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日本語の右横書き/本などの実例
右横書き、左横書きの歴史について多くの方々が、説明しておられます。 第二次大戦前までは、両者が混在していたように思われます。 しかし右横書きの例として示された実例は【看板】【本の表紙】【なんらかの見出し】などで、殆 どは1行の物でした。 どなたか、何行もの文章が右横書きで書かれたものをご存じですか。 ページ全体が右横書きの書籍/資料がありますか。 文献名、見られる場所(どこかの図書館)を教えて下さい。写真があれば嬉しいですね。
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ページ全体というものは見たことありませんが、2行以上のものなら、手元のものでも見つかります。 まず、文芸書の口絵の下の説明文です。 世界大衆文学全集 第10巻 佐々木邦訳『マーク・トウヱーン名作集』1929年3月 改造社 てし會出で來往にクレーブ偵探とンソルヰウけ抜はムト (照参頁九二一) ため始を話會 かろうじて2行です。 次は、雑誌の写真や図版の説明文です。「科学画報」第1巻7号大震災号 1923年10月 新光社 を靈生の千四萬三るたし死燒てに廠服被所本は上 を骸遺の者死燒 中 。向回の族遺てに壇祭るれ祀 に山の骨 下 。りせ要を日十約にく燒部全 。く燒 涙の民市ぐゝそ これが最大で、これをこえるスペースは縦書きになるようです。1行8字が最小縦書きです。 最後に広告の文面。「レコードタイムス」第8巻10号 1934年10月 東京音譜商会 に載る「金貨型蓄針(金貨型容器にレコード針200本を入れたもの)」の広告です。 國外等アビムロコ ・ ー タ ク ビな價高 賣發新度一に前の用使御を品製社會 致め勸御を用試御の針蓄印型貨金の ビ イ ラ ドに一第國我は品本 。すまし まめ始を査檢鏡微檢のト ンイ ポ グ ン 技/\よい回今で品製の場工弊 たし すで第次たし致賣發て得を信確の術 ド ー コ レく良はト ンイ ポの其てし然 出を音生再るな全完 、ひ合に溝波の もぬか反に待期御の樣皆やず必事す 。すまり居てじ信との
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- merrybluecard
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ご質問の趣旨を取り違えたようです。求められているのは戦前の書物のことだったんですね。すみませんでした。
- merrybluecard
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臨床心理学関係の書物にはそのようなものは珍しくないのでは。 いま手元にある本では、創元社から出ている「壷 イメージ療法」は全編そのように書かれています。
補足
merrybluecard様 ご回答有り難うございます。 未だ教えていただいた書籍を見ておりませんが、 著者の田嶌誠一さんは戦後生まれの方であり、本の発行は1987年です。 この本が右横書きで書かれているとは思えないのですが。 何か誤解があるのではないかと思います。
- trytobe
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横書きで構成されながら、日本語を左から右に書く、というのは、蘭学を学んだ人々がオランダ語辞書や英語辞書を作ったときにすでに見られます。 『英和・和英語彙』 メドハースト編纂 バタヴィア 1830年 http://www.clib.kindai.ac.jp/kikoHR/kaidai/201010_eiwa.html これは、英単語に対する日本語をカタカナは横に90度回した縦書きにするとともに、日本語の漢字表記は左から右へ記す、というスタイルをとっています。これは、それまで縦書きで書くので済んでいた日本語を、わざわざ横書きの言語と並べて記述するためには、左から右に日本の漢字カナを連ねるのが自然だろう、という「学者ならではの理屈に基づく判断」があったのでしょう。 これ以前の『蘭語訳撰』 文化7(1810)年.では、分野を表す日本語が右から左、となっていますが、これは、訳語と同じ行に書くようなことはなく、「見出し」として日本語だけを右から左に書く、という点で、横書きの言語と混合して日本語を横書きする、という意識がまだ無かった(少なくとも編纂者の方針ではなかった)のかと思います。 蘭語訳撰 http://www.kufs.ac.jp/toshokan/gallery/138.htm
お礼
trytobe さん 非常に早いお答えをいただきました。有り難うございました。 以下は、お礼であり、追加の質問であり、将来への提案でもあります。よろしく。 1. 興味あるサイトをご紹介いただき感謝いたします。 東京在住のリケロ(理系老人)ですから、国会図書館。大学の図書館などへ時間と体力に相談しながら、暑さにも注意しながら、行ってみたいと思います。 というのはご紹介いただいたサイトの写真は必ずしも読みやすくないので、直接、見たいと思ったのです。 2. 一方に於いて、明治以降に発行された本、新聞などで、右横書きの物はないのでしょうか。 対象は異なりますが、数学や、物理学の本で、通常の仮名はカタカナ、外来語/外人名は平仮名の本(これは左横書き)は沢山ありますね。 3.江戸時代の書籍の電子化は国会図書館、大学などでもっと加速してよいのではないかと思います。ヨーロッパでは、電子化も進み、例えば日本からのダウンロードも可能、しかも私のような素人からの問い合わせにも親切な回答が得られます。 もし更なるお知恵を拝借できるならとお願いする次第です。
お礼
有り難うございました。 第二次大戦前には、多くの書物が右横書きで出版されていたと、勝手に思い込んでおりました。これは間違いで、 1.それほど多くはない。 2.長さも数行程度である。 と云うことが分かりました。 早急に図書館に行く予定が立ちませんので、この質問を一先ず閉じることにいたします。 素早いお答えをいただいておきながら、私の行動が遅く、心苦しく思っております。 お許し下さい。
補足
kzsIVさん 有り難うございます。まさに欲しい物ぴったりの資料を教えていただきました。 文例も、書き出していただき恐縮しております。右横書きを書くのは時間が掛かったろうと想像いたします。 教えていただいた文献も、時間と体力に相談しながら、図書館へ行ってみます。 そのものずばりでなくとも、同じ叢書の別の巻きでも見られそうです。 自宅近くにある図書館は、国会図書館、東京都図書館、東京大学図書館などです。 今日明日というわけには行かないでしょうが、結果はご報告いたします。 なお、質問を出した理由は単なる興味です。友人間の話で、具体的な資料を持たない人しかいなかったので、このサイトに伺いを立てたのです。 今日お礼を書いてしまうと報告を書く欄がありませんので、本日は補足欄を利用いたします。