- ベストアンサー
柚子とレモンの発根と移植について
- 柚子とレモンの挿し木が発根しましたが、どのタイミングで別の鉢に移植して肥料をやれば良いか分かりません。
- 冬にプランターで発根した柚子の育て方に困っています。レモンは屋外に出すと寒さに弱いです。
- 挿し木の柚子とレモンの育て方についてアドバイスをいただけないでしょうか。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
造園屋に勤務しています。 まず双方とも無事に発根して良かったですね。でもこれからが大変な作業に なりますから、安心せずに手を抜かずに管理を続けて下さい。 これだけは申しておきますが、色んなサイト等を見ると情報がマチマチです から、どれも間違った事は書かれていないと信じてしまい、訳の分からなく なりますので、間違いが無いように書店で果樹の本を買いましょう。それも 多数買わずに1~2冊程度にします。 今後の栽培方法を書く前に、間違っている事を書かせて頂きます。 それは屋外にて栽培する物と室内で栽培する物を一緒のプランターに植えな いと言う事です。柑橘類は自然の環境で育てるのが原則ですから、今のよう うに屋外と屋内の植物を一つに植えると、どちらかが環境に適応せずに育た なくなります。今後は一緒にしないように注意しましょう。 さて植え付けですが、地植えでは4~5月に行います。鉢植えの場合は3月 下旬から4月上旬、又は梅雨時期の6月に植付けします。 5~7号の鉢を選びます。水はけが良ければ大抵の土は使えますが、市販の 土を使用する場合は赤玉土中粒8:バーク堆肥2の割合で良く混ぜ合わせて 使用します。この時に肥料は土に混ぜません。 プランターに植えてある苗は引き抜かず、土を落とさないようにプランター から出します。他の植物が植えてある場合は、先に他の植物を移動させて下 さい。そうしないと作業が困難になります。 土を半分以上残す感じて土を落とし、はみ出た根をハサミで切ります。 終われば空の鉢に入れて見ます。この時に株が鉢に入りきらない時は一回り 大き目な鉢を使います。大き過ぎる時は一回り小さめを使います。 鉢が決まれば鉢底穴にネットを敷き、ゴロ石を入れてから土を半分程度入れ ます。株を鉢に入れて高さ調整をして、良ければ周囲に土を入れながら棒で 良く突っついて土を締め固めます。最後に上から指で押さえつければ植付け は終わりになります。後は鉢底から十分に水が流れ出るまで与えます。 その後の管理は半日蔭では無く朝夕に十分に光線が当たる場所に置きます。 間違っても室内に入れないで下さい。冬場は軒下に避難させますが、それで も室内には入れないで下さい。 肥料は3~10月(生長期)に、2ヶ月に1回で親指大の有機質肥料を1~ 2個与えます。アンプルは液体肥料ではありません。アンプルは失われた微 量要素を補うために与える補助材料ですから、アンプルだけで栽培する事は 出来ません。また柑橘類や樹木には液肥やアンプルは使っても意味がありま せん。 鉢植えの場合は2年に1度で植替えが必要で、時期は3月下旬にします。 これを怠ると生育に支障が出ます。
お礼
鉢の大きさから土の割合、2年に一度の植え替えが必要なことまで、大変丁寧なご指導をどうもありがとうございました。 おっしゃる通り、多くの本やサイトを見たせいで、「どれも正しいはずなのにお互いに矛盾している…」と、大変悩んでおりました。 この度の挿し木をするために一番に参考にしたブログも、「ユズに挑戦するなら南向きの部屋の半日陰の場所で」と書いてあったところ、後に多くの皆様に「柑橘は屋外ですよ」とアドバイスを頂き、大変困惑しておりました。 「南向きの部屋で」と書いていらっしゃった方も上手く発根させたようですので、それはたまたま運が良かったということなのですね。 書籍は早速探してこようと思いますが、頂いたアドバイスはプリントアウトさせて頂き、何度も読み返して参考にさせて頂きます。 この度は本当にありがとうございました。