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foolとstupidとの相手に対する受け取られ方
の違いは。
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foolとstupidとの相手に対する受け取られ方 言語というのは、話す場合、単に、単語だけでなく、文脈、声色、声のピッチ、顔の表情、ジェスチャー、スピード、間の取り方など、さまざまなことをトータルで判断することになります。ですから、その中に単語の意味の違いというのも一部ありますが、それだけでない、つまり、foolとstupidでどういう違いがあるかというレベルでは推し量れない部分があるものです。 以上のことを前提に、でもしかし、foolとstupidはどうちがうか、あるいは、声を聞かないメールなどではどういう違いが出るかというレベルで考えてみます。 1.名詞のfoolの強さ 文脈にもよりますが、 (a) You are a fool. (b) You are stupid. では、(a)の方が名詞だけに強い意味となります。 (a)をYou are foolish.と言えば、ばかな、ばからしい、馬鹿げた、おろかなーーという形容詞であり、それと似ているのがstupidです。ところが、a foolというと、馬鹿者ーーという、ばからしいとか、馬鹿げたとかの形容詞と違い直接的です。 簡単に言えば、foolが馬鹿者で、foolishが馬鹿者っぽいーーという説明でわかると思います。 2.stupidの方がより口語的 foolやfoolishも口語で使えますが、stupidの方がより口語的です。もちろん、sillyのほかにloopy, dumbなど、もっと口語的なものもあります。でも、やはりstupidは口語的な言い方です。 3.ぼけっとしたイメージがstupidに近い。 stupidはもともとフランス語からきて、その大元の意味は「無感覚になっている、気絶しぼうとしている」(ジーニアス英和大辞典より引用)という意味です。他方、foolは、ラテン語の「頭のからな人」という意味で、バカ面という感じです。ですから、stupidはぼーっとしている、foolishは能無しで、頭がからっぽに見えるーーという感覚なのだと思います。 以上のような違いがありますが、はじめに申しましたように、コミュニケーションはtotal performance(トータルな表現、つまり、表情や声の出し方等すべて)によるので、相手が堂受け止めるかは、時と場合によりますとしか答えようがありません。 以上、ご参考になればと思います。
お礼
くわしいご解説に感謝します。 話し言葉的の説は思いがけぬ角度でした。