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パナソニックが他者を真似している例は?
パナソニックは真似下電器と言われていたことがあるそうですが、直近10年程度で、先行メーカーの製品を明らかにまねている例はありますか? また、真似されやすい傾向にあるメーカーはどこでしょうか? 例えば、 ・2005年『eneloop』(三洋電機)→2008年の『充電式エボルタ』 ・2010年『スマートシャンデリア』(トライテラス)→2016年『AIR PANEL LED』 といったものも該当するのでしょうか?
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私がデジタルカメラに関わる仕事をしていたとき、パナソニックのデジカメは当時の一般的なコンパクトデジカメよりやや広角の28ミリ広角レンズを搭載したモデルを発売したのです。そして当時人気絶頂だった浜崎あゆみさんをCMに起用して「あゆは28ミリ」といわせてバンバンCMで流したのです。 するとね、世間のお客さんが面白いように「28ミリ、28ミリ」って言い出したんです。それまでは広角は35ミリくらいが普通で、写真のことが何も分からない素人さんは35ミリくらいが使いやすいんですよ。28ミリまで広角になると余計なものまで写り込むことが多いうえに主な被写体が小さくなるので素人は使いづらいんです。 世間のお客さんがみんな「28ミリ広角のモデルが欲しい」って言い出すので、各社ともそれに習うモデルを発売するようになりました。 で、なぜ当時パナソニックが広角28ミリを推したのかというと、それしかできることがなかったからなんです。例えば高感度画質なんてのはその頃はキヤノンが飛び抜けていてキヤノンはそれで売れていましたし、富士フイルムは顔を検知する機能というのを先駆けて出したり、ニコンはカメラメーカーとしてのブランドがありました。またカシオは電子機器を作るのが得意なので高速シャッター機能とかを出していましたし、オリンパスはダイバーに人気で、ダイバー向けの防水モデルなんかを出していたのです。 パナソニックには、高感度の画質も顔検知機能も高速シャッターも防水モデルも作る技術はなく、ニコンのような黙ってても客が指名するようなブランドバリューもありませんでした。 なので、自社でも作れるやつはなんだとなったら28ミリ広角で、別に他のメーカーも28ミリ広角なんてどこでも作れたのですがそれを売りにして、あとは電通さんの力で広めたのです。なにしろ当時あのCMが展開するまでは誰も「広角が欲しい」なんていってなかったんですから電通恐るべしですよ。 あと、サンヨーを買収してエネループもパナソニックブランドになったばかりの頃に、エネループを買いに量販店に行ったんです。すると電池コーナーが充電式エボルタ一色になっていましてね。最初ははあエネループってブランドはなくなってエボルタに統一されたんだと思ったのですが、パッケージをよく見ると当時エネループは1500mAhの容量で1000回充電できると売りにしていたのですが、充電式エボルタは容量が1000mAhで充電回数も500回しかない。いや俺が欲しいのはこれじゃねえよ、エネループだよと見回しても見当たらない。ようやく隅っこのほうにちょこっとだけ置いてあって、サンヨーの頃はエネループも売れますからそれなりにいい場所に置いてあったのですが、併合した途端にこの扱いに腹が立って、それ以来パナソニックにはいいイメージは持てなくなりましたね。
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そもそも、三洋電機って松下のグループ会社で(創業者が松下幸之助の義弟) 三洋電機の製品をナショナルブランドで販売していた経緯もありますから 真似って言うよりOEMって観念の方が強いと思いますが…
- ayzm
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パナソニックだけで作っている製品はほんの一部です。 ほとんどは専門メーカーが、パナソニックの製品として出したほうが売れるから、製造メーカーもパナソニックの販売網に助けてもらっているだけです。 真似ではなく、製品自体が製造メーカーのもので、エンブレムがパナソニックだけです。