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自己破産のデメリットについて
知人が借金をしてしまい返済に困っています。 自己破産について相談されましたが、私には知識がなく、何の力になってあげることもできませんでした。 どなたか詳しい方、自己破産のデメリット・メリットについて教えていただけないでしょうか?
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資産没収・10年以上ブラック 借金がなくなる → これをメリットと言うのでしょうか。 もし、持ち家や資産があるなら、民事再生の方が良いと思います。 資産の没収はないので。(資産によって、借金の額面が減ります。返済はありますが) 携帯も一括払いになると思いますので、そうそう機種変はできないですね。 借金の借入先に銀行があれば、その銀行からは一生、借り入れはできなかったと思います。 まず、自己破産のメリットというお考えを辞めてください。 債権者がいらっしゃるわけですから。
- ShirokumaX
- ベストアンサー率31% (290/932)
まず、自己破産したから必ず借金が帳消しになるわけではないことを知りましょう。 遊興によって生じた債務、不法行為によって生じた債務は免責の対象になりません。 デメリットから行きましょう。 まず手続面。いろいろと面倒くさいです。 依頼する弁護士を探します。月に2万円程度積み立てていくところから始めます。なんのために積み立てるか。弁護士への依頼料です。破産するにもお金が要るんですよ。相場は大体20万円くらいです。 依頼したら弁護士からいろいろと指示があると思いますが、自分の財産について、マイナスもプラスも洗い出します。ずいぶん前に作ったけどいまはほとんど使ってない銀行口座とかあるのではないでしょうか。そういうところの最新情報も必要です。通帳をなくしていれば新しく作り直す。場合によっては銀行から現在の残高の証明を出してもらう必要も生じます。 家や車はもちろん、原付レベルでも資産として報告しなければなりません。家や車は売るしかありませんが、原付でも売るとしたらいくらくらいになるかということを報告する必要があります。これ、意外と難しいんですよ。というのも、買い取りを前提にしないで原付の現在価格を評価してくれるバイク屋ってまずないからです。そんな状態でも、なんとかいま現在の価値はいくらくらい、と金額を決めなければなりません。型番と年式だけ言って「まあ相場はこんなもんでしょうか」的なことを教えてくれるバイク屋を何件か探し出してその金額を報告するしかないでしょうね。原付でも無茶苦茶高級品ってありますが、高く売れるものだったら売る指示が出るでしょう。5万くらいなら、まあ処分させるほどのものでもないという判断が下りると思いますが、全ては裁判官の判断です。 債権者のところには、全て連絡が行きます。この時点で破産は明らかになります。弁護士から連絡が行きまして「●●氏は破産手続に入りました。この件に関する連絡は全て当職(弁護士さんが使う1人称代名詞)が承ります」ということになります。それでも連絡してくる人は連絡して来ますので、どう突っぱねるかですね。債権者は誰しもがほかの債権者より少しでも有利な条件で債権を回収したいと考えますので、そりゃもう必死の連絡が入りますよ。 そんなことをしながら資産と債務の調査に数ヶ月はかかるでしょう。数ヶ月分の入りと出の報告書を作る必要がありますから。家計簿つけるようなレベルで支出がいくらで収入がいくらと記録する毎日です。 というわけで、ようやく提出物が全部揃います。あとは弁護士さんと裁判官のやりとりになります。またそれから数ヶ月後、裁判所に呼び出されることになります。法廷をひとつ使って自己破産者をまとめて裁判官が審査します。機械的に、順番に呼び出されては破産者が弁護士とともに裁判官の前に行き、報告内容のあとに特に動きはないかと聞かれてありませんと答えて退出、そういう手続です。たぶん、破産者って沢山いるんだなあとその時思うでしょう。 破産と免責の要件を満たせば免責がおります。破産したあとは法的行為の主体となれない期間があり、復権というものを決定されるまで続きますが、個人の自己破産のレベルならたいていは破産と復権は同時に認められます。 手続的にはこれで破産完了です。 破産後は、借金が出来なくなります。クレジットカードも使えませんし作れません。銀行系が5年で信販系が7年とか俗に言われますが、要するに金貸しが金を貸す相手として適当と認めれば貸しますので、破産後に劇的に経済状態がよくなればそれより短くなる可能性がないわけではありません。 意外と面倒くさいのがクレジットカードが使えないということです。いまはネットショッピングでクレジットカード決済する局面が多いですからね。お勧めとしては、大手銀行が出しているVISAデビットカードというのを作ることです。使ったら即銀行口座からその金額が落ちる、借り越しは出来ないという感じですが、VISAが入ってますのでクレジットカードと同じように使えることも多いです。 しかし認められない場合もありまして、有名どころではYahoo!プレミアムの月額料金、DMM.comの単品レンタル料金、この辺りの支払いは出来ません。特にDMMは有効なクレジットカードが登録されていることが利用の条件になるサービスも多いので気をつけましょう。 なお、高校や大学で受けていた奨学金も債務です。破産が確定したら、奨学金を申し込んだ時に保証人になってくれた人に即連絡が行きます。日本学生支援機構(旧日本育英会)は申請時に連帯保証人と連帯でない保証人を届け出ているはずです。たいていの場合連帯保証人は親だと思いますが、親も無力な場合もうひとりの保証人の方に行かざるを得ないので確認しておいた方が良いでしょう。 メリットは、免責がおりれば債務が帳消しになる、だけでしょうね。免責がおりそうになければ経済活動を常に監視されるだけですのでしない方がマシでしょう。なお、免責がおりたあとも個人的にこの人には迷惑をかけられないという人には返すのは自由です。 本当に自己破産したいなら法テラスを勧めます。上で破産するにもお金が要ると書きましたが、法テラスなら弁護士費用を立て替えてくれますのですぐに手続きに入れます。返済額の目安は5000円/月ですが、自分の資力に合わせて自己申告制です。さらに、免責がおりるようなケースなら法テラスへの返済も免除されるケースが多いです。 最後に強調しますが、めぼしい財産を全て処分してなお返しきれない分に対して免責ってのは認められますからね。すってんてんになるまで財産を吐き出すのが破産したい人の義務です。そこは間違いのないように。
破産して催促が止まっても借金が消えてなくなるわけではない。 (返済しなくてよくなる「免責」を別途認められて初めて借金を返さなくてよくなる) 財産を一定以上持っていると財産を処分して債権者に分配となる。 特定の債権者(身内、友人知人、恩人その他)だけを優遇するような真似は許されない。 破産者として自身の住所氏名生年月日が官報に公告される。 数年間は金融機関や金融会社からの借入できない覚悟が必要。 (迷惑を掛けた先には今後一生借りられないだろう) 破産手続きの間は特定の職業に就けない。 まあこんなところかと。 そもそも、友人を通じてどこの誰ともわからない人が答える掲示板なんかに相談してるより、いまの借金の状況をまとめてちゃんとした専門家(弁護士)のところに相談に行った方が絶対いいんだけど。 債務整理はなにも自己破産だけではないんだし。
- ROMIO_KUN
- ベストアンサー率19% (434/2255)
デメリットはあえて答えさせるものではないと思います。ご自身で考えを尽くしなさい。 自己破産により自分は少なからず幸せに向かいます。 デメリットを気にするなら自己破産はしないべきです。