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「分かられる」は文法的に正しい?

理解する 理解してもらう 理解される は普通に使われます。 分かる 分かってもらう も普通に使われます。 「分かられる」 は、個人的には、聞いたことがないのですが、 正しい言葉なのでしょうか? お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (659/1691)
回答No.10

 No.9さんの出された3つの例は、いわゆる「迷惑受け身」というやつですね。自動詞であっても、他人がそれをしたために自分がなんらかの(精神的)迷惑をこうむる場合。  だから自動詞「分かる」の場合でも「あなたになんか分かられたくないわ」のような例文ができるのです。  「分かる」の意味を広辞苑でひくと「了解される」「理解できる」とありました。もともと自発または可能の意味を含んでいるのです。そこへまた「れる」を付けることに違和感や重複感が感じられるので、使いにくいというか、誰も好んでは使わないのでしょう。ただ、「分かる」にもともと受け身の意味あいがないので、受け身にはしやすい。そこで「あなたになんか分かられたくないわ」が言えるのです。  「分かられる」を尊敬の意味で使う場合はどうでしょう。「先生がこの問題を分かられた」なにか、全く尊敬しているように聞こえないのですが。尊敬としての「分かられる」も使いにくいですね。  よって、「分かられる」は受け身でだけ使用例が考え得るくらいで、やっぱり使いにくいから実際にはめったにないだろうなぁ、というのでいかがでしょう。

anon256
質問者

お礼

なるほど。 ありがとうございます。

その他の回答 (10)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.11

「分かられる」という言い方は一部の方言を除いては殆んど使われることはありません。そのポイントを幾つか上げてみます。 1.自動詞で所動詞は受身を作れない。 少なくとも、所動詞や状態動詞あるいは無意志動詞などと呼ばれる動詞の受身態は無理な側面があります。 実際には唱えた本人自身、後に「受身の成否は難易の程度問題であって、それを動詞の分類の基準にすることはできない」(三上章「日本語の構文」くろしお出版)と述懐しています。 2.使役態で他動詞化してから受動態にする。 自動詞「分かる」→使役態「分からせる」→受動態「分からされる」 3.ほかの分かりやすい表現を選択する。 教わる 教えられる 知らされる 学ばされる…ナド

anon256
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • kzsIV
  • ベストアンサー率53% (238/446)
回答No.9

No.8 D-Gabacho さんの回答が、正解ということで、本回答は余談です。 自動詞の受身は余り使われませんので、たまに使われても気が付かないことが多いようです。そこでそういうものを探し出すことが一種のゲームとも成り得ます。よく知られた受身形には次のようなものがあります。  私は3才の時に父に死なれました。  おい、そこに立たれると邪魔だ。どけ!  いいことねえな。女房にゃ逃げられるし、親には泣かれるし。 またどんな自動詞でも形だけは受身形が作れますから、それにふさわしいシチュエーションを考える、というのもゲームになります。  ある日僕は教室の後ろの黒板に書き付けた。  『下の数列は何の順であるか、わかりますか?    1 7 3 9 2 5 8 6 10 4 』  級友たちは何日か思案する人もいたようだが、やがてだれも気にしなくなった。数週間たって、よそのクラスの人が何か用があって教室に入ってきた。帰り際に数列を見ると1つ1つ数字を確かめたうえでチョークを取り上げ数語を書き付けて出て行った。  僕はつぶやいた。「とうとう、わかられたか」

anon256
質問者

お礼

なるほど。 参考になります。 ありがとうございました。

  • D-Gabacho
  • ベストアンサー率64% (1068/1663)
回答No.8

「分かる」は辞書で自動詞に分類されています。「分かられる」という受身形に抵抗を感じるのは、「分かる」が、基本的に受身形にはならない自動詞だからだとい思います。 意味は「理解する」と同じようでも、他動詞の「理解する」と自動詞の「わかる」では、同じように使うことはできません。「わたしはあなたを理解する」は、すんなり日本語として受け入れられますが、「わたしはあなたをわかる」だと、ずいぶん変な感じがします。「わかる」を使った本来の形は「わたしには、あなたがわかる」でしょう。

anon256
質問者

お礼

説得力のあるご説明、感謝いたします。 ありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.7

 #6です。補足です。 「文法はともかく(文法って言葉の「後」から付けた理屈ですから、それにひっぱり回されるのは本末転倒です)僕は「分かられる」は使いません。 」  と申しましたが、これは、我々日本語を話す者の「国文法」の事で、外国語を習う者の外国語の文法は、僕らが習う「前」に出来ていますから、役に立ちます。

anon256
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.6

 文法はともかく(文法って言葉の「後」から付けた理屈ですから、それにひっぱり回されるのは本末転倒です)僕は「分かられる」は使いません。  そんな奇妙な日本語もどきの言葉を使っても、分かられない可能性がありますので、、、

anon256
質問者

お礼

なるほど。 納得です。

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (659/1691)
回答No.5

No.1さんの言い分はもっともですが、現在では誰もそういう意識で「分かる」という言葉を使っていないと思います。「分かる」=「理解する・できる」として使っているでしょう。そこに助動詞「れる」を付けるのは、文法的には間違いでないと考えられます。 しかし、実際の場面では「分かられる」が受け身なのか可能なのか自発なのか尊敬なのか分かりにくいので、それをはっきりさせるために「理解できる」とか「お分かりになる」とか「分かってもらう」などを使うことになります。「分かられる」は出番を失ってしまったのです。 文法的には誤りではないが、使い道がない。これが私の回答です。

anon256
質問者

お礼

なるほど! そのような感じがしますね。 文法的には誤りではないが、使い道がない。 分かりやすい、かつ、説得力のある説明をありがとうございました。

  • foomufoomu
  • ベストアンサー率36% (1018/2761)
回答No.4

文法はともかく、次のような場合には使われていますね。 「そのことが人々に分かられたのは、ずっと後のことであった。」 「君はもっと分かられるよう、努力をするべきだ。」 なお、フランス語をしゃべれる知人(日本人)がいますが、「フランス語は日本語みたいに文法がいいかげんだ」と言ってました。

anon256
質問者

お礼

例文がとても参考になります。 正しいかどうかは別として「使われることはある」 ありがとうございます。

  • hk8854
  • ベストアンサー率16% (138/839)
回答No.3

文法上では間違っています それに「分かられる」では言葉の意味が 通じません 正しくは 分かる 分かります だと思います

anon256
質問者

お礼

「分かられる」は間違っている。 ありがとうございます。

  • maiko0318
  • ベストアンサー率21% (1483/6969)
回答No.2

文法書は法律ではありません。 流通している言葉を体系的にまとめたものです。 なので、たくさんの例外があって覚えにくいでしょ? よって、「ら」抜き言葉が文法書に取り入れられることもあります。 おかしな(初めて聞くことば)でも、 理解できる人が多く、多くの人が使っていればそれが採用されます。 逆に、フランスなんかでは文法書が絶対であり、 それ以外の表現は認められていないようです。

anon256
質問者

お礼

言葉ってそんなものですよね。 ありがとうございます。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.1

分かられるというのは誤りでしょう。なぜなら『分かる』という言葉は『分く』という言葉に自発の助動詞がついていたのが一つの単語に変化したものですから、更にその上に同じ助動詞がつくというのが変なのです。

anon256
質問者

お礼

原形が「分く」 自発の助動詞がついて「分かる」 従って、「分かられる」は間違っている。 ということですね。 ありがとうございます。

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