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ローターの鋳巣
三相誘導モーターのローターバー(アルミ)に鋳巣がある状態でモーターを駆動すると、鋳巣がない正常なローターのモーターと比べてどのような不都合が生じるかご教授願います。
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- ninoue
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回答No.1
ローター抵抗が部分的に大きくなるので対応して電流が減少し、出力トルクが減少する。 ローター抵抗が大きくなった部分の発熱が大きくなり、部分的な過熱等の問題が発生する。 同じくステーター:1次側各相の電流がアンバランスになり、等価的に逆相電流が大きくなり出力トルクはより大きく減少する。 (但し電流が大きい/小さい相は固定されずに滑り速度で移り変わって行く) 大体以上のような点だと思われます。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 シャフトに外から一定トルクの負荷をかけている場合、鋳巣があるローターバーが形成する回路を回転磁場が追い抜くときは誘導電流が小さい分トルクが小さくなりローターの回転速度が落ち、続けて回転磁場が鋳巣のないローターバーが形成する回路を追い抜く場合はローターの回転速度が落ちている分だけその回路を貫く磁束の時間変化が大きくなり大きな誘導起電力が発生する分だけ大きなトルクがローターに生まれる。つまり、出力トルクは小さくなったり大きくなったりを繰り返しているが、電流がアンバランスになる分だけ効率が下がっていることもあり、時間平均すると出力トルクが下がっているという理解でよろしいでしょうか。