• ベストアンサー
  • 困ってます

共同正犯と共同謀議の違い。

共同正犯と共同謀議の違い。 パール判事回顧録で「B級訴追なら共同正犯の立証を持って有罪」 A級裁判での共同謀議の有無。 テロ防止法での共同謀議。 など使われますが、その関係はどうなのでしょうか。

共感・応援の気持ちを伝えよう!

  • 回答数1
  • 閲覧数497
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 回答No.1

 パール判事の見解は存じませんので、日本の刑法の解釈で簡単にいいますと、  犯罪"者" は、「正犯」と「従犯」に分けて取り扱われます。従犯は、教唆犯と幇助犯に分かれます。  正犯とは、簡単に言うと、犯罪(構成要件に該当する行為)を実行した「人間」のことです。  なので「共同正犯」とは、心に「共同して犯罪を行うの意思」を持ち、構成要件に定められた「犯罪行為の少なくても一部を実行した」、複数の人間のことです。  主犯に「A地点で待っていて、銀行強盗をした俺が行ったら乗せて逃げろ」と言われて承諾したような、「お手伝い」気分では、「共同して犯罪を行うの意思」があったとは言えないので、正犯ではない(幇助犯)ということになります。  他方、「共同謀議」とは、複数の人間(甲・乙・・・ )が、犯罪を共同で実行することを合意すること、です。つまり、「共同謀議」とは、人間ではなくて「行為」「行動」です。  なので、「共同正犯」は、甲と乙は「共同正犯かどうか」で議論になりますが、「共同謀議」は、あったか・なかったか、で議論になります。  テロ防止法で、甲乙の間でどのような話合い・合意があれば「共同謀議があった」ことになるのかは、今後の議論を待たないと分かりませんが、一般的には、甲乙どちらが欠けても犯罪がおきないような(言い方を変えると、甲乙そろったから犯罪が実行できたような)役割を果たしあえば、共同謀議があったと言って良いのではないでしょうか。  例えば甲が、被害者の行動パターンを調べ上げ、凶器や逃走手段を準備し、乙が計画に従って被害者を殺したような場合は、「甲乙の間には殺人について共同謀議があった」と言って良いのではないでしょうか。  そしてもし、甲と乙の間で、共同謀議があったとすれば、二人とも共同正犯とされます。この場合、「甲と乙は、共謀共同正犯である」と言われることになります。  ちなみに、甲乙双方が、事前に立てた計画に沿って一緒に現場に赴き、被害者の心臓をナイフで刺して殺したような場合は、一々共同謀議の存否を議論するまでもなく、「共同正犯」です。

共感・感謝の気持ちを伝えよう!

質問者からのお礼

とてもわかりやすい回答ありがとうございます。 パール判事回顧録の共同正犯に漠然と違和感感じ、翻訳ミスでは?と漠然と思っていました。 共同謀議、幇助、教唆合わせて共同正犯としていたようです。 数年来の疑問が簡単に氷解しました。 ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 事後強盗致死と承継的共同正犯

    刑法の問題です。 甲はA社の倉庫に侵入し、絵画を持ち去ろうとしたところ、警備員Bに発見され、逃亡するためBに暴行した。この場面を目撃した甲の友人乙は、事情を察して甲の逃亡を助けるため、甲と意思を通じてBに暴行し、その間に甲は逃走した。Bは出血により死亡したが、どちらの暴行によるかは不明である。甲乙の罪責を論ぜよ。 この場合、 甲→事後強盗+傷害致死(?) 乙→事後強盗の承継的共同正犯が成立するかについて否定し、傷害の限度で共同正犯成立とした上で、傷害致死の共同正犯成立 と私は考えたのですが、いくつか参照した模範解答はすべて 甲→事後強盗致死の共同正犯 乙→事後強盗については65条1項で共同正犯成立を肯定、事後強盗致死については承継的共同正犯    の成立を否定し、事後強盗罪の共同正犯のみ成立 となっていたのですが、解答を読んでもいまひとつスッキリしません。 65条で事後強盗の共同正犯の成立を肯定するなら、あとは結果的加重犯の共同正犯で処理して甲乙ともに肯定すればいいのに、どうして死亡結果の帰責の有無について検討するときになって承継的共同正犯の論点が登場するのですか? 事後強盗致死罪の共同正犯が、片方のみに成立する、という結論に違和感を覚えてしまいます。 また、そもそも事後強盗罪における「窃盗犯」という身分は、窃盗犯じゃない者にとる「暴行」か、窃盗犯にろよる「事後強盗」かによって刑の軽重が決せられるのだから不真正身分犯であって、65条2項によりどちらにせよ強盗致死罪の共犯関係は否定されるんじゃないかと思うのですが、、、、 私の答案は間違っていますか?間違っているとして、その理由は何ですか? この問題に限らず、傷害途中参加+死因不明の問題が出るといつも頭が混乱します、、 分かりずらい質問ですみません、回答お願いします

