札幌時計台になぜ創設者のクラーク博士の像がないの？

質問

「青年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士像は札幌市内の羊が丘と北海道大学の構内にあります。中でも羊が丘にある遠くを指さす全身立像は観光名所になっており有名です。しかし北海道大学構内には胸像しかありません。ましてやクラーク博士が提案して建てられ文化財として保護管理されている札幌時計台には資料の展示だけで肝心のクラーク像がありません。なぜでしょうか？おかしくないでしょうか？一番あるべきところに肝心のクラーク博士の像がなく、全く関係無い文化財でもない場所の像が有名になっているのは創設者の存在がないがしろにされているようで理解に苦しみます。時計台とクラーク博士像ならば「日本三大がっかり」などと言われなくてもいいと思うのですが・・・。その理由を教えてください。

回答No.1

chie65535 · ベストアンサー

札幌市民がお答えします。

＞ましてやクラーク博士が提案して建てられ文化財として保護管理されている札幌時計台には

札幌市時計台（旧札幌農学校演武場）を立案、計画したのは、クラーク博士ではありません。計画立案者は札幌農学校2代目教頭であったウィリアム・ホイーラー氏です。

時計台の着工は1878年6月であり、クラーク博士は、その前年の1877年5月に離日、帰国しており、着工時にはクラーク博士は日本に居ませんでした。

つまり「時計台とクラーク博士は何の関係も無い」です。

なので「時計台周辺にクラーク博士像が無いのは当たり前」です。

＞全く関係無い文化財でもない場所の像が有名になっている

羊ケ丘展望台にクラーク博士像が建てられた理由は「元々あった北海道大学構内のクラーク博士の胸像に、多くの観光客が群がり、大学の研究活動に支障が出る」という理由で、クラーク博士の来道100年、米国建国200年を記念して、多くの観光客が収容できる、羊ケ丘展望台に「全身像」が新たに設置されました。

＞「日本三大がっかり」などと言われなくてもいいと思うのですが

日本三大がっかりの理由は「林や森の中に建っているのを想像して見に行くと、都会の高層ビル群の中に、取り残されたようにポツンと建っているから」です。ガッカリの理由は「クラーク博士の像がないから」ではありません。

札幌市時計台の写真が「どの写真も、後ろの背景の空がいつも青空」なのは「背後に写り込んでいるビルを修正して青く塗り潰しているから」なのです。実際、どの角度から撮っても、後ろにビルが写り込みます。