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獣医師に何を期待しますか?
みなさんは獣医に何を期待しますか?そして今の獣医はどのくらい期待に応えていますか? 多くの獣医師はよりよい治療を提供しようと寝る時間を惜しんで獣医療の向上に励む中で、一部とは言え、首を傾げたくなるような獣医師が世の中に存在するのも事実です。獣医による診療の質の格差は実際に存在し、この掲示板でも獣医に対して非常に強い不信感を持っている方が多くいることにも触れることが多く、非常に悲しい気持ちになります。 数多くある原因の一つとして、教育があると思います。現在の獣医学教育は、内容、質、カリキュラムとも、4年制が6年制に移行した以外に戦後から一貫してほとんど変わっていないようです。医学教育が近年、臨床教育を充実させたり、「人間としての医師」というものを重視し様々な変革と改善を模索する中、獣医学教育の改善は遅々として進みません。大学にも寄りますが、犬や猫にほとんど触れることすらなく卒業する「獣医師」が多数いるのも事実です。こんなページもあるので、是非ご覧下さい。そしてぜひ、一般の方からのご意見の投稿も検討してみてください。ページの右下にそう言ったコーナーがあります。匿名でも掲載されています。議論の内容には、どうも一般の認識との温度差が大きく感じられます。 http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/yakuri/kaizen/ 外からの声こそ、改革を促すきっかけになると思います。このスレッドに何か書くことが何かの強制力を持つことは残念ながらなくても、それでも何も言わなければ何も変わりません。みなさんの獣医への不満、要望をお聞かせ下さい。もっと獣医に対し、プレッシャーをかけてください。少なくともここを見た獣医の心にはきっと訴えることがあると期待します。建設的なご意見を希望いたします。
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こんにちは。 猫1匹(長毛種)の飼い主です。 自分の飼い猫を見てくれる獣医師には次のことを期待します。 1.うちの猫の性質を熟知していて、治療の際に猫自身が安心していられる人、猫を落ち着かせてくれる雰囲気のある人であること(治療に伴って一時的な苦痛があるのは仕方がないと思いますが、ワクチン・毛玉刈りなどのときくらいは、猫にも安心してほしい)。もっともこれは、一軒の獣医さんにずっと決めて通う、獣医さんの使い分けをしない、猫の調子のよさそうなときに獣医科病院に出かけるという、飼い主のモラルにもかかわるので、必ずしも獣医師さんに求めることとは限らないと思い、自戒しています。 2.トリマーさんならともかく、獣医師には猫を検診するときに、ガード目的の皮手袋はしてほしくない。これはあくまでも個人的な経験ですが、若年の女性獣医師さんでそうされた方がいらして、(おそらくご本人が妊娠の可能性があったからではと推察して、文句はいいませんでしたが)、うちの猫は皮手袋=飼い主のブラッシングと覚えていて、いいイメージを持っていないし、皮手袋みたいなのをつけて猫の状態がわかるのだろうかと思いました。文句は言いませんでしたが、その獣医さんには行くのをやめました。 3.もしも命にかかわる病気のときは、はっきりと飼い主にそれを告げてくれる方であること。そして、猫が何よりも、自分のおうちでのいつもどおりの生活を望む動物であること、飼い主が(少なくとも私は)それを望むことをを理解して下さって、「入院治療=確実な回復」でない場合は、最小限の入院にしてくださること。あるいは、(専門家でもないですがあえて言わせていただくと)苦痛の軽減・人間でいえば「小康状態への回復」を第一目的とした最小限の入院プランを立ててくださる方。少なくとも、うちの猫は、入院中「この治療が終わればおうちに帰れるんだからがまんしよう」なんて思わないし、そう思うのは人間だけだと思います。 友人の猫で、友人の「治してやりたい」という熱意と、獣医の「入院してこの検査をすれば病名がわかるかも、この治療がうまくいけば直る可能性ありますから治療してみます」ということの両方から長期入院して、結局死んでしまったということがありました。もちろん獣医師さんに善意があったという理解をしていますが、猫自身にはそんなことわからなくて、ただ不安で痛かったのではないかと思うと、うちの猫は、結果的には短命でもよいから、苦しい目にはできるだけあわせたくないと思いました。猫には苦痛の意味がわかりませんから。 4.これは専門家ではないので、現状がわかりませんが、獣医として開業するに十分な研修年限をはっきりと法律で定められるべきだと思います。研修先の獣医科病院の質も法律で問われてほしいです。それと、獣医師免許取得後も、普通の資格によくあるように、講習を義務付けるべきだと思います(もうすでにそうだったらすみません)。あるいは自信がつくまで開業しないでほしい。 