- ベストアンサー
示性式について
組成式がCH2O 分子式がC2H4O2 となった物質がありました。 その物質はカルボキシル基を持っていたそうなので、 -COOOを組成式と分子式に足した結果、 組成式が方が-CH2OCOOOと 分子式の方が-C2H4O2COOO という示性式が出来上がったのですが答えは CH3COOO となっていました。 示性式とはどの式にカルボキシル基を足すものなのでしょうか? それとなぜ組成式と分子式に足す場合に元のOが消えている気がするのですがなぜでしょう? 組成式、分子式、示性式CとHとOはどの順番に並べてもいいものなのでしょうか? ご回答の方よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず、カルボキシル基は-COOHです。-COOOではありません。 そして、組成式というのは原子の個数の比率しか表しておらず、実際の構造を考える直接のヒントにはなりません。 分子式がC2H4O2ということですので、この物質は炭素原子2個、水素原子4個、酸素原子2個でできています。 「○○基を持つ」とは、分子を構成する原子がどのように結合していたかのことです(これは日本語力の問題)。 C2H4O2にさらに-COOHがつくのではなく、C2H4O2のうち一部の原子のつながりが特定できたと言うことです。 よって、C1個とH3個は未確定ですが、-COOHだけは確定です。 このあと-COOHの左につながる原子を考えるのですが、 HをつなげてしまうとH-COOHで完結してしまい、分子式C2H4O2になりませんからこれは違います。 ということでCをつなげます。C-COOHとなり、Cの残った結合の手にさらに3つ水素が結合できますから CH3COOH、分子式にしてC2H4O2となって題意を満たします。 高校化学の構造解析は所詮パズルです。楽しみましょう。 組成式、分子式はC,H,Oの順に書くのが慣例で、 示性式は特定の官能基を目立たせて書く物ですから、その官能基がわかるように書かねばなりません。 官能基がわかれば性質がわかる、だから示性式と言います。
お礼
-COOOではなく-COOHでしたね。すいません(^_^;) 分子式の方で考えるのですね。 詳しいご解説ありがとうございました!