三結の時のg3の接続について

質問

中古で購入した6c33cアンプ（ＯＴＬではなくトランス出力）の初段（ef86三結）の接続がg2,g3,プレートが繋がってます。g2だけでなくg3（サプレッサーグリッド）もプレートに繋がってるんですがこの場合、問題点とかあるんでしょうか？（g3の熱損失とか大丈夫なんでしょうか？）

回答No.1

mdmp2 · ベストアンサー

5極管の3結使用はサプレッサーグリッドをプレートにつなぐべきだと思います。カソードにつなぐと減速電界を作るので、内部抵抗が上がると思います。（ただし、多くの５極管はサプレッサーグリッドがカソードに内部で接続されているので3結にするとき、サプレッサーグリッドをどこにつなぐか選択の余地がありません。）

プレートにつなぐことにより、サプレッサーグリッドに電流が流れ、熱損失が生じることを心配されていますが、プレート電流の1/10 以下なのでグリッド損失は数十ミリワット程度です。心配にはおよびません。

完成品ですから仕方がありませんが、自作するならEF86 の3結より6201 あたりを使いたいところです。

お礼

ありがとうどざいます。大変参考になりました。。このままにしておきます。

回答No.2

bogen55

メーカー発表のデータシートではg3はkに接続されていますね．
http://electronbin.com/sheets/030/e/EF86.pdf
> g3の熱損失とか大丈夫？
初段だと球自体の熱損失が微々たる物だから，g2に繋ごうがkに繋ごうが全く無問題でしょう．

同様の5極管6AU6で，g2とkに繋いで3結とし特性を測定したデータがあります．
http://www.op316.com/tubes/datalib/p6au6t.htm
結果を見ると，どちらに繋いでもたいした違いはなさそうです．
EF86はシールドが独立していますが，7ピン5極管はシールドがg3に接続されていることが多いんで，その場合は，kかアースに接続します．

お礼

＞初段だと球自体の熱損失が微々たる物だから

そうですよね。ありがとうございます。