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チャンネルの極断面係数をおしえてください
溝形鋼[100*50*5*7.5の極断面係数を教えてください。
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溝型鋼をUで表した時、Uに対する水平方向をx,xへの直交方向をyとします。溝型鋼に限った事ではないですが、極断面2次モーメントIpは中立軸位置をちゃんと計算した後、Ix,Iyを求め、Ip=Ix+Iyとなります。ねじり作用に対してIpを用いるのが妥当な場合(閉断面の場合)、ねじり応力τnは、作用ねじりモーメントをMn,重心からの距離をdとして、 τn=Mn/Ip×d になります。最大のdで最大のτnなので、重心から最も遠い断面の端までの距離をeとすれば(縁応力を求める事を目的として)、断面係数Zは、 Z=Ip/e で定義できます。 しかし溝型鋼は閉断面でなく、薄肉開断面なので、Ipに相当するものとして(Kとします)、 K=1/3×([[断面中心線による展開長]×[肉厚]^3]の総和) を用いるべきです。このケースでは、断面の各部分の最大ねじり応力は、 τn=Mn/K×t になります。ここでtは肉厚です。最大のtで最大のτnなので、最大肉厚をe=Max(t)とすれば、断面係数Zはやはり、 Z=K/e で定義できますけれど、普通はあまりこういう表現はしないと思います。
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- foomufoomu
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質問の回答ではないですが、 一般的に、ねじりを受ける材のせん断応力は、単純に τ=M/Z で求めることはできません。 この式の適用は、材軸方向の変形の影響が無視できる場合に限られます。 丸パイプ、丸棒のように、捩じられると一様に材軸方向に縮む場合か、 極端に短い材の応力を求める場合に限られます。 ある程度長い溝形鋼は(丸以外の形は)、部分ごとに軸方向変形が異なるので変形を無視できないため、計算はとても厄介です。 専門書には、ある程度形を限定して、図表になって載っているものがあります。