5.男の獣医師さんなら声の大き過ぎない人。女の獣医師さんなら声のかん高くない人が望ましいです。猫もいっしょにいて、病状とかの説明をしてくれるとき、がんばって説明してくれるのはわかるのですが、もともとなのでしょうが、すごく大きな声の人なので、ちょっとばかりうちの猫がびびってました(考えすぎでしょうか) 今通っている獣医さんは、話してくれるスピード・声調ともに、ゆっくりおだやかな声で、という人なので、助かります。 これはあくまでも個人的な意見ですが、開業獣医師として自信がおありになる方は、しゃべりかたひとつにも余裕が感じられます。その余裕からくる「ゆったり感」は、猫をおもう飼い主からすると、とてもありがたいです。親子代々獣医師さんであるということも評価すべきだと思います。 6.某獣医さんの著書で、「猫の入院ケージと犬の入院ケージをスペースを分けている、猫は見知らぬ犬との隣り合わせなんかいやがるに決まっているから」と書かれているのを読んだことがありますが、その意見には賛成です。 個人的な経験と感想を織り込んで書き込ませていただきましたが、わたし自身は「悪意ある獣医さん」には会ったことがありません。 意見がお役に立てれば幸いです。
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- sweet525
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私は今、愛犬たち(キャバ・Aコッカ・チワワ各1匹)の獣医さんに大変満足しています。 それはうちのわんこたちがたいした病気もなく、健康診断や予防接種くらいしかお世話になっていないからかもしれませんが。 個人的に思うのは獣医師だって人間だということ。 残念ながら完璧ということはありえないのではないでしょうか? どんな優秀なドクターでも神ではないのだから治せない病気もあるし、それでも愛犬には助かって欲しいと思うのは親心として当然とも思います。 だったら親が責任を持って納得いく治療や診断をしてくれる獣医師を探すしかないのではないでしょうか? 獣医師の診療の格差はあると言われるのはわかります。 私の周りにもあった話ですが、獣医師の誤診のせいで・・・とか言う話。 それってもちろん誤診をした獣医師も悪いと思いますが、診察を受けさせた飼い主にも責任はありませんか? 誤診のせいで云々と言うのなら、なぜ他の獣医師に診せないの?って思いました。 私だったら、現状では今の先生を頼っていますが、納得いかない診断結果だったら納得いくまで他の病院を転々と回ってでも診てもらいます。 獣医師会の向上にも期待はしたいですが、患畜側の診察の受け方の向上も考えなくてはいけないのではないかとも思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。いい獣医さんにおかかりのご様子ですね。 人間の医療もようやく患者側が医師を選ぶことが一般的になってきたように思います。獣医も当然、患者に選ばれることがあるべきだと思います。そして自分の不得手な部分、あるいは設備等の都合上対応できない部分は、紹介先を用意しておくことも大切だと、今回のいくつかのご回答を拝見し、感じています。 大切なことは、病気について患者さんも勉強すること、そして遠慮せずに質問することだと思います。 そのうち、いかに獣医を選ぶか?なんて言う本も出てきそうですね。いずれにしても、獣医と患者さんの信頼関係の中でよりよい医療を提供できたら、と思います。ありがとうございました。
- nya-da
- ベストアンサー率20% (5/25)
初めまして。いつもご意見参考にさせて頂いております。ありがとうございます。 この春、初めての愛犬とともに私も動物病院デビューを果たしました。今かかっている獣医さんが私と愛犬にとって今のところ唯一の獣医さんです。爪切りだけでも耳掃除だけでも決して嫌な顔をしないナイスガイです。 何を期待するかというと、やはり愛犬が病気になったり怪我をした時に適切な処置をして欲しい、というのが第一です。もしもの時に救って頂けるのなら私は多くを望みません。愛犬の命を守って頂けるのなら無愛想でも私が人間的に合わなくても、法外な金額を請求されても(実際にされたら困りますが…)その先生に頼ると思うのです。 しかしながら、そう感じるまでに必要なのはやはり信頼であり、信頼できると思うまでに幾ばくかの時間や関係が不可欠かと思います。獣医さんに限らず、医療の現場に立つ人間は私にとってみれば神の存在です。飼い主にとってみれば動物のお医者さんも人間のお医者さんも同じです。獣医さんにとって人間の医療と違い、外科や内科などの様々な専門分野がないということはそれだけの幅広い知識や経験が必要とされるということだと思います。私達も望み過ぎてはいけないと思います。そして獣医さんも出来ないこと、わからないことははっきりと飼い主に伝えてくれればと思います。 私は犬を飼っていますので、他の動物は全く無知でも犬のことなら100%任せろって先生がいれば頼ると思います。