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なんで辛くないの?

教えてください。 稚拙な質問ですが ”海の魚はなぜ塩辛くないのかな?”。 卵からまれてから、捕獲されるまであの塩辛い海水の中で生息しているのに・・・。 魚料理大好きです、最近ふと思いました、少し恥ずかしいですが。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sailor
  • ベストアンサー率46% (1954/4186)
回答No.5

質問の内容を取り違えたと思われる回答があるので確認しますが、海に住んでいる魚がなぜ海水のように塩辛くなってしまわないのかという質問ですよね。 確かに海水魚は海水のように塩辛くはありませんし、海水魚の塩分は海水ほど高くはありません。これは海水魚の腎臓に秘密があるのです。海水魚の魚の腎臓は体内の塩分を輩出する機能を持っているので体内に取り込まれた多すぎる塩分を尿と一緒に体外に排泄しているのです。もしこの機能がなければ海水魚の細胞は浸透圧のせいで細胞内の水分が奪われてしまい、海水中で塩漬けになってしまいます。そんな状態ではもちろん生きて行かれませんよね。そこで、どうしても海水と一緒に体内に入り込んでしまう余分な塩分を腎臓でこしとって体外に排泄しているんです。 淡水魚にはこの機能がないかまたは弱いので海水に入れると死んでしまいます。逆に海水魚を真水に入れると、海水魚の細胞は淡水より塩分濃度が高く腎臓の水分排泄機能が弱いため浸透圧で細胞がパンパンに膨れ上がりやはり死んでしまいます。海と川を行き来する魚では海水魚のような塩分排泄機能を持ち必要に応じてこれを切り替えられるようになっています。

hatenakunn
質問者

お礼

早速質問コメント有難うございます。 大変分り易い説明です。 有難うございます。

その他の回答 (5)

  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.6

 済みません、回答No.3において、 >尿をするとその分だけ体内の水分が失われますから、海水魚は排出する尿を少量で済ませる代わりに尿の濃さを非常に濃くしています。 と書きましたが、 >海水魚は排出する尿を少量で済ませる という部分は事実ですが、 >尿の濃さを非常に濃くしています というのは私の勘違いでした。  陸上生物の場合は体内で生じる有害な老廃物であるアンモニアを排出するために尿を作る必要があるのに対し、タイやヒラメ、コイ等といった硬骨魚類の場合、血液中のアンモニア(アンモニウムイオン)を先述の塩類細胞を使って周囲の水中に直接排出しているので、淡水魚の様に余分な水分を排出するという場合を除けば、尿を作る必要があまりないため、淡水魚や海水魚の腎臓の機能は陸上生物と比べて劣っており、例え海水魚であっても、尿の塩分濃度は体液(血液)とあまり変わりはない事が判っています。(淡水魚にも塩類細胞はありますが、アンモニアを体外に排出する働きや、海水魚とは逆に水中の塩分の一部を体内に取り込む働きをしています) 【参考URL】  東海大学出版部 > Japanese > WebTOKAI > 海に生きる動物たち 第3回 水を飲まないクジラ   https://www.press.tokai.ac.jp/webtokai/uminiikiru3.pdf  体液の塩分濃度は海水魚でも淡水魚でもあまり差は無く、海水の塩分濃度の4分の1前後に過ぎませんから、海水魚の尿の塩分濃度も海水よりもずっと薄いものでしかない事になります。  従って魚の場合、体内の塩分濃度が高くなった際に腎臓を使って尿を作っても、体液と同程度の塩分濃度の尿が出来るだけですので、海棲の硬骨魚の場合、単純に尿を少なくする事で水分を節約しているだけで、腎臓は体内の塩分濃度の調節には殆ど役に立っていないという訳です。  硬骨魚類は、元々、淡水魚の一種から進化したと考えられていて、淡水魚は余分な水分を排出するために尿を作る必要がありましたから、その子孫である海水に棲む硬骨魚にも腎臓を使って尿を作る機能が残っているのだと思います。  因みにサメやエイ等の軟骨魚類の場合は、体内で生じたアンモニアが肝臓内で無毒な物質である尿素に作り変えられており、その尿素を体内に高濃度で蓄積する事によって体液の浸透圧を海水と同程度かそれ以上に高くしているため、そのままでは海棲の硬骨魚とは逆に海水から体内へと水分が浸透してきてしまうので、淡水魚ほどではないものの尿を大量に排出しています。  その際、腎臓は哺乳類などとは逆に、作られた尿中から尿素を再吸収する事で、血液中から尿素が失われるのを防ぐ働きをしているようです。  尚、軟骨魚類の場合も、余分な塩分やアンモニアの排出は、硬骨魚類と同様に鰓にある塩類細胞を使って行っています。 【参考URL】  海水魚 - Wikipedia > 5.2 軟骨魚綱・肉鰭綱   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E6%B0%B4%E9%AD%9A#.E8.BB.9F.E9.AA.A8.E9.AD.9A.E7.B6.B1.E3.83.BB.E8.82.89.E9.B0.AD.E7.B6.B1

