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有るは、無い。

雪中庵(@psytex)の回答

回答No.14

ディラックが、素粒子のエネルギー状態に、負の状態が 可能な事を発見した時、それによって通常の(正エネル ギー状態の)素粒子は、エネルギーを放出して負エネル ギー状態に落ち込むので、安定して存続し得ないはずで ある事に悩んだ。 そこで、全ての負エネルギー状態がビッシリ埋まっている 事によって落ち込む事ができない、という推論に基づき、 エネルギーを集中する事で負エネルギー素粒子を、正エネ ルギー状態にたたき出し、通常の素粒子が現れる事を予測 した。 また同時に、「ビッシリ詰まった負エネルギー粒子」が 1個抜けた穴(空孔)が、「負の中の0=正エネルギー」 として捉えられる(エネルギー以外の性質は逆になる)と 予測し、それは反粒子として発見された(通常の粒子と 反粒子の対発生)。 つまり、「反粒子がある」というのは「負エネルギー粒子 がない」という事なのだ。 さらに言えば、我々を構成している「通常の粒子」が、 実は真空を形成している負エネルギー状態の反粒子の 「空孔」であると言えなくもないのだ(等価)。 その事は、粒子が存在確率をもって存在しており、無限に 詰め込むと存在確率の山が重なって平坦になる=無と等価 である事につながる(無=不確定性無限)。 つまり、「真空に1粒子を加える」と「1粒子を引く (それによって相殺されていた相補的可能性の顕在化)」 は等価なのだ。

kurinal
質問者

お礼

psytex様、ご回答ありがとうございます。 正直、「二次方程式」で挫折した小生には、 理論物理学?は、どうにもならないのですが、 >「つまり、「真空に1粒子を加える」と「1粒子を引く (それによって相殺されていた相補的可能性の顕在化)」 は等価なのだ。」 ・・・聞いた事があるような気がします。 (世界の成り立ち?)