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低圧側変圧器の励磁突入電流について
系統からLBSを介して昇圧変圧器が繋がっています。 その二次側に同じくLBSを介して変圧器が繋がっています。 このとき、昇圧変圧器が通電状態で、二次側のLBSを投入すると、その下の変圧器に励磁突入電流が流れると思いますが、この突入電流は昇圧変圧器が流せるだけしか流れないと考えていいのでしょうか。 それとも昇圧変圧器が流せる以上の電流が流れる場合は、昇圧変圧器自体または、系統側にも影響が出るため、なんらかの対策が必要なのでしょうか? 教えてください。よろしくお願いします。
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No.1 です。 >2次側に接続する変圧器の励磁突入電流値が、昇圧変圧器の定格電流を上回る場合は、2次側の変圧器に励突抑制LBSなどの対策が必要であるとの認識で正しいでしょうか。 →→→突入電流は極めて短時間なので昇圧変圧器の定格電流を超えても差し支えありません。その電流で上位のVCB がトリップすることのないように、VCB の過電流継電器(OCR) の遅延時間を適正な値に設定する必要があると思います。 VCB を設置せず、ヒューズ付LBS で過負荷保護をしている場合、ヒューズ(変圧器用)は突入電流では切れませんので、突入電流の値がLBS の定格開閉容量を超えなければ特に措置する必要はないと思います。それを判断するためには2次側に接続する変圧器の突入電流の値を知る必要があります。(製造メーカーに尋ねる。) 2次側に接続した変圧器の突入電流で昇圧変圧器に障害が出ることはありません。昇圧変圧器自身も一次側のLBS を投入した時突流電流が流れます。それで壊れることがないのと同じです。 系統側には瞬間電圧降下があると思います。それで他系統に接続された装置が誤動作を起こす可能性はありますが、それはその装置で措置すべき問題だと思います。瞬間電圧降下は励磁突入電流以外でも起きますから。
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- mdmp2
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昇圧変圧器に連続して流すことができる電流は定格電流ですが、2次側を短絡した時流れる電流は変圧器の%Zの値により制限され、%Zが3.5%なら、定格電流の28.6倍の電流が流れます。これがどのようなときにも超えることのない電流です。(2次側に電力源を接続した場合を除く) 2次側に接続した変圧器のLBSを投入すると、2次側に接続する変圧器の容量によっては、昇圧変圧器の定格電流をはるかに上回る突入電流が流れる可能性があります。 貴殿が想定している「昇圧変圧器が流せる電流」というのが定格電流のことでしたら、「流れない」と考えることはできません。昇圧変圧器に流せる電流が昇圧変圧器の「短絡電流」のことでしたら、先に述べたとおり、2次側に何を接続しても、「短絡電流」を超える電流は流れないと思います。 突入電流によって、上位の遮断機がトリップすることがないように、過電流継電器の動作時間を適切に設定する必要があります。 励磁突入電流抑制LBSを使用することもできます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >2次側に接続した変圧器のLBSを投入すると、2次側に接続する変圧器の容 >量によっては、昇圧変圧器の定格電流をはるかに上回る突入電流が流れる >可能性があります。 つまり、2次側に接続する変圧器の励磁突入電流値が、昇圧変圧器の定格電流を上回る場合は、2次側の変圧器に励突抑制LBSなどの対策が必要であるとの認識で正しいでしょうか。
お礼
お礼が遅くなって申し訳ありません。 ご回答大変役立ちました。 ありがとうございました。