上げて良いと考えるのは (~ω~;) 随分と乱暴です。 どんな野蛮な解決方法ですかw トイレットペーパーの買い占めは、それこそあらゆる媒体で行政が買い占め自粛を呼びかけるなり、店が「1人〇個まで」とか制限したら良いのであって。 価格を不当なほど大きく吊り上げる必要は一切ないでしょう。 航空チケットなんて、普段に比べてとんでもない金額じゃないですか。 ただの繁忙期ならわかるけど、災害時にそれというのは人間性を疑うレベルだ。 なんの弁護の余地もありません。 災害エリアからの脱出であれば、それこそ願ったりかなったりですよ。 通常のチケット代金さえ支払えない人たちに、脱出できた人の食糧や支援が回されるのですから、航空会社は通常通りの料金で貢献するべきでしょうに。 それに大体、災害時だからといって ホテルが1つの部屋に1家族分(4人や5人)を泊めてくれるのかな?w 1部屋のサイズの都合だってあるでしょう。 価格を吊り上げる前に、お店やホテル側が客にお願いをしたら良いだけの事だ。 (この度の災害につき、より多くのお客様がご利用できるよう ~~というご協力をお願いします。という風に。) 製品の原材料や資源が乏しくない限り 災害(災害特需?)に便乗して、大幅に値を吊り上げて良いとは思わないなぁ。 他に方法はあるんだから。 アメリカは、そういう時に穏便な方法を取れないほど 社会経済のシステムも、国民性も異なるという事だろうね。 富の偏在が激しいというか、殺伐としているというか…。 災害時における、お互いを思いやるための「お店からのお願い」「行政からのお達し」を、聞けないほどの荒れた国民性が育ってしまう、経済的に非常に貧しく、厳しい社会というか…。 とりあえず。 その経済学者は屁理屈を捏ねているだけなので、言語道断。
補足
回答ありがとうございます ちなみに、スーパーの食品はすべて売りきれになったそうです
補足
みなさん、回答ありがとうございました。皆さんの意見は いろいろ勉強になりました。 ありがとうございました。