hatenakunn
質問者

お礼

丁寧な説明有難うございます。 魚も非常に繊細な個体をしているのですね。 今一度読ませていただきます。 有難うございます。

noname#212313
noname#212313
回答No.4

 魚からすれば、陸地に住む我々に「どうして、海水が塩辛いと感じるの?」と聞きたいでしょうね。  地球の最初の生物は海に発生しました。単細胞生物です。それが進化して、魚類などになり、陸地に進出できるよう進化した生物も生まれました。  生物は体の大半が水ですが(人間でも6割以上は水)、海にいる生物としては水分不足に悩むことがありません。体液と同じ程度の海水に常に囲まれているからです。  陸地に進出した生物は、水が常に得られるとは限りません。しかも陸地にある水は、海水が得られる海岸を除けば、真水です。長く陸地で活動するためには、少ない真水をときどき摂取するだけで生きていかなければなりません。  真水をときどき飲めば生きられるような進化が起こったわけですね。それでも、海の生物から進化した名残りで、ある程度の塩分は必要なままになっています。ですので、塩も摂取します。  人類の歴史を見ても、塩を得るのにいろいろ苦労しています。岩塩を採集したり、海水を煮詰めて塩を作ったりしています。なかなか大変なことなので、大昔は塩は高価な貴重品でした。古代ローマでは兵士の給与は塩で払っていたほどです。  それもこれも、陸地は水以外に、塩も得にくいからなんですね。そのため、陸地の生物は塩分を見つけたら摂取できるよう進化してきました。僅かな塩分濃度でも感知できるようになったのです。しかし、かなり塩分濃度が濃くても、なんとけ受け付けます。僅かでも感じる点は同じでも、多量になるととても摂取できない唐辛子などとは、だいぶ違います(←ただし激辛好みの人以外)。  だから我々は海水程度でも充分塩辛いと感じます。でも飲もうと思えば飲めます。繰り返しになりますが、塩が少ない陸地に適するよう進化した結果なのです。海にずっといる魚はそのような進化は必要なかったので、海水は空気と同じくらい、当たり前のままです。

  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.3

 海水魚の全てに対して調べられている訳ではありませんが、海水魚にも味覚はあり、ヒガンフグという海水魚に対して行われた調査によりますとヒガンフグはアミノ酸を感じる「うま味」に関しては敏感であるのに対し、「甘味」や「塩味」に対しては鈍感である事が明らかとなっています。 【参考URL】  魚 の 味 覚 - J-Stage   https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/14/6/14_6_400/_pdf  ねっとで水族館 > 魚のヒミツ > 魚の五感 見えるの?聞えるの?感じるの?/味覚   http://aquamuseum.net/aquarium/archives/3385  「うま味」や「甘味」の感度に関しては魚によって様々でしょうが、少なくとも海水という濃い塩水の中で棲んでいる海水魚にとっては、海水を塩辛いと感じる様な味覚を持っていたところで何の役にも立ちませんから、「塩味」に関しては他の種類の海水魚もヒガンフグと同様に鈍感であると思います。(淡水魚は「塩味」に対しても敏感なものが多い様です)  海水魚は海水という濃い塩水の中に棲んでいますから、言うなれば常に塩漬けになっているのも同然ですので、体内の水分が海水の中にどんどん滲み出て行ってしまいます。  そのままでは水分不足になって生きてはいけませんから、海水魚は"海水を飲み続ける事で水分を補給"しています。  海水に含まれている塩分の濃度は、魚の体内の塩分濃度よりも高いため、海水魚は鰓などに分布している塩類細胞という「塩分濃度の低い血液中から塩分を取り込み、塩分濃度の高い海水中に塩分を放出する」という働きをする細胞を使って余分な塩分を体外に排出しています。  又、尿をするとその分だけ体内の水分が失われますから、海水魚は排出する尿を少量で済ませる代わりに尿の濃さを非常に濃くしています。 【参考URL】  東海大学海洋学部博物館 > 出版 > 海のはくぶつかん > バックナンバー一覧 > 2003年3月号 > 海の魚はなぜ塩からくならないの?   http://www.muse-tokai.jp/publish/umihaku/2003/v33n2p4.html  塩類細胞(エンルイサイボウ)とは - コトバンク   https://kotobank.jp/word/%E5%A1%A9%E9%A1%9E%E7%B4%B0%E8%83%9E-676991  魚類におけるイオン調節と塩類細胞   https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/35/5/35_5_376/_pdf  魚類のイオンホメオスタシス維持機構   http://www.jbsoc.or.jp/old/event/magazine/pdf/84-10-02.pdf  逆に体内の方が塩分濃度が高い淡水魚の場合は、体外から体内へ水が滲み込んで来るため、水を飲む事はめったになく、頻繁に排尿する事で余分な水分を体外に排出してます。

noname#211084
noname#211084
回答No.2

海水魚が海中で暮らせる体だからです・・ 淡水魚だと海水なら死んでしまう・・ 海水魚に真水だと これも死ぬ・・ 人間も空気が今の状態だから暮らせる・・ そういう体に 設計され 創造されたから・・

  • FEX2053
  • ベストアンサー率37% (7987/21355)
回答No.1

「辛い」という味覚を感じる感覚器官が魚にあるのか・・・という 問題が先にあるとは思いますが・・・(苦笑) 基本的に魚は体の周りの「水」は飲んでませんから。口からエラに そのまま抜けていますので、そもそも周囲の水の状態を「味覚」と して把握する必要が無いんですね。体の周りの水の状態は、体の側面 にある「側線」という器官で感じていますから、人間でいえばむしろ 皮膚感覚に近いんじゃないと思うんですけどね。 http://homepage2.nifty.com/JAL/IsonagePast1.html で、海の魚は「体液」は外部の「水」より塩分が薄いため、浸透して くる塩分を体外に排出する「塩類細胞」と呼ばれる特殊器官があります。 この辺は、こちらに適応した進化の軌跡が書いてありますので、参考 にされるといいかと。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E6%B0%B4%E9%AD%9A ちなみに淡水魚にはそういう器官が無いので、金魚を海水に入れると 死んでしまいます。

hatenakunn
質問者

お礼

早速の説明有難うございます。 丁寧な回答で、普段知ることのないことでした、今一度よく読ませていただきます。 有難うございました。

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