そういう専門知識はきっとお金にならないかなと思いつつ、やはり最終的にはそこに至ってしまいます。そんな基本的な事を心から期待しているのです。そしてその期待に答えてくれるべく専門知識や経験を十分積んだ先生にお願いしたいのです。 初歩的で、とても建設的な意見ではありませんが、思う事を書かせて頂きました。これからもよろしくお願いします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私もやっぱり、信頼関係はとても大切だと思います。獣医の場合は特に動物が自分では訴えられず、また自分で投薬・治療することができない分、飼い主がそれを代わりにしなくてはなりません。獣医と飼い主、動物の3者の良好な関係が良い獣医療には不可欠だと常に感じています。 ケースによっては、設備などの問題でどうしても個人の病院では対応できないことが出てきます。そういうときにも信頼できる高次医療機関を紹介できるように準備しておけば、nya-daさんの希望にも応えられそうですね。 ともあれ、きちんとした技術と知識が、信頼を得るために不可欠、ということですね。ありがとうございました。
- coo111
- ベストアンサー率21% (14/66)
猫1匹飼いです。 こちらでも何度か質問させていただき、ご意見大変参考にさせていただいています。 獣医さんへの要望とのことですが、色々考えてしまいますね。 最近思うことは、もっと積極的に検査や予防を していただけないかと言うことです。 体調を口に出来ない動物ですから、やはり検査は大切だと思います。 人間でも早期発見は検査からですよね。 うちの子は何度か病院にも行っていますが まだ、採尿・検便・血液検査といったことをしたことがないです。 これは飼い主が希望しないと出来ない事ですか? よく腎臓や肝臓?が悪くなって亡くなったいう話を 耳にします。 検査を定期的にしていれば異変に早く気づけたのでは?と素人考えですが思ってしまいます。 採血検査しますか?レントゲン撮りますか?などと 言われたりもしますが、、 必要ならしてください!と思います。 料金的な事もあるでしょうが、人の診察ではあまり聞きませんよね。どうなんでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。 基本的には獣医師側は、希望・同意がない限りはこちらから勝手に検査や治療行為をする、ということはできません。やはり飼い主さんとの相談の上で、初めてそれでは検査をしましょう、というかたちになります。不必要な検査の押し売りになってしまってはいけませんからね。 病院によっては、一通りの血液検査やレントゲン検査をセットにして、定期検診メニューとして提案しているような所もあります。そうでなくても、希望すれば一般的な項目は定期検診の意味で検査してもらえると思いますよ。 若いうちは3年に一度くらいで良いでしょう。8才くらいからはできれば毎年行っておくとある程度は安心です。しかし、血液検査やレントゲンで全ての病気が見つかるわけではありません。人間ドックにも同じことが言えますね。やはり普段の観察と異常があった場合の早めの受診が大切だと思います。
参考サイトは難しすぎて良くわかりません。 でも3番目の方の意見に私の気持ちが入っています。 多少値段は高くても高度な精密検査を受けたいと思います。テレビで大きな動物病院の事や凄腕先生を見ると都会は良いなと思います。 子供の頃から30年近く猫を代々飼ってきましたが昔と比べると凄く進歩しました。 その間先生の高齢の為の引退等で病院も何回か変わりました。 今の先生とは20年位の付き合いです。取り合えず満足していますが、できれば原因がわからない病気になった時遠方になっても又は高度な設備がある病院を紹介してくれるとうれしいです。 信頼しているから他の先生を紹介してくださいとは言いにくいです。今の所はそんな経験は無いですが今飼っている猫がそうなったら、お金は多少掛かっても先生の方から先生の出身大学病院の紹介をしてほしいですが地方ですので無理です。各都道府県に公的高度動物医院でも良いですからほしいです。無理ですが・・・。 猫の身体にマイクロチップを埋める運動を獣医師の方でも積極亭に勧めてほしいです。 各県にばらつきがあり装着率の高い県でも、ある一定の市町村だけなのです。私の県では県庁所在地の市は装着率は高いのですが、それ以外の市町村は無いに等しいです。 市町村役場に問い合わせをしましたその案は大変良い事ですが、1つの行政期間だけではなかなか難しいそうです。 私が役場に問い合わせをするまで担当課ではマイクロチップの話は知らなかったそうです。 もっと宣伝してほしいです。 この件は自民党の来年の法改正の法案に盛り込むか検討中だそうです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 紹介したサイトは参考までに記しただけですので気になさらないでください。 私も通常の診療は地域のホームドクターで、必要があれば高次の医療機関の紹介を受けられるような形が現時点で理想的なのかなと思っています。 設備などの都合で高次医療機関での診察が必要だと判断される場合は、獣医の側から選択肢の一つとして提案するべきなんでしょうね。それが患者本位のあり方だと思います。地域にもよるでしょうが、現状ではそこまでの形がまだできてきていないのかもしれません。 マイクロチップは私も高い関心を持っています。少しでも保健所で処分される動物の数を減らすのに役立って欲しいですね。
