• 締切済み

英文科学雑誌の和訳 添削のお願い その2

New Scientistに掲載されている記事の和訳をしました。質問No.8877109の続きです。 意味がとれないので、私としてはかなりの意訳を試みました。(9)の後段など自信なしです。 どなたか添削のほど、よろしくお願いします。 (1)From previous work they knew that it is possible to shear graphene from graphite, the form of carbon found in pencil lead. これまでの研究により、彼らは鉛筆の芯の中から発見されたカーボンの結晶形であるグラファイトからグラフェンに剪断することが可能であることを知っていた。 →これまでの研究によれば、彼らは鉛筆の芯に見られる(含まれる)カーボンの結晶形であるグラファイトに剪断力を加えるとグラフェンが得られることが知られている。  theyは誰を指すと考えるのが妥当でしょうか? Thomas Swanのような気がするのですが… (2)Graphite is essentially made from sheets of graphene stacked together like a deck of cards, and sliding it in the right way can separate the layers. グラファイトは、本質的に一組のカードのように相互に積み重ねられたグラフェンから形成されており、最も適切な方法により、それを変化することは、層を分離することが可能である。 →グラファイトはグラフェンが積重ねられた一組のトラップのような構造であり適切な方法により、層構造から一枚のグラフェンを剥がすことができる。 (3)Carbon smoothie カーボン スムージー  →炭素結晶混合物 (4)The team put graphite powder and a solvent fluid in a laboratory mixer and set it spinning. チームは粉末及び流体溶媒を実験用ミキサー投入し、回転する。  →研究チームは、粉末及び溶媒を実験用ミキサーに投入し混合する。 (5)Analysis with an electron microscope confirmed that they had produced graphene at a rate of about 5 grams per hour. 確立された電子顕微鏡による解析は、彼らが1時間に約5gレートでグラフェンを産出したことを確認した、 →彼らは、既に確立されている電子顕微鏡による解析方法で、グラフェンが1時間に約5gの割合で形成されていることを確認した。 (6)To find out how well the process could scale, they tried out different types of motors and solvents. この製法(方法)がどの程度良く鱗を落とあせるか調査(見出)するために、彼らは異なるタイプのモーター及び溶媒を経験した。 → この方法が薄片をどの程度作れるか確認するために、彼らは異なるタイプ(回転動力)のモータ及び溶媒を試した。 →この製法法の最適条件を探るため、数種類のモータ(回転動力)と溶媒の組合せについて検討した。 (7)They discovered that a kitchen blender and Fairy Liquid, a UK brand of dishwashing liquid, would also do the job. 彼らは、「機械的混合器およびフェアリーリキッド(食器洗用液体洗剤の英国ブランド)がこの仲立ちをすること」を発見した。 (8)"If you are using a blender, why use a fancy expensive surfactant? 「混合器を使うとき、何故とっぴな(風変わりな、法外な)高価な界面活性剤を使うのか? → 混合器を使うとき、何故法外に高価な界面活性剤を使うのか? (9)Why not use the simplest surfactant there is, and I guess that is Fairy Liquid," says Coleman.  何故、最も単純な界面活性剤を使わないのか? 私は、それがフェアリーリキッドであると思った」とコールマンは言う。 →(8)と(9)の“混合器を使うとき、何故、法外に高価な界面活性剤を使うのか? 何故、一般的な界面活性剤を使わないのか? 何故フェアリーリキッドなのか”とコールマンは言う。

