「韓国併合」を受諾した時の韓国の閣議のメンバー。

質問

1910年8月18日、日本が韓国に示した「併合案」を受諾するための閣議が開かれています。
Wiki「韓国併合」によれば、
「親日派で固められた韓国閣僚でも李容植学相は併合に反対するが、大勢は併合調印賛成に傾いており、8月22日の御前会議では李完用首相が条約締結の全権委員に任命された。（以下略）」
と、あります。

外交権、警察権、司法権も取り上げられ、軍隊も解散させられ、通貨の発行権もない韓国で、他に何を所管する閣僚が居たのか、教えてください。

よろしくお願いします。

回答No.5

Kittynote · ベストアンサー

下記が比較的詳しいように思います。

〇件名：韓国併合始末ノ件
[階層]国立公文書館＞内閣＞公文雑纂＞明治＞明治４３年＞公文雑纂・明治四十三年
・第十九巻・逓信省・逓信省、総監府朝鮮総督府、台湾総督府、会計検査院、府県
[レファレンスコード]A04010229300[画像数]40
http://www.jacar.go.jp/DAS/meta/image_A04010229300
<1/40>
朝鮮總督報告韓國併合始末
右謹テ御覧ニ供ス
明治四十三年十一月二十一日
内閣總理大臣侯爵桂太郎
<20/40>(右頁7行目～左頁9行目)
李完用ハ條約ノ規定ヲ閲悉シタル上全然之ヲ承認シ農商工部大臣趙重應ニ命シ
十八日ノ内閣會議ニ於テ内部大臣朴齊純及度支部大臣高永喜ニ懇説セシメ漸ク其ノ
同意ヲ得タレトモ學部大臣李容植ハ頑冥ニシテ初ヨリ併合ニ反對シ君辱臣死トノ
歎聲ヲ發シ到底之ヲ説服スルニ由ナキヲ以テ不日開カルヘキ御前會議ニ於其ノ決意
ヲ促スノ外ナシト認メタルモ若シ公然異議ヲ唱フルカ如キコトアリテハ外形上圓滿
ヲ缺クノ嫌アルヲ以テ李完用ハ彼ヲシテ學事視察等ノ名義ヲ以テ地方ニ旅行セシム
ルニ如カストノ意見ヲ抱キ其ノ結果表面水害見舞トシテ本邦ニ特派スルコトニ決シ
タリ
<20/40>(左頁10<最終>行目)～<21/40>(右頁5行目)
十九日李完用ハ更ニ宮内府大臣閔丙奭及侍從院卿尹德榮ヲ招キ時局解決ノ太要ヲ説
キタルモ或ハ機密ヲ洩ラシ物議ヲ起スノ端ヲ啓カムコトヲ恐レ細目ニ渉ルヲ避ケ其
ノ内意ヲ探ルニ止メ未タ全ク其ノ同意ヲ得ルノ程度ニ達セサリシカ如シ
<21/40>(右頁6行目)～<21/40>(左頁7行目)
二十日李完用ハ更ニ承寧府總管趙民煕ヲ招キ太皇帝ノ昨今ニ於ケル言動ヲ問ヒ且不
日實行セラルヘキ時局解決ニ關シ其ノ注意ヲ促シテ諸般ノ打合ヲシ又趙民煕ヲ通シ
テ親衞府長官李秉武ニ御前會議ノ内容ヲ示シテ之ニ同意セシメ又？興王李喜火？及
中樞院議長金允植ニモ内談ヲ遂ケテ其ノ同意ヲモ得テ御前會議ニ於ケル準備ヲ爲セ
リ尤モ曩ニ水害見舞トシテ特派ヲ命セラレタル李容植ハ前日ヨリ下痢症ニ罹リ急ニ
出發シ能ハサルニ依リ餘人ヲ以テ代ラシメラレタキ旨ヲ申出テ遂ニ御前會議ニモ出
席セサルノ状アリ
…(後略)…

以上　少しでも疑問解消の糸口に繋がれば幸いです^^

お礼

ご回答ありがとうございます。
ピタリの資料を教えて下さったので、よく分かりました。

wiki「庚戌国賊」によれば、朴斉純- 外部大臣、趙重応 - 法部大臣の名が出てくるのですが、外交権も司法権も日本が取り上げているので、そんな大臣が居るのはおかしいと思って調べていました。
このご回答で、朴斉純は内部大臣、趙重応は農商工部大臣であることを確認できました。

最近は、「韓国併合と植民地支配」について、中学生・高校生の孫と話すこともあります。
教科書どおりのことを教えています。
中学社会の歴史教科書には、下記のように書いてあります。

「1910年、日本は韓国を併合し（韓国併合）朝鮮総督府を設置して武力を背景とした
植民地支配をおし進めました。」

だいたい、こんな閣議の内輪話がすぐに入手できること自体、やはり武力（軍隊）という後ろ盾があったからでしょう。

「不日開カルヘキ御前會議ニ於其ノ決意ヲ促スノ外ナシト認メタルモ若シ公然異議ヲ唱フルカ如キコトアリテハ外形上圓滿ヲ缺クノ嫌アルヲ以テ李完用ハ彼ヲシテ學事視察等ノ名義ヲ以テ地方ニ旅行セシムルニ如カストノ意見ヲ抱キ其ノ結果表面水害見舞トシテ本邦ニ特派スルコトニ決シタリ」

韓国併合は、日本の脚本どおりに閣議を開かせて、そして御前会議で承諾させたということがこの資料から読み取れます。

ご教示に感謝申し上げます。

回答No.4

trytobe

ご質問の Wikipedia から、「純宗」から全権委任された「李完用」のリンクをたどれば、このメンバーにたどり着くかと思いますが。

庚戌国賊 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%9A%E6%88%8C%E5%9B%BD%E8%B3%8A

お礼

再度のご回答ありがとうございます。
すっきり解決しました。

回答No.3

mm058114

質問の意味が意味が良く分かりませんが、

全てを所管していたのは、朝鮮総督府です。

朝鮮人は上位には付けません。

警察力に不足を感じ、陸軍の憲兵、軍隊を派遣していたので、陸軍大臣。
朝鮮海峡警備の為、海軍大臣
朝鮮王朝の帰化の為、宮内大臣
他、外務大臣、大蔵大臣、文部大臣等、同化政策の為、日本の閣僚は、関与しています。
直接関与していないのは、内務大臣くらいでしょうか。

とにかく、全ては、朝鮮総督府です。

そういう意味ではなかったかな？

お礼

ご回答ありがとうございます。
「全てを所管していたのは、朝鮮総督府（その前身の統監府）」だと思います。
しかし、wiki他の資料を見ても、形だけのものだったでしょうが、「閣議」を開いたことになっています。
この閣議の出席者は、全て朝鮮人ですよね？
この閣議の出席メンバーを知りたいので質問しました。

回答No.2

trytobe

「外交権、警察権、司法権も取り上げられ、軍隊も解散させられ、通貨の発行権もない」のは、併合「後」のことで、

その前には、大韓帝国の流れから皇帝として施政者となりたかった派閥と、独立推進派の派閥が、どちらも「ウチが本家じゃ！」と「外交権、警察権、司法権も」行使しようと内戦状態だっただけです。

その一方の派閥が大日本帝国と締結して、併合が成立した、というので、他方が異論を唱え続けて早１００年を越えているだけです。

お礼

ご回答ありがとうございます。
どちらの派閥でもよいのですが、閣議の構成メンバーを知りたいという疑問です。

回答No.1

kimamaoyaji

ちなみにその時、韓国という国はありません朝鮮王朝です、朝鮮戦争休戦後1945年12月モスクワ会議で出来た国なので、日本は韓国（現在の韓国＝サウス・コリア）に併合案「韓国併合」など歴史的に不可能です。
また併合で一時的に朝鮮が日本に組み入れられた物で（ロシアの脅威で結果、朝鮮戦争までその脅威を引きずった訳です）、権利を取り上げる植民地とは異なります、その証拠に韓国に帝国大学を作り、近代建築で町を作りインフラを整備した訳です、その額は現代の金額で数十兆円規模です、植民地は搾取するのが目的で、自分たちの居住区は多少の投資をするくらいで、大規模投資なんてしません。
また重要拠点は、朝鮮でなくその先の満州で、その根拠は日本人の多くが満州に行ったと言う事です（対ロシア重要拠点で、途中の朝鮮を手放しには出来ないでしょう）。

お礼

ご回答ありがとうございます。
お聞きしたいのは、閣議の構成メンバーです。