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寺山修司はなぜ嘘つきなんですか。
どんな嘘がありますか。
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- kohichiro
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回答No.2
創作するひとはあることないことをさもあったように描きますが、それはウソとは言わないでしょう。寺山修司は全生涯が彼の作品のようなものです(私小説的なものも多いですし)から、おそらくですが現実と想像との区別がつかなかったということもあったのではないでしょうか。それらの操作結果が芸術的に優れたものになっていたわけで、それを嘘をついたとかいうのは彼をことさら汚すための中傷のようなものだと思います。若いころから才能が飛びぬけていましたし注目されましたから、彼の出自を良く知った故郷の知人などでねたむあまりにそういう表現をして語った人がいたのかもしれません。なさけないし可哀そうだとおもいます。
- Postizos
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回答No.1
なぜとのことですが、作品を良くするためでしょう。あるいは人の心をつかむためと言っても良いかもしれません。 有名な話では母親に「私を何度殺すつもりか」と言われたそうです。寺山は母の死をテーマに短歌を発表して話題になっています。母親殺しというのも一貫した作品テーマとして何度も出てきています。寺山修司の自伝的な文章については創作であるという目で見たほうが良いようです。 寺山修司は青森県の三沢の出身ですが、同じ青森でも津軽出身の歌手三上寛も作品の中で父や母親を死なせています。しかし青森の友人にこの話をしたところ、「三上寛の個人の体験としては嘘かもしれないが(青森では)全部本当の話だ」ということでした。 つまり個人の体験としては嘘であるけれども地域や時代の人の心としては共感できる共通の精神的な物をテーマにしたからという事は言えないでしょうか。