  • 刑法 共犯について

    お世話になります。お願い致します。 以下過去問より抜粋です。 S60-26 A.業務上の占有者でない甲が、業務上の占有者である乙と共謀して、共同占有にかかる他人の物を横領すれば、甲には単純横領罪が成立するとするのが判例である 回答:誤り  理由:業務上横領罪の共同正犯となるが、非身分者には、65条2項により通常の横領罪の刑が科される。 B.賭博常習者の賭博行為を幇助した場合、幇助者に賭博の常習性がなくても、常習賭博の幇助罪が成立するとするのが判例である 回答:誤り 理由:身分のない者には通常の刑を科する。非常習者の行為につき、単純賭博罪の幇助犯が成立し、同罪の刑が科される。 とあります。 1.Aの非身分者は、罪名が業務上横領罪の共同正犯で、刑罰が単純横領罪ということですか? 「刑は」と書かれているのは刑罰の意味なのでしょうか。 2.Bは、Aと同じように考えると、常習賭博罪の幇助犯が成立し、単純賭博罪の刑、と思うのですが、なぜ違いがあるのでしょうか。 上記とは話が変わりますが、 3.予備行為の共同正犯は認められる、とか、上記のように業務上横領罪の共同正犯とかありますが、共同正犯というものにしたいのはなぜなのでしょうか? 予備行為を共同正犯にするということに、訴追する側にメリットあるのですか? 4.一緒に予備行為をしたABのうち、Aのみが正犯をした場合、Bは幇助犯になるとありましたが、この場合、Bの予備罪は消えるのはなぜですか? 5.一般的な感覚でいいのですが、共同正犯と、教唆犯では、どちらのほうが悪いのですか? どちらともいえる場合、訴追する側としたら、どうしたいのかと思いまして。 1つでも結構ですので、どうぞよろしくお願い致します。

  • 共同正犯について

    共同正犯についてお尋ねします。 XとYが共謀して、Aの金を強奪する計画を立てた。 事前の打ち合わせでは、XとYは素手でAに襲いかかる約束だった。 ところが、XはYに無断で拳銃を携行し、Aを射殺した。 この場合のYの罪責はどうなりますか? 拳銃の携行は、Yの予測できる範囲を大幅に越えますから、強盗致死は成立せず強盗の範囲で責任を負うのでしょうか。

  • 共同正犯について

    共同正犯についてお尋ねします。 XとYが共謀して、Aの金を強奪する計画を立てた。 事前の打ち合わせでは、XとYは素手でAに襲いかかる約束だった。 ところが、XはYに無断で拳銃を携行し、Aを射殺した。 この場合のYの罪責はどうなりますか? 拳銃の携行は、Yの予測できる範囲を大幅に越えますから、強盗致死は成立せず強盗の範囲で責任を負うのでしょうか。

  • 共同正犯と共謀共同正犯の違い

    共同正犯と共謀共同正犯の違いを教えてください。

  • 共犯 共同正犯とは

    条例違反の嫌疑をかけられていて、友人が条例違反を行っているのを知っていて止めなかった場合共犯とみなされてしまうのですか??? 実際には友人の行為を止められなく友人が条例違反行為を実行したが、実行後に注意した程度では共犯とみなされてしまうのでしょうか? 例えば、友人が万引きするのを知っていて、車でお店まで二人で行き、友人が万引きをしていて、自分はお店の商品をただ見てるだけでいた・・・という場合でも共犯になってしまうのでしょうか??? 犯行に協力しなくてもその場に違反を知りながら居合わせたこと自体こっちにも容疑が向けられてしまうのでしょうか???

  • 共同正犯で死刑になることってあるんですか?

    殺人をそそのかして何人も殺人を起こさせた場合に、 共同正犯で殺人をそそのかした人が死刑になることってあるんですか?

  • 承継的共同正犯??

    刑法で、Xは被害者にかるく暴行を加えていたところ友人が通りかかったので加勢を求めた。 結果的に被害者は怪我をしたが その怪我はXによるのか友人によるのか不明だった。 友人は、先行するxの暴行を利用したわけではないので、承継的共同正犯は否定する。 以上のケースにおいて、 (1)Xの罪について、傷害罪適用できますか?それは傷害の共同正犯としてですか? (2)友人の罪について、傷害罪適用できますか? できるとしたらやはり207条適用によるのでしょうか?

  • 恐喝容疑と共同正犯について

    知人が困っています 知人から仕事の交渉に行くので1人では心細いのでついて行って欲しいと頼まれ交渉がまとまれば謝礼をすると依頼され快く引き受けたのですが 当日私が渋滞に捕まり現場の喫茶店に行けず夜にその知人と居酒屋で会い『仕事がうまい事行ったとの事で』謝礼と食事を頂きましたが・・・・数日後にその知人が恐喝容疑で逮捕されました(交渉に行く日の事で)実は知人ともう1人で恐喝してたみたいで・・・・知人は警察に私の名前も言ってあり交渉には3人で行く事になってたが私が行けなかったので後で配当を渡したと話しているにたいで・・・・私は恐喝の事も全然知らなくて単なる仕事の交渉事がうまい事行ったのでお金を頂いたものです もう一人の方は面識ありません このような場合恐喝の片棒を担いだ事になるのでしょうか?

  • 広義の共犯は、共同正犯のこと。 

    広義の共犯は、共同正犯のこと。  狭義の共犯は、教唆犯と幇助犯(従犯)のこと。 この認識で合ってますよね?