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粉体のDNAを溶かす

こんにちは。 最近DNAの実験を始めたものです。 とても初歩的な質問なのですが、粉体のDNAを液体に溶かすとき、超純水やバッファーなど溶媒によるちがいってあるのでしょうか? 現在、私は超純水に溶かしてそれを冷蔵庫で保存しているのですが、時間が経ったらDNAの質が変わってしまったり、ということはありますか?また、その溶液を使用する前にはボルテックスしたほうがよいのでしょうか?

noname#7825
noname#7825

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  • mizu_atsu
  • ベストアンサー率41% (180/433)
回答No.4

♯1です。 >冷蔵庫での保存は短時間です。といっても、保存期間はだいたい2週間くらいなのですが(実験している先輩は3ヶ月は大丈夫と言っていましたので) 3ヶ月は大丈夫?? なにをもって大丈夫と判断しているのでしょう? 私には怖くてできませんね。 少しは分解したりしているかもしれませんよ。 そんなものを試料には使いたくないですね。 そこからクローニングしたり、遺伝子を読んだりしても 分解していたら意味ありませんから。 私が考える短時間はこの場合せいぜい1日(その日のうちに使うという意味で実質半日)です。 -20度で冷凍保存です(量が多かったり、よく使うものはいくつかに分けた上で)。 使うときは氷中で解凍です(しばらく常温においてある程度溶けてから氷中に移すときもありますが)。 量が少なければ大して時間はかかりません。 実験は正確さが第一です。 どんなに早くても不正確ではそのデータを最終的に使うことはできません(予備試験ならある程度ラフでも構いませんけど)。 なお、先輩が言うことはすべて正しいわけではありません。 自分なりに調べるなりすることが大事です。 ちなみに 実験関係の参考書としては イラストレイティッドシリーズが大変わかりやすいです。 出版社などは忘れましたが図解も多く、説明も1ステップずつ丁寧に書いてあります。 すくなくともタンパクの精製と遺伝子関係の2種は確実にあります。 そのほかにもあるかもしれません。 >容器と溶媒はオートクレーブではなく、UV照射で滅菌していますが、だめでしょうか? UVで溶液の中まで滅菌できるとは思えません。 例え水中にUVランプを入れてもです。 殺菌にはなっても滅菌レベルは難しいでしょう。 オートクレーブが確実です。 オートクレーブができない理由があれば別ですがUVでは不安です。 第一酵素は失活しないのでそういう意味でもやる意義が低いです。 容器に関してはUVでも可能な気もしますが市販の滅菌容器はガンマ線滅菌だったと思います。他になにか酸化力のあるガス(エチレンオキサイドだったかな)も使っていたものもあったような気がします。やはり心もとないです。オートクレーブすべきです。

noname#7825
質問者

お礼

大変参考になりました。 ありがとうございます。 >なお、先輩が言うことはすべて正しいわけではありません。自分なりに調べるなりすることが大事です。 そうですね。自分でしっかりと勉強しなおします。 >ちなみに 実験関係の参考書としては イラストレイティッドシリーズが大変わかりやすいです。 出版社などは忘れましたが図解も多く、説明も1ステップずつ丁寧に書いてあります。 ネットで調べてみたらよさそうなものがいくつかありました。早速購入しようと思います。

その他の回答 (3)

回答No.3

>粉体のDNAを液体に溶かすとき、超純水やバッファーなど溶媒によるちがいってあるのでしょうか? ストックとしてのDNA溶液ならTEで溶かして-20℃保存。この溶液を希釈して実験に直接使う場合は超純水で希釈して-20℃保存ですね。 保存温度については-20℃が基本ですが、凍結融解を繰り返すのもDNAの不安定化を招くので、4℃保存をする場合もあります。この場合は短期間で使い切る量だけです。そのDNAをどのような実験に使用するかわからないので正確な答えはできませんが、-20がベターじゃないでしょうか?周りの人にも聞いてみましょう。 >時間が経ったらDNAの質が変わってしまったり、ということはありますか? 質が変わることはないです。DNAがRNAに変わってしまったりしません(笑)。表現の問題ですが、長期的に溶液状態でしかも4℃状態だと分解してきます。これを「質が変わる」といえばYesです。 >その溶液を使用する前にはボルテックスしたほうがよいのでしょうか? ジェノミックDNAのボルテックスは厳禁です。プラスミドDNAなら問題はないですが、スーパーコイルを保っておきたいならタッピングやピペッティングで溶かすことが良いでしょう。

  • yokochoco
  • ベストアンサー率16% (18/106)
回答No.2

純水では時間がたつとDNAの構造が緩む場合があります.また4℃で長期保存するのも奨められません. プラスミドDNAならばごく短時間ならボルテックスしても大丈夫でしょう.まあふつうはかるくタッピングするくらいです.ゲノムDNAでしたらボルテックスした時点で切れてしまっているでしょう. DNAの実験を始めたばかりとのことですので,1冊そういった実験の入門書を読んで基礎を身につけてください.大学の図書館などにおいてあると思うのですが.

  • mizu_atsu
  • ベストアンサー率41% (180/433)
回答No.1

「冷蔵庫で保管」など論外です(短時間なら別ですが)。 「冷凍」で保存です。 溶媒は使用用途によりますが通常はTEです。 EDTAなどがその後の操作に邪魔をするときは純粋に溶かします。 もちろん溶媒、容器ともはオートクレーブしたものですよ。 溶かすときはボルテックスなどせず溶媒を入れて指で何回かはじいたりすれば簡単に溶けます。

noname#7825
質問者

補足

回答ありがとうございます。 言い忘れてましたが、冷蔵庫での保存は短時間です。といっても、保存期間はだいたい2週間くらいなのですが(実験している先輩は3ヶ月は大丈夫と言っていましたので)、これって長いんでしょうか? それから、容器と溶媒はオートクレーブではなく、UV照射で滅菌していますが、だめでしょうか?

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