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普段何気なく使っていますが、よく考えてみると、違和感があります。「いただく」は尊敬語で、「~ておる」は謙譲語で、くっつけても大丈夫でしょうか。理由も合わせて教えてください。
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すでにご回答にもありますように「いただく」は謙譲語です。 正確に言うと謙譲語Iです。 一方の「おる」も謙譲語ですが、こちらは謙譲語II、または丁重語と呼ばれるものです。 謙譲語Iは、敬意を示すべき相手や敬意を示すべき相手の物に向かう自分の行為について用いますが、 謙譲語IIは、話している相手に対して丁重な表現をするために用います。 先生からもらったお茶について、「いつもおいしくいただいております」などと先輩に対して言う場合。 先生からもらったお茶を飲むという自分の行為なので「いただく」という謙譲語Iを使います。 また、話している相手が先輩なので「おる」という謙譲語IIを使います。 この場合、謙譲語+謙譲語で二重敬語になりはしないか、という懸念が湧くかもしれませんが、接続助詞「て(で)」でつながれたフレーズは「敬語連結」という用法になり問題ありません。 それぞれ別の動作(目的)に対して使用するので「二重」という概念を適用するには当たらない、という解釈だろうと思います。 上記は「先生からもらったお茶」+「話す相手=先輩」、つまり、敬意を示すべき相手からもらったお茶について敬意を示すべき相手に話す、という構図についてでした。 すでにご理解いただいたとは思いますが、他の場合はどうなるか一応提示してみます。 ・「先生(先輩)からもらったお茶」+「話す相手=友人」→「いつもおいしくいただいている」 ・「友人からもらったお茶」+「話す相手=先輩(先生)」→「いつもおいしく飲んでおります」 ・「友人からもらったお茶」+「話す相手=友人(本人でも別の友人でも)」→「いつもおいしく飲んでいる」 さらに詳しくお知りになりたければ下記サイトがご参考になるかと思います。 「敬語の指針」 http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/pdf/keigo_tousin.pdf
その他の回答 (2)
「いただく」は使いかたによって、謙譲語、丁寧語、他動詞の使い方があります。 尊敬語としては、他動詞の形でつかわれることがあります。 「○○氏を会長に頂く」・・・「○○氏を会長にして、それに従っている」という意味になります。 食べる、飲むの丁寧語 「△△を熱いうちにいただく」 前後関係で質問文がこの場合に相当すると、 「△△をいただいております」・・・「△△を食べています」の意味になります 謙譲語としては 「「待たせて頂いております」・・・「待たせてもらっています」の意味になります。 前後の関係から間違っているとも、正しいとも言えます。 (やたらに馬鹿丁寧過ぎて間違っていることもあります)
お礼
ありがとうございます。
「いただく」は謙譲語だよ。だから大丈夫。
お礼
その通りでした。ありがとうございます。
お礼
ご丁寧にありがとうございます。勉強になりました。