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フランスがパレスチナを国家承認する背景とは
- フランス議会下院はパレスチナを国家承認する決議案を可決しました。
- 国家承認によって和平協議の再開を促す狙いがあります。
- スウェーデンや他のヨーロッパ諸国もパレスチナを承認し、圧力をかけています。
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>どうして国家承認すると中東平和に繋がるのですか ここについて、なるべくシンプルに回答しましょう。 現在、中東にISISと呼ばれるところがあります。「イスラム国」と呼ばれることもありますが、国際社会から国家としては認められていません。国家元首も誰なのかはっきりしないし、憲法どころか法律もそれに基づいた警察などの官僚組織もできていないのですから、国家の体をなしているとはいえないでしょう。 ISISは国家として国際社会から認められていませんから、アメリカを始めどの国も宣戦布告なしに攻撃できますし、その是非について国連で議題にされることもありません。つまり、世界でISISを公式に扱ってくれる国はどこにもないのです。 もし、国際社会から国家として認められたら、その国に対して攻撃をするには宣戦布告しなければいけませんし、そうなればその国の国民やあるいは世界のどこかの国から反対の声が上がったり、国連で議題にされることも起きます。 つまり、その国に対してそうおいそれと戦争をするわけにはいかなくなります。 パレスチナが国家として国際社会から認められれば、イスラエルもそうそう気軽に戦争はできませんし、イスラエルの後ろ盾であるアメリカも大っぴらにイスラエルの支持はできなくなります。国際社会がアメリカに対し「イスラエルはお前の子分だろ。親分として命令しろや」というプレッシャーもかかってくるでしょう。 だから、おいそれと戦争ができなくなれば、平和にも繋がるというわけです。
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- hekiyu
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"どうして国家承認すると中東平和に繋がるのですか" ↑ これはパレスチナとイスラエルの双方から考える 必要があります。 ・パレスチナ 国家として承認されれば、不満も和らぎ テロも減るであろう。 テロが減れば、イスラエルの攻撃も減らざるを 得なくなるだろう。 ・イスラエル 国家として承認されれば、安易に攻撃しにくく なるのではないか。 侵略になるから、世界の批判もより厳しくなる であろう。
- kamobedanjoh
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イスラエル国家の独立と、国連加盟に最も積極的だったのがアメリカです。 始めは世界一?小さな国でしたが、「神から約束された土地」と称して、近隣、特にパレスチナ地域への侵略を開始し、アメリカはその後押しさえしました。一時はエジプトの領土も占領していました。 パレスチナの民族も「独立」を目指して、侵略者イスラエルと戦い続けてきました。 その間、アラファト議長の存在感が高まり、一時は国連への加盟も実現しそうな勢いでした。 残念なことに、アラファト死去後は、パレスチナの独立運動も分裂してしまいました。 イスラエルを支援したのはアメリカだけではありません。フランスは核武装の支援さえ行いましたし、イスラエル右翼思想(シオニスト)の根拠地は、イギリスにありました。何れも第二次大戦で、ナチスの蛮行からユダヤ人を救おうとした経緯があります。 第二次大戦の結果多くの民族が独立を果たしましたが、アラブ地域は石油利権等も絡んで、第一次大戦時の領土分割がそのまま残され、クルド民族はトルコ、シリア、イラクの領土内に三分割されたまま、今日に到っています。 イギリスやフランスの国内でも、余りに侵略的なイスラエル右翼政権への批判が起き始めているようです。 パレスチナ国家が広く承認されることは、イスラエルの野蛮な行動を国際的に規制する効果が期待出来ます。
お礼
みなさん、返答有り難うございます よくわかりました 最後の方をベストアンサーにして閉じます 今後もおねがいします