みんなの回答

  • bakansky
  • ベストアンサー率48% (3506/7250)
回答No.2

必要な指摘は #1 の方がほぼしておられるので、こちらは蛇足回答です。 9) の文などは悩ましいですね。いきなり、9) から見てみます。口頭で述べているものですから、かなりくだけた調子が感じられます。 > Why not use the simplest surfactant there is, and I guess that is Fairy Liquid," says Coleman.  Why not ... は、「・・・ したらどう?」 みたいな、提案する時なんかに用いる定形じゃないでしょうか。そう見ると、  → もっともありふれた界面活性剤を使ってみたらどうかなと思って、思いついたのが "フェァリー・リキッド" なんだよ」 とコールマン。 8) に戻ると > "If you are using a blender, why use a fancy expensive surfactant?  7) の記述から、blender は 「台所にあるようなミキサー」 のことであるのは明瞭。  → ミキサー (みたいな身近なありふれた道具) を使おうというのに、高価な界面活性剤を使うなんてのはないだろ (マッチしないや)? 7) に戻ります。 > They discovered that a kitchen blender and Fairy Liquid, a UK brand of dishwashing liquid, would also do the job.  ... do the job は 「・・・ で十分だ」 「・・・ が役に立つ」 という一般的な表現。  Fairy Liquid は下記のサイトにあるように、欧州では一般的な台所用洗剤で、知名度も高い商品の名。おそらく日本の類似商品にも影響を与えていると思われる。  → 彼らは、台所にあるミキサーと、英国製皿洗い洗剤の "フェァリー・リキッド" でも役目をこなしてくれることに気がついた。 ここいらで 1) に戻ります。 > From previous work they knew that it is possible to shear graphene from graphite, the form of carbon found in pencil lead.  they は previous work に従事した人たちのこと。  そうすると、「彼らは ・・・ ことが知られている」 という訳は、日本語からして変です。they knew を直訳すると 「彼らは知っていた」 となります。  また、shear A from B は 「B から A を剥ぎ取る (切り取る)」 というような感じの意味の表現ですから、「剪断力を加えると」 という訳にはちょっと抵抗を覚えます。  → 鉛筆の芯にはグラファイトと呼ばれる形をした炭素が含まれており、それからグラフェンを抽出することが可能であることは以前から知られていた。 > Graphite is essentially made from sheets of graphene stacked together like a deck of cards, and sliding it in the right way can separate the layers.  この部分はよく訳されていると思います。  → グラファィトは基本的にまるでトランプのカードのようにグラフェンの膜が重なり合って形成されているものなので、適切な方法によってそれらの層を分離することができる。 > Carbon smoothie  英語ネイティブの人が smoothie という語を見て連想するのは、シャーベット状の飲み物のことではないでしょうか。材料は凍らせた果物や野菜で、それらを牛乳やヨーグルトなどと氷をいっしょにしてミキサーに入れて攪拌します。   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC  「カーボン・スムージー」 というタイトルを付けたのは、ミキサーで攪拌するということがイメージとして重なるからです。いわば冗談半分みたいな感じでタイトルを付けているわけで、「炭素結晶混合物」 であるには違いないとしても、そう生真面目に訳されては、原文のユーモアが失われてしまう気もします。あえて訳すなら 「炭素ジュース」 とか ・・・ > The team put graphite powder and a solvent fluid in a laboratory mixer and set it spinning.  kasudako さんは現在形で訳しておられますが、私は put は過去形で使われていると考えます。  → グラファイトの粉末と溶媒液とを攪拌機に入れて、攪拌した。 > Analysis with an electron microscope confirmed that they had produced graphene at a rate of about 5 grams per hour.  Analysis with an electron microscope confirmed that ... は、「電子顕微鏡で見てみると ・・・ だった」 という訳し方もできます。  → 電子顕微鏡による観察で、1時間の攪拌につき約5グラムの割合でグラフェンが精製されていることが確認された。 > To find out how well the process could scale, they tried out different types of motors and solvents.  単に try でなくて try out と表現しているのは、手を変え品を変えしてというか、あれこれと試してみたということを表しています。  → 彼らは動力を変えてみたり溶剤を変えてみたりして、精製の効率の上がる方法を探った。 * 今回はちょっと変則的な形で回答を書いてみました。

参考URL:
http://en.wikipedia.org/wiki/Fairy_%28brand%29
kasudako
質問者

お礼

bakanskyさん いつも丁寧に見ていただきありがとうございます。 …おっしゃる通り、ユーモアのある文章であることは、感じていましたがそれを表現する余裕がありませんでした。ユーモアのある文章である分、苦戦したといった感じです。 頂きた訳を参考にもう一度訳し直して見ます。今回は、お二人の方から丁寧な回答を頂ました。心苦しいのですが、ベストアンサーなしにさせて頂きます。 今後ともよろしくお願いします。

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8529/18257)
回答No.1

(1)OK > theyは誰を指すと考えるのが妥当でしょうか? 過去の研究者でしょう。文脈からはThomas Swanの研究者のことかな。 (2)OKだけれどトラップではなくトランプ (3)カーボンスムージーのままでよい気もする。 →炭素結晶混合物 (4)OK (5)「確立された」ってもしかすると「confirmed」に対応しているのかな?confirmedは普通の動詞ですよ。analysisが that以下のことをconfirmした。 produceは産出と訳すのはよくないが、後の訳ではうまく処理されている。 rateはproductionのspeedです。後の訳ではうまく処理されている。 (6)scaleというのは、日本語の外来語としても規模とか定規とかでおなじみです。ここでは規模を変える(大きくする)と言うことです。実験室レベルから工場レベルにすると言うことですね。 規模を拡大するためには、実験室で使用した材料では高コストなのでしょう。 (7)「機械的混合器」「仲立ちをする」って? 家庭用ミキサー、うまくいくと言った訳で十分では? (8)OK (9)OK →(8)と(9)の“混合器を使うとき、何故、法外に高価な界面活性剤を使うのか? 何故、一般的な界面活性剤を使わないのか? 何故フェアリーリキッドなのか”とコールマンは言う。 これでは意訳しすぎです。フェアリーリキッドが高価なのか安価なのか定かではないですが、この訳ではフェアリーリキッドは法外に高価な界面活性剤と言うことになっています。本当なのですか?原文(9)ではフェアリーリキッドは単純な界面活性剤の例として登場していますよ。

kasudako
質問者

お礼

f272さん 丁寧な回答ありがとうございます。  …(5)は長文でもないのに、混乱していました。(8)、(9)では、家庭用に小売りされている洗剤は、工業的に使用されている洗剤より割高との思い込みがありました(他にも、訳しきれない部分を解釈するときに、かなり思い込みがあったと思います)。頂いた訳を参考にもう一度訳し直して見ます。 今回は、お二人の方から丁寧な回答を頂ました。心苦しいのですが、ベストアンサーなしにさせて頂きます。 今後ともよろしくお願いします。

関連するQ&A