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電子と物質の相互作用について

数MeV以上での質量衝突阻止能は同じ物質に対しては密度が大きいほど大きい エネルギーの衝突損失に対する放射損失の割合はエネルギーの増加とともに小さくなる エネルギーの衝突損失に対する放射損失の割合は物質の原子番号が大きいほど大きい という3つの文があり、このなかで間違っているものがあるのですがどれですか?よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Tann3
  • ベストアンサー率51% (708/1381)
回答No.1

>数MeV以上での質量衝突阻止能は同じ物質に対しては密度が大きいほど大きい  単位距離当たりのエネルギー損失(-dE/dx)を「阻止能」、そのうち電離や励起によるものを「衝突阻止能」といい、それを物質の密度で割ったものが「質量衝突阻止能」ですから、「質量衝突阻止能」は密度が大きいほど小さくなります。(密度が大きいほど、単位質量当たりの「厚さ」が小さくなるので、「阻止能」が小さくなる)  従って、上記の文章は「×」。 >エネルギーの衝突損失に対する放射損失の割合はエネルギーの増加とともに小さくなる  電子と物質の相互作用によるエネルギー損失(-dE/dx、上記のとおり「阻止能」と呼ぶ)のうち、「衝突阻止能」以外の、電子と核内の電場との相互作用による電磁波の放出を「制動放射」と呼び、制動放射によるエネルギー損失を「放射阻止能」と呼びます。  電子のエネルギーが小さいときは「衝突阻止能」が大きく、電子のエネルギーが大きくなると「放射阻止能」が大きくなります。  従って、上記の文章は「×」。 >エネルギーの衝突損失に対する放射損失の割合は物質の原子番号が大きいほど大きい  「制動放射」は、原子核内の電場が大きいほど、つまり原子番号が大きいほど起こりやすくなります。  従って、上記の文章は「○」。  上記の参考サイト: http://tech.jemima.or.jp/5020208.html http://accwww2.kek.jp/oho/OHO%20text%20archives%202005-2011/OHO11%20web%20final/OHO11%20sasaki%2020110822.pdf  他の質問もそうですが、行き当たりばったりで「問題」を解いていても、何の知識にも理解にもなりません。きちんと基本を体系化して理解することが大事です。そうすれば、いろいろ応用がきくし、未知のことにも「あたり」がつけられます。  一度「原子物理」なり「放射線」を、一通り勉強した方が賢明です。教科書なり参考書を1冊買って、きちんと熟読してみてください。

noname#229342
質問者

お礼

ありがとうございます。助かりました!

その他の回答 (1)

  • phosphole
  • ベストアンサー率55% (467/834)
回答No.2

回答は既にありますので、コメントですが、質問者さんはX線か放射線の資格の勉強中でしょうか?質問されている問題が、一応関連はありつつも、普通の授業や教科書にしては内容がブツ切れで、間違い探しばかりで変に思っていました。 試験の問題集を解いているのなら、解説のわからない点について質問するようにしたほうが要領を得やすいですよ。

noname#229342
質問者

お礼

問題集をといています 教科書を一通り見直してみます。 ありがとうございました

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