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中央集権と中央分権の違いについて

ある文献を読んでいて、戦前の警察制度は中央分権体制であったと書いてあったのですが中央分権と中央集権は同じ意味なのですか。 また、今の警察制度も戦前と同様の体制であると思うのですが実際はどうなのですか。

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noname#224207
noname#224207
回答No.3

警察の組織が分かり難いと言うよりも、「警察」という言葉が一般人の受け取りかたと、行政上に取り扱いに乖離があることから生じたご質問かと思います。 >戦前の警察制度は中央分権体制であったと書いてあったのですが 戦前は、内務省方の国家警察・国家直属の首都警察としての警視庁と、各道府県知事が直接管理下に置く地方警察という体制でした。 用語としては「中央分権体制」という言葉はありませんが、国家直属の警視庁と地方警察との混合した姿を「中央分権」と表現したのかと思います。 戦前は警視庁が極めて特殊な権限を持っていましたので、非常に分かり難いかと思います。 参考 警視庁 (内務省) - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/警視庁_(内務省) >警察制度も戦前と同様の体制であると思うのですが実際はどうなのですか。 一見よく似ていますが、組織的にはむしろ現在の方が複雑であるという印象になるかと思います。 警察庁という全国的な組織があって、その下に独立した都道府県警察があります。 警察庁は警察政策の企画立案を主要業務としています。 都道府県警察は、「現場」(実働部隊)を以って捜査・取締りなど執行を担っています。 警察庁が都道府県警察への指揮命令権を有することや、警視正以上の幹部は国家公務員であることから極めて分かり難くなっています。 実態は国家警察と自治体警察の折衷型に近いとお考えください。 現在の警視庁と警察庁は別ですので混同しないで下さい。 参考 警察のしくみ|警察庁 www.npa.go.jp/koho1/sikumi.htm 検察庁の組織:検察庁 www.kensatsu.go.jp/soshiki_kikou/ 公安委員会 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/公安委員会 蛇足 警察権の行使というのは、国家や地方自治体の具体的な権利(権力)の行使行為です。 最近話題になっています、地方分権の強化、独立という問題とも深い関わり合いがあります。 中央官庁と都道府県との行政上の錯綜は、警察に限らず、他の行政組織にも内在しています。 日常的に目に触れないだけです。 今回の大阪のゴタゴタも現市長が提起している問題点が、行政上の問題点であり、市民には直観的には非常に分かり難いことが原因です。

noname#213546
質問者

お礼

ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • kohichiro
  • ベストアンサー率21% (306/1447)
回答No.2

ウィキによれば、戦前の警察組織は「中央集権的」であった、という書き込みがあります。中央集権の対義語は地方分権です。戦後の警察組織はGHQで一度解体されていますので戦前と同様とはいえないと思います。警察庁という統括組織はありますが実際は各都道府県で組織されていますから地方分権的であるといえると思います。

noname#213546
質問者

お礼

ありがとうございました。

回答No.1

中央分権という言葉はありません。 何かを揶揄した表現であるか、単なる誤植か、記憶違いでしょう。 前後の文脈をよく読んでみてください。

noname#213546
質問者

お礼

ありがとうございました。

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