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北条早雲と斎藤道三
これから、司馬遼太郎の「箱根の坂」と「国盗り物語」を読もうとしているのですが、どちらも長編で、途中で何が何だか分からなくなるのではないかと思い、事前の知識を得ておきたいと思い質問しました。 この二つの小説は、「下克上」の時代の幕開けを告げる北条早雲と斎藤道三の物語だと思うのですが、以下のことを教えて下さい。 (1) 小説を読む上で知っておいたほうが良い二人の共通点と相違点。 (2) この二人を知るための、他に推薦できるような小説。
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1. 別に知っておいたほうがいいということは特にないと思います。死んでる年を比較しても40年近く違いますし、地域も離れています。斎藤道三が早雲のことを知っていたとも考えにくいです。 共通しているのは、下剋上の象徴であること、それゆえに出自が明らかでないこと、世間では梟雄のイメージがありますが、実像はかなり違うと思われることでしょうか。 相違点としては、北条は五代続き、その五代の間いわゆるお家騒動というのが一度も起きませんでした。主だった戦国大名のほとんどがお家騒動(弟を擁立するとかナントカカントカ)を経験していることを考えると、北条五代は極めて稀有です。北条ファミリーの親子・兄弟間の結束の強さはこの時代を考えるとちょっと異常なほどです。しかし斎藤道三は子の義龍に殺されてしまいました(道三の最後には異論もあります)。 2. 元々二人ともあまり人気がない戦国大名なので、小説のネタにされることがほとんどありません。あったとしても、絶版かもしれないですね。 ちなみに偶然だと思いますが、ちょうどNHKの番組で3月10日に北条早雲を扱うようですよ。 http://www4.nhk.or.jp/chieizu/x/2015-03-10/31/20471/
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- あずき なな(@azuki-7)
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共通点ですか… 一代で身を起こして戦国大名になった点 国を鍛えて強くした道三と 城を堅固にして強くした早雲 信長は美濃を攻略するのに8年も掛かった それはマムシが鍛えた美濃だったから 一方で早雲の小田原城は天下の名城と言われた堅固な城 信玄・謙信すら落とせず 秀吉ですら10万の兵力を動員しました 国と城 ともに鍛えたものは違えど 共通点ちゃ共通点です
お礼
すみません。久しぶりにサイトを開いて、「お礼率」が100%でないので、「あれ?お礼は、全部したつもりだけど変だな」と思い、調べてみましたら、「お礼」が落ちていました。以後気をつけます。 「国を鍛えて強くした道三と城を堅固にして強くした早雲」ですか。小説で、そこまで読み取れるかどうかは分かりませんが、意識しながら読んでいきます。「箱根の坂」を半分ほど読み終えましたがおもしろいですね。
お礼
「別に知っておいたほうがいいということは特にないと思います。」……そうですよね。これから読むわけですから。 死んでる年が40年近く違うのですか。今、日本史の年表を開いたのですが、戦国時代というのは、100年くらいですよね。ということは、戦国時代に向けての「助走」の期間も相当あったというふうに理解した方が良いのでしょうね。 「イメージ」と「実像」……日本史に詳しいわけではないので、小説の内容に左右されるのは仕方ないと思いますが、意識しながら読んでみたいと思います。 「北条ファミリーの親子・兄弟間の結束の強さはこの時代を考えるとちょっと異常なほどです。」……その源泉は早雲にあるのかも知れませんね。意識して読んでみます。 番組を紹介していただきありがとうございました。見た方が良いのか、見ない方が良いのか?もう、本も買ってしまったし、「TVを見て、興味がなくなったらもったいないなぁ」なんてせこいことを考えてしまいました。(*^_^*) 「読めば分かる」というご回答でなかったので安心しました。(*^_^*)