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虫送り行事
虫送り(行事)について調べています。 開催地.日時.起源などを、調べていますが 情報が中々ありません。 何方か、情報をお持ちの方宜しくお願いします。
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もともとは農作物につく害虫駆除と豊作祈願が合わさったものです。 始まりは平安ごろといわれていますが、本当かどうかはわかりません。 また関西から始まったという話もありますがこれもどうか。 実盛送りと言う言い方は関西に多いのですが、 これは、「平家物語」の斎藤実盛が討た故事によるものです(稲の刈跡に躓いて倒れたところを討ち取られ、それを恨みウンカなどの虫になって稲を食らうという伝説)。 はっきりしている記録では16世紀で、その後、江戸期になって広まっていきます。 当初は神仏祈願で、煙でいぶすこともなかったそうです。 1678年にウンカ類の駆除方法が発見されました(筑前で色々な方法が発見されています)、 鯨油(げいゆ)を水面に注ぎ、その油膜で虫の体を包んで動けないようにし同時に気門もふさいで窒息させる(ゴキブリに台所用洗剤のようなもの)。 以降、DTTなどが日本にもたらされるまでは、これが主流だったようです。 時季としては、 新暦で6月はじめから8月一杯くらい。 多くは田植え後(麦のところもあった)、収穫までに複数回やる地域もあったそうです。 旧暦では5月から7月中旬あたりまで。 観光行事(?)として有名なところは 埼玉県秩父郡皆野町 神奈川県横浜市都筑区川和町 愛媛県西予市城川町 三重県四日市市富田地域 香川県小豆島の土庄町肥土山と小豆島町中山。 たしか、昔、虫送りに関する書籍(民俗学としての)を買った記憶があったので、 検索したのですが見つからなかったです。 そのほかのだと 農政と民俗第9号 論文、随想・虫送り行事についてなど、
お礼
早速、詳しい情報をありがとうございます。