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1次近似式の求め方
- 1次近似式の求め方について説明します。具体的な式と指定する点を使って解説します。
- 1次近似式は、指定した点の近くで関数を直線で近似するための式です。指定した点のまわりで関数を線形化することで、関数の挙動や性質を簡単に見ることができます。
- 以下の式を例に取り上げます。
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2変数x,yの場合のテーラー展開をx,yについて1次の項まで求めるだけの問題でしょう。 一次の偏微分は微分する変数でない変数は定数とみなして微分すればよいです。 f(x,y)=f(a,b)+(x-a)f_x(a,b)+(y-b)f_y(a,b) (1) (a,b)≠(0,0) f(x,y)=(x^2+y^2)^(1/2), f(a,b)=√(a^2+b^2) f_x(x,y)=x(x^2+y^2)^(-1/2), f_x(a,b)=a/√(a^2+b^2) f_y(x,y)=y(x^2+y^2)^(-1/2), f_y(a,b)=b/√(a^2+b^2) ∴f(x,y)=√(a^2+b^2)+a(x-a)/√(a^2+b^2 +b(y-b)/√(a^2+b^2) (2) (a>1、b>0) 自然対数log[e](・)をln(・)と書くと f(x,y)=log[x]y=lny/lnx, f(a,b)=log[a]b=ln(b)/ln(a) f_x(x,y)=lny*(-1/(lnx)^2)(1/x), f_x(a,b)=-ln(b)/(a(ln(a))^2) f_y(x,y)=(1/y)/lnx, f_y(a,b)=1/(b ln(a)) ∴f(x,y)=ln(b)/ln(a) -(x-a)ln(b)/(a(ln(a))^2) +(y-b)/(b ln(a)) (3) a>0 f(x,y)=tan^-1(y/x), f(a,b)=tan^-1(b/a) f_x(x,y)=-(y/x^2)/(1+(y/x)^2)=-y/(x^2+y^2), f_x(a,b)=-b/(a^2+b^2) f_y(x,y)=(1/x)/(1+(y/x)^2=x/(x^2+y^2), f_y(a,b)=a/(a^2+b^2) ∴f(x,y)=tan^-1(b/a) -b(x-a)/(a^2+b^2) +a(y-b)/a^2+b^2) (4) a>0 自然対数log[e](・)をln(・)と書くと f(x,y)=x^y=e^(yln(x)), f(a,b)=a^b f_x(x,y)=(y/x) x^y, f_x(a,b)=b(a^b)/a f_y(x,y)=ln(x) x^y, f_y(a,b)=ln(a) a^b ∴f(x,y)=(a^b){1+b(x-a)/a +(y-b)ln(a)} (5) 指定する点:(x,y)=(1,-1/4) 公式{sin^-1(t)=1/√(1-t^2)を使う。 f(x,y)=sin^-1(x+2y), f(1,-1/4)=sin^-1(1/2)=π/6 f_x(x,y)=1/√(1-(x+2y)^2), f_x(1,-1/4)=2/√3 f_y(x,y)=2/√(1-(x+2y)^2), f_y(1,-1/4)=4/√3 ∴f(x,y)=(π/6)+2(x-1)/√3 +4(y+1/4)/√3 以上。 微分ができなければ合成関数の微分について教科書を復習してください。
お礼
ありがとうございました。 微分があやふやなんで復習してみます