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認知と認識
認知と認識の言葉の意味の違いを調べているのですが まず認知をしてそれから認識するのでしょうか? それとも認識してから認知するのでしょうか? それぞれの言葉の意味がよくわかりません。 どちらが先に来る場合もあるのでしょうか?
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両方とも「認」は同じですので、ふだんは違いなど考えず使っているのではないでしょうか。 ただ、厳密にいうと、認識は浅く、認知は深い理解をいいます。 例えば熊を見て、「あ、熊がいる(あれは馬ではない)」というのが認識。他方、熊という生物の危険性なども理解して「あ、熊がいる。逃げなくちゃ」と思うのが認知です。 漢和辞典を引いてもらえば分かるように、「識」の用例は軽いですね。「年十三、不識六与七→13歳にして、六と七を区別できない」など。 他方、「知」は、「不知命、無以為君子也→天命を知らなければ、君子たることはできない」など、物事の本質を知ることが「知」です。 また、広辞苑で「認知」をひくと、「・・・ 狭義には、感性に頼らず推理・思考などに基づいて事象の『高次の性質』を知る過程」とあります(『』は私が入れた)。 再度言い換えると、認知のほうがハイレベルです。 時間的には、認識して、ほかの知識と合わせて認知する、という順番でしょう。
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