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法学部の教官になるのに、司法試験は必須?

できれば専門知識のある方にご回答願います。 国立大学法学部の教官(教授、准教授、講師など)になる方々は、皆さん司法試験をパスされているのですか? 医学部ですと、臨床ではない基礎系でも教授、准教授あたりは皆必ず医師免許を持ってます。 教えてくださると幸いです。カテ違いだったらごめんなさい。

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  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.3

 司法試験に受かって、裁判官などの実務を経ずに教授などをしている人もいますが、それは「学者」としては「横道にそれた人」というイメージでしょう。保険をかけた感じ。  もちろん、裁判官や検事、弁護士などの実務経験を踏まえて教授などに迎え入れられた人もいるわけですが、少ないです。  学生時代に読んだちょっと古い本でビックリしたのですが、歴代の東大法学部教授は弁護士資格どころか、博士号さえも持っていない人が多いそうです。  博士号を取るのは、大学院を経た人が圧倒的なわけですが、東大の俊英と言われるような学生は、学部卒業とともに助教(当時は助手)として採用され、大学院へは行かないのだそうです。すぐ、教える側、指導する側になる。月給ももらえるし。  助手で論文を2本くらいしあげて、講師もしくは講師を飛ばして准教授になり、(講師としての論文や)准教授として論文をいくつも書いて、やがて教授になってさらに論文を何本もしあげ、引退間際になってこれまでの業績の集大成のような論文を書いたり本にしたりして博士号を申請し取得するのだそうです。  それを手土産に、私立大へ行く・・・ と。  そういうエリートコースの人に言わせると、大学院へ行って(行ってまた指導してもらって博士号を取る)ような学者は二流だそうです。  医学部の学者は医師免許がないとできないことがたくさんありますが、弁護士資格なんてなくたって、研究にはぜんぜん差し支えありませんから、当然、資格の持つ価値が違います。  それから、曖昧な記憶ですが、何年か法学者をやっていると弁護士として登録する資格ができるんじゃなかったかな。  弁護士にならないと学者になれないのではなくて、学者になると弁護士になれるんです。  登録の資格を取る頃にはそこそこの年齢になるので、そのころには裁判官や検事に任用される年齢を過ぎていて、実際になれるのは弁護士だけですし、その歳で弁護士になって裁判に出て丁々発止の激論、駆け引きなんて難しいので、登録する人は少ないだろうと思いますけど、制度的にはそういうふうになっていたように思います。  

emiringo6780
質問者

お礼

おもしろいですね。たいへん勉強になりました! 東大法学部でもそうなんですか…。東大文I(理IIIも)クラスになると、超エリートもしくは奇才、ってイメージがありますもんね。東大医学部を卒業して、医師国家試験を受けずに今はまったく別の仕事で成功している人を知ってます。凡人の私にはそんなオソロシイこ真似はとてもできませんが。 話が逸れました。確かに法律の世界と医学はその質がまったく違いますもんね。法律の世界の方が、講義(研究)と実務に開きがあるor幅広い問題を取り扱うといった感じなのでしょうか。医学部は職業訓練校(専門学校)だから、教官も当然Dr.なんですね。調理学校の先生が調理師免許を持ってないなんてあり得ない感覚に近いでしょう。 その分野ごとに、資格の意味が違っていることがよく理解できました。 ご回答ありがとうございます。

その他の回答 (2)

noname#202739
noname#202739
回答No.2

そんなことないよ。 求められることが全然違う。 学者ってのはマニアックだからね。 司法試験では絶対に問われないこともかなる深堀するから。 でも、司法試験をパスした人もいることは事実。 弁護士やった後に教授って人もいる。 一方では院に行って、マスター取る人も。 あなたがやりたいのは研究なの? それとも、社会を直接的に変えること? なんで教官になりたいかが大事。

emiringo6780
質問者

お礼

参考になりました。 既に理系の専門職なので、私が目指しているわけではありません。単純な疑問です。畑違いのことって、本当にわからないんですよね。 ご回答ありがとうございました。

回答No.1

元検事、判事等を除けばパスしていないでしょう。 医学部を卒業する程度の学力で合格できる医師免許と司法試験を比べること自体無理があります。

emiringo6780
質問者

お礼

参考になりました。 司法試験と医師国家試験を同列に比較しているわけではありませんよ。学生が、資格を有する専門家の下で講義を受けるシステムになっているかどうかの、ものの例えです。 ご回答ありがとうございました。

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