- unos1201
- ベストアンサー率51% (1110/2159)
パリでアルフォールに滞在していました。日本とは環境が違いますが、24時間、365日診療、値段を安くを望む人と、値段は高くても精密検査、可能な限り高度の治療を望む人のギャップが大きいのは見てきました。 専門医ほど、最終的にはホームドクター的な存在になりたいみたいですが、若い先生は専門を追及し、経験が深まるに従って総合的判断のできる紹介役をするホームドクターを要求しているように思います。 今年もバンセンヌの動物園とアルフォールに10日ほど行こうと計画していますが、アメリカとヨーロッパ、日本では雰囲気が違いますが、高度の治療には大学や専門病院が対応し、1次診療を近くのクリニックでという組織ができれば満足度も変わるのではないでしょうか。 一人のVETができる限界を広げすぎると無理がでるので不満が増えると思います。値段も検査検査では高額になるのが当然ですので、インフォームドコンセントをしっかりして欲しいというのが大多数の要求ではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私はフランスの事情は良く存じないのですが、アルフォールというのは大学ですか?日本には教官以外に臨床専任スタッフというのはほとんどいませんが、フランスはどうでしょうか。やっぱりレジデントみたいのがいるんでしょうか。 一時診療は地域の病院で、必要があれば大学などの高次医療に紹介、というシステムが、わたしも現状ではベストではないかと思います。しかし日本の大学にはスタッフが少なすぎるのが大きな問題だと感じています。 インフォームドコンセントのとりかたも含めての臨床教育だと思います。
日本の獣医学教育が臨床教育ではないのは既成の事実ですし、それはそれで何も問題がないでしょう。 小動物の臨床をするものもある、大動物臨床もある、公務員として食品衛生、公衆衛生に頑張っている人もある、製薬会社で新薬を開発している人もある。 ここに来られるほぼ100%の人は獣医師以外です。その人達を対象に獣医学教育の事や獣医師の倫理を話する事に何か意味がありますか? ご質問に獣医獣医とある方が個人的には目に付きます。 獣医ではなく獣医師だと思いますが。(一般の人にはどうでもいい話ですが。)
補足
質問の意図は、単に一般の方が獣医(獣医師、どっちでもかまいません)に何を期待しているのかと言うことが知りたかったんです。 内部だけで獣医の教育をどう変えるかという議論をしていても、かならずしも社会的な要求に応えられる獣医学教育が見えてこないだろうと思ったからした質問です。 私は臨床教育を欠いたいまの獣医学教育が「それはそれで何も問題ない」というふうには考えられませんが、その本意はどういったことでしょうか?
- mokonoko
- ベストアンサー率33% (969/2859)
結局、御質問はなんでしょうか? 最初の1行の部分であるなら ペットを健康な状態にして欲しい。経験的には期待に応えている。(犬・鳥) というのが回答です。 しかし、そこから先は獣医師教育について「意見を求めている」だけであり、それはここの運用ルールに沿わない内容(削除対象)です。 聞きたいことが大切な内容であることは理解できますが、ここの運用ルールには沿うべきだと思います。
補足
私の質問は表題の通りであって、獣医学教育に関して議論することを目的にしたものではありません。その前提となる材料として、獣医というものが社会から何を期待されているのかを知りたかった、というのが質問の意図です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり臨床というのは知識・技術だけ、と言うことではなく、インフォームドコンセントなどコミュニケーションが大切だと言うことを改めて認識しました。それに加え、動物の扱い方ですね。当たり前のようですが、やはり特に猫はそうですが、動物ごとの配慮は当然必要です。こういうのも全て含めて臨床教育だと思いますが、それが大学においてほとんどゼロだという現状は寂しい限りです。 入院ケージに関しては、犬と猫を分けるのは、欧米ではほとんど常識みたいですね。日本でもそのように変わってくると思います。 飼い主さんによっても、なるべく入院して病院においておきたい方から、なるべくお家での治療を希望される方まで様々です。ぜひ遠慮せずに希望をお伝えになって、よく相談して納得できる医療